ケツルアズキ
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ケツルアズキ | ||||||||||||||||||||||||
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乾燥させた豆
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Vigna mungo (L.) Hepper | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
black gram |
ケツルアズキ(毛蔓小豆、学名:Vigna mungo、英語: black gram、別名:黒緑豆[1]、ブラックマッペ、ヒンディー語よりウラド豆・ウラッド豆)はササゲ属アズキ亜属に所属する、つる性草本。日本では主に『もやし豆』として知られている。
耐乾性が強く、黒色~黄緑色の種子を付ける。インドからバングラデシュ、パキスタン、ミャンマーにかけて分布する、野生種(リョクトウ(緑豆)と共通祖先)から栽培化されたと考えられている[2]。
インドでは古より保存食(乾燥豆)として一般的で、煮たり煎ったり、あるいは粉に挽いて用いられる。また、未熟な莢はサヤインゲンのように野菜として利用される。
2R,5R-ビス(ジヒドロキシメチル)-3R,4R-ジヒドロキシピロリジンを含むマメ科植物には、血糖値を抑制する効果のある、α-グルコシダーゼ阻害作用を有するものがあり[3]、アズキ、インゲンマメ、ケツルアズキ(コクリョクトウ)、リョクトウ、黒ダイズの順でその活性が高かった。エンドウ及びダイズではほとんどその活性を示さなかった[4]。
脚注
[編集]- ^ 竹内若子 ほか、黒緑豆(Vigna mungo)実生中のAntioxidant成分の検索 『名古屋女子大学紀要 家政・自然編』 41, 81-86, 1995-03-05
- ^ 『雑穀の自然史』p.131
- ^ 吉川雅之、薬用食物の糖尿病予防成分 『化学と生物』 2002年 40巻 3号 p.172-178, doi:10.1271/kagakutoseibutsu1962.40.172
- ^ 齋藤優介, 西繁典, 小疇浩 ほか、豆類ポリフェノールの抗酸化活性ならびにα-アミラーゼおよびα-グルコシダーゼ阻害活性 『日本食品科学工学会誌』 2007年 54巻 12号 p.563-567, doi:10.3136/nskkk.54.563
参考文献
[編集]山口裕文・川瀬眞琴編著 『雑穀の自然史:その起源と文化を求めて』 北海道大学出版会、2003年、ISBN 4-8329-8051-3
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ケツルアズキの遺伝子情報 農業生物資源ジーンバンク
- ケツルアズキの祖先野生種 農業生物資源ジーンバンク