ケイシー打席に立つ
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「ケイシー打席に立つ 1888年に歌われた共和国のバラード」(原題:"Casey at the Bat: A Ballad of the Republic Sung in the Year 1888")とは、アーネスト・セア(Ernest Thayer)作のベースボール・ポエム。1888年6月3日付サンフランシスコ・イグザミナー紙初出。コメディアンのド・ウルフ・ホッパー(DeWolf Hopper)の朗唱によって一世を風靡、その後のベースボール・ポエムの隆盛をもたらす。
梗概
[編集]その日ホームのマドヴィルは敗色濃厚。2対4と2点ビハインドの9回裏もあっけなく2アウトとられてしまい、しかも強打者ケイシーの前には頼りないのが2人。もうだめだとしょんぼりする観客の前で、フリンがヒット、ジミーが二塁打でつづき二塁三塁のお膳立て、打席にケイシーを迎え球場のボルテージは最高潮に達する。2球ストライクも悠然と見逃すケイシーに観客の期待は高まるが、しかしケイシーは三振に倒れてしまう。
派生作品
[編集]この詩は人気を博し様々なパロディや派生作品を生んだが、ここでは主なものを挙げるにとどめる。
- ウォーレス・ビアリー主演のサイレント映画Casey at the Bat(1927年)邦題は『野次喜多野球の巻』。
- ディズニーのアニメ映画『メイク・マイン・ミュージック』(1946年)の一篇。
- 米歌手ジョー・ウォルシュがヒット曲『ロッキー・マウンテン・ウェイ(Rocky Mountain Way)』(1973年)の歌詞に引用している。