ケンサキイカ
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ケンサキイカ | |||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||
DATA DEFICIENT (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Uroteuthis edulis (Hoyle, 1885)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
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英名 | |||||||||||||||||||||
swordtip squid |
ケンサキイカ(剣先烏賊、Uroteuthis edulis)はヤリイカ科に属するイカの一種。
日本各地、主に日本海から東シナ海にかけて漁獲されている。アカイカ・シロイカ・マルイカ等の地方名がある。また、体長が40cm以上の個体は、別名「弁慶イカ」とも呼ばれる。
いわゆるケンサキイカとして指されるゴトウイカ型、ずんぐりむっくりとしてブドウイカ型、特に小型のメヒカリイカ型の3つに分類されるが[2][3]、遺伝的には同種であり環境による変異であるとされる[4]。 主に大型の春季成熟群、やや小型の夏季成熟群、小型の秋季未成熟群の3つの成熟群が出現し、漁獲される。前述のブドウイカ型は秋季未成熟群として漁獲されるが、この秋季未成熟群の成熟や産卵についてはよくわかっていない[5]。
ケンサキイカが漁獲される地域ではその美味しさから、佐賀県唐津市の「呼子イカ」、山口県萩市の「須佐男命(すさみこと)イカ」などご当地ブランドとして売り出しているところも多く、活け造り、天ぷら、焼売、塩辛、ご当地バーガーなど、バラエティーに富んだ料理が提供される。
また、スルメイカなどと同様のイカ焼きはもちろん、特にスルメの材料として珍重されている。ゴトウイカ型のケンサキイカのスルメは「一番スルメ」と呼ばれ、最も上等のスルメとされる[6]。
脚注
[編集]- ^ "Uroteuthis edulis". World Register of Marine Species. 2014年11月4日閲覧。
- ^ 新編世界イカ類図鑑 ウェブ版 奥谷喬司p94
- ^ 新編世界イカ類図鑑 ウェブ版 奥谷喬司p93
- ^ おさかな普及センター資料館 さかなの知識あれこれNo.14 赤イカと白イカ 東京魚市場卸協同組合 2015年3月18日閲覧
- ^ ケンサキイカPhotoligo edulisの資源生態 山口県水産研究センター研究報告 = Bulletin of Yamaguchi Prefectural Fisheries Research Center 河野, 光久
- ^ 「飲食事典」本山荻舟 平凡社 p26 昭和33年12月25日発行