ケレボルン
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ケレボルン(Celeborn)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』の登場人物。
概要
[編集]第三紀においてかれは、妻のガラドリエルとともにロスローリエンの統治者として知られていた。かれは、エルロンドの妻ケレブリーアンの父であり、夕星姫アルウェンの祖父である。また、第一紀の中つ国のエルフの王シンゴルの親類であった。
トールキンの最後の文書は、実はケレボルンがヴァリノール出身のテレリ(ファルマリ)と考えられるとし、その当時はテレリのクウェンヤでテレポルノ(Teleporno)と名乗っていた事を示している。かれはエルウェ(シンゴル)の末弟エルモの孫であり、当時テレリの都市アルクウァロンデに住んでいたガラドリエルに出会った。第一紀にかれらはともに中つ国に渡った。かれらはノルドールの公子たちの反乱やアルクウァロンデの同族殺しに直接かかわらなかったが、かれらと同じ時期に(求めたとしても与えられなかったであろう)許可を求めることなくヴァリノールを去ったため、帰還を妨げるヴァラールの禁を同じく受けた。
第二紀において一時的に、リンドンのエルフたちを統治したと思しき記述が見られる。
かれはガラドリエルが中つ国を去った後もその地にとどまったが、第四紀がしばらく経過すると、最後にはヴァリノールへ旅立った。かれと共に中つ国から上古の時代の最後の記憶が去ったといわれる。
ガラドリエルの系図
[編集]フィンウェ | インディス | オルウェ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フィンゴルフィン | フィナルフィン | エアルウェン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フィンロド | アングロド | アイグノール | ガラドリエル | ケレボルン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オロドレス | ケレブリーアン | エルロンド | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フィンドゥイラス | ギル=ガラド | エルラダン | エルロヒア | アルウェン | アラゴルン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エルダリオン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||