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グーチ準男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

グーチ準男爵(Gooch baronets)は、イギリス準男爵[注釈 1]。グーチ姓の者が叙された準男爵位は2つあり、それぞれグレートブリテン準男爵と連合王国準男爵位である。

ベネーカー・ホールのグーチ準男爵 (1746年)

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サフォーク州におけるベネーカー・ホールのグーチ準男爵(Gooch Baronetcy of Benacre Hall, in the County of Suffolk)[1]は、バージニア総督英語版を務めた陸軍軍人ウィリアム・グーチ英語版1746年11月4日にグレートブリテン準男爵として叙位されたのに始まる[2]。この準男爵位は兄弟とその男系男子を特別継承者(special remainder)としていた[3]。この規定により子供のない初代男爵の死後、弟である国教会聖職者トマス・グーチ英語版が2代準男爵を継承[4]。以降彼の系譜によって継承され続けており、現在の当主は14代準男爵アーサー・グーチ英語版である[5]

クルーワー・パークのグーチ準男爵 (1866年)

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バークシャー州におけるクルーワー・パークのグーチ準男爵(Gooch Baronetcy of Clewer Park, in the County of Berkshire)は、クリークレード選挙区英語版選出の保守党の庶民院議員ダニエル・グーチ1866年11月15日に連合王国準男爵として叙位されたのに始まる[6][7]。現在の当主はマイルズ・グーチである[8]

  • 初代準男爵サー・ダニエル・グーチ (1816–1889)
  • 2代準男爵サー・ヘンリー・ダニエル・グーチ (1841–1897)
  • 3代準男爵サー・ダニエル・フルソープ・グーチ (1869–1926)
  • 4代準男爵サー・ロバート・ダグラス・グーチ (1905–1989)
  • 5代準男爵サー・トレヴァー・シャーロック・グーチ (1915–2003)
  • 6代準男爵サー・マイルズ・ピーター・グーチ (1963-)

脚注

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注釈

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  1. ^ 準男爵位は爵位と異なり、準男爵という肩書だけ与えられる(「○○準男爵」といった形では与えられない)。他の準男爵位と区別する必要がある場合にのみ姓名を付けたり、由来する地名を付けたりして区別する。

出典

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  1. ^ Benacre Hall Archived 2015-01-18 at the Wayback Machine., The Benacre Estate, www.benacre.co.uk
  2. ^ "No. 8585". The London Gazette (英語). 4 November 1746. p. 1.
  3. ^ Lundy, Darryl. “Brig.-Gen. Sir William Gooch, 1st Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月14日閲覧。
  4. ^ Lundy, Darryl. “Rt. Rev. Sir Thomas Gooch, 2nd Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月14日閲覧。
  5. ^ Lundy, Darryl. “Sir Arthur Brian Sherlock Heywood Gooch, 14th Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月14日閲覧。
  6. ^ "No. 23183". The London Gazette (英語). 13 November 1866. p. 5994.
  7. ^ Lundy, Darryl. “Sir Daniel Gooch, 1st Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月14日閲覧。
  8. ^ Lundy, Darryl. “Sir Miles Peter Gooch, 6th Bt.” (英語). thepeerage.com. 2019年12月14日閲覧。