ケプ・カイラン線
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ケプ・カイラン線 | |
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基本情報 | |
国 | ベトナム |
起点 | ケプ駅(バクザン省) |
終点 | カイラン駅(クアンニン省) |
駅数 | 11駅(起終点駅含む) |
運営者 | ベトナム鉄道 |
路線諸元 | |
路線距離 | 106 km |
軌間 | 1435mm(標準軌) |
線路数 | 単線 |
電化方式 | 非電化 |
ケプ・カイラン線(ベトナム語:Đường sắt Kép - Cái Lân / 塘鐵𠄳 - 蓋鄰?)は、ベトナム社会主義共和国バクザン省ランザン県のケプとクアンニン省のカイランを結ぶベトナム鉄道の路線である。2014年10月、ハロン駅 - カイラン駅間が三線軌条で延伸された[1]。
概要
[編集]バクザン省(北江)からハイズオン省(海陽)を経てクアンニン省(広寧)に至る路線であり、全長は106kmである[2]。全線が1,435mm(標準軌)であり、これはベトナム戦争時に北ベトナム政府が中国に要請することで建設されたことによるものである。
2019年1月時点では、ハノイ・ドンダン線のイエンヴィエン駅から本路線のハロン駅までを走行する列車が1日1往復存在した[注釈 1][3]。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い運休となり、2023年1月現在で本路線を走行する旅客列車は存在しない[4]。
駅一覧
[編集]駅名 | 駅間キロ (km) | 累計キロ (km) | 接続路線 | 所在地 | |||
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日本語 | ベトナム語 | 漢字・チュノム | |||||
ケプ駅 | Kép | 𠄳 | 0 | 0 | ハノイ・ドンダン線 ケプ・ルーサー線 |
バクザン省 | ランザン県 |
バオソン駅 | Bảo Sơn | 保山 | 8 | 8 | ルックナム県 | ||
ランマウ駅 | Lan Mẫu | 蘭畝 | 9 | 17 | |||
カムリー駅 | Cẩm Lý | 錦里 | 10 | 27 | |||
チーリン駅 | Chí Linh | 至靈 | 11 | 38 | ハイズオン省 | チーリン市 | |
ドンチェウ駅 | Ðông Triều | 東潮 | 11 | 49 | クアンニン省 | ドンチェウ市社 | |
マオケー駅 | Mạo Khê | 帽溪 | 9 | 58 | |||
イエンズオン駅 | Yên Dưỡng | 安養 | 10 | 68 | |||
ウオンビ駅 | Uông Bí | 汪秘 | 6 | 74 | ウオンビ市 | ||
バンコ駅 | Bàn Cờ | 盤棋 | 3 | 77 | |||
イエンクー駅 | Yên Cư | 安居 | 17 | 94 | ハロン市 | ||
ハロン駅 | Hạ Long | 下龍 | 12 | 106 | |||
カイラン駅 | Cái Lân | 蓋鄰 | 20 | 126 |
改修計画
[編集]ハノイ・ドンダン線のリム駅(Lim / 林)からファーライ(Phả Lại / 普賴)を経由し、チーリン駅までつなぐ新線を建設し、チーリン駅(Chí Linh / 至靈)からハロン駅(Hạ Long / 下龍)までを三線軌条に改修するプロジェクトが2009年より開始された[5]。しかし2015年現在、当プロジェクトは中断している[1]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ イエンヴィエン駅を朝に出発し、夜に帰着するダイヤグラム。ハロン-カイラン間を走行する旅客列車は当時から存在しなかった。
出典
[編集]- ^ a b “Dự án đường sắt Yên Viên - Phả Lại - Hạ Long - Cái Lân: Tê liệt, trơ cốt thép” (ベトナム語) (2015年11月18日). 2019年1月20日閲覧。
- ^ DESCRIPTION DU RESEAU
- ^ 日本鉄道研究団体連合会『東南アジア半島鉄道時刻表』2019年1月号 p.38
- ^ 日本鉄道研究団体連合会『東南アジア半島鉄道時刻表』2023年1月号 p.46
- ^ “Tiểu dự án Phả Lại – Hạ Long, thuộc Dự án tuyến đường sắt Yên Viên – Phả Lại – Hạ Long – Cái Lân” (ベトナム語) (2015年7月7日). 2019年1月20日閲覧。