グルヴェイグ (競走馬)
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グルヴェイグ | ||||||
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2012年マーメイドステークス | ||||||
品種 | サラブレッド | |||||
性別 | 牝 | |||||
毛色 | 黒鹿毛 | |||||
生誕 | 2008年5月11日(16歳) | |||||
登録日 | 2010年11月4日 | |||||
抹消日 | 2012年7月20日[1] | |||||
父 | ディープインパクト | |||||
母 | エアグルーヴ | |||||
母の父 | トニービン | |||||
生国 | 日本(北海道勇払郡安平町) | |||||
生産者 | ノーザンファーム | |||||
馬主 | (有)サンデーレーシング | |||||
調教師 | 角居勝彦(栗東) | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 11戦5勝 | |||||
獲得賞金 | 9815万6000円 | |||||
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グルヴェイグは、日本の競走馬。馬名の意味は「北欧神話の女神」。父はディープインパクト、母はエアグルーヴである。主な勝ち鞍に2012年マーメイドステークスがある。
経歴
[編集]2歳
[編集]12月25日阪神競馬場の2歳新馬でクリストフ・ルメール鞍上でデビュー。単勝オッズ1.5倍の1番人気に応え勝利を飾った。
3歳
[編集]年明け初戦にエルフィンステークスに出走、マルセリーナの3着に敗れた。次走の500万条件の矢車賞で勝利した。中1週で優駿牝馬(オークス)に出走したが14着と大敗、休み明けの自己条件は2走連続で2着に敗れた。 その後エリザベス女王杯に出走、またしても14着と大敗を喫した。
4歳
[編集]休み明けの自己条件で7着に敗れるが、次走の紫野特別で約1年ぶりの勝利を飾る。降級により再び1000万条件に出走し、これを快勝した。続くマーメイドステークスを3連勝で勝利、重賞初制覇となった。しかし、右前屈腱炎を発症して回復には長期間を要することから陣営は協議した結果、引退してノーザンファームで繁殖牝馬とすることとなった[2]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[3]およびnetkeiba.com[4]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 (馬場) |
頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2010.12.25 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝1600m(良) | 15 | 6 | 10 | 1.5 (1人) | 1着 | 1:36.3(34.5) | -0.1 | C.ルメール | 54 | (デウスウルト) | 444 | |
2011. 2. 5 | 京都 | エルフィンS | OP | 芝1600m(良) | 11 | 7 | 8 | 5.3 (3人) | 3着 | 1:34.8(34.7) | 0.4 | 四位洋文 | 54 | マルセリーナ | 436 |
5. 8 | 京都 | 矢車賞 | 500万下 | 芝1800m(良) | 11 | 3 | 3 | 1.6 (1人) | 1着 | 1:48.7(33.6) | -0.2 | 四位洋文 | 54 | (ユースティティア) | 442 |
5.22 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 8 | 16 | 10.4 (3人) | 14着 | 2:27.1(35.4) | 1.4 | 四位洋文 | 55 | エリンコート | 442 |
9.24 | 阪神 | 夕月特別 | 1000万下 | 芝1800m(良) | 12 | 5 | 6 | 2.1 (1人) | 2着 | 1:46.2(34.7) | 0.1 | 岩田康誠 | 52 | アグネスワルツ | 454 |
10.15 | 京都 | 堀川特別 | 1000万下 | 芝1800m(稍) | 16 | 7 | 13 | 2.8 (1人) | 2着 | 1:46.2(34.2) | 0.2 | 岩田康誠 | 53 | ビッグスマイル | 450 |
11.13 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 18 | 8 | 16 | 56.6(10人) | 14着 | 2:13.0(35.6) | 1.4 | 四位洋文 | 54 | スノーフェアリー | 446 |
2012. 2.18 | 京都 | 琵琶湖特別 | 1000万下 | 芝2400m(稍) | 14 | 5 | 8 | 2.2 (1人) | 7着 | 2:29.3(36.3) | 0.7 | 川田将雅 | 54 | タマモグランプリ | 446 |
5.12 | 京都 | 紫野特別 | 1000万下 | 芝1800m(良) | 12 | 3 | 3 | 2.4 (1人) | 1着 | 1:45.6(34.2) | -0.1 | 四位洋文 | 55 | (ナリタプラチナ) | 464 |
6. 3 | 東京 | ホンコンJCT | 1000万下 | 芝2000m(良) | 11 | 8 | 10 | 1.6 (1人) | 1着 | 1:59.8(33.7) | -0.5 | C.ウィリアムズ | 55 | (マイネオーチャード) | 454 |
6.17 | 阪神 | マーメイドS | GIII | 芝2000m(良) | 14 | 3 | 3 | 2.3 (1人) | 1着 | 1:59.9(35.9) | -0.3 | C.ウィリアムズ | 53 | (クリスマスキャロル) | 450 |
繁殖成績
[編集]馬名 | 性年 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | |
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初仔 | ヴァナヘイム | 2014年 | 牡 | 鹿毛 | キングカメハメハ | (有)サンデーレーシング | 栗東・角居勝彦 →栗東・中竹和也 →栗東・角居勝彦 |
5戦1勝(引退) |
2番仔 | アメジストヴェイグ | 2016年 | 牡 | 鹿毛 | ハービンジャー | (有)サンデーレーシング →アークフロンティア(株) →(株)ボンズ →成富直行 |
栗東・角居勝彦 →栗東・中竹和也 →栗東・角居勝彦 →水沢・伊藤和忍 →佐賀・大島静夫 →美浦・勢司和浩 |
33戦6勝(引退) |
3番仔 | ゴルトベルク | 2017年 | 牝 | 黒鹿毛 | キングカメハメハ | (有)サンデーレーシング | 美浦・手塚貴久 | 12戦4勝(引退・繁殖) |
4番仔 | アンドヴァラナウト | 2018年 | 牝 | 黒鹿毛 | 栗東・池添学 | 17戦3勝(引退・繁殖) ローズステークス(2021年) | ||
5番仔 | アスラウグ | 2019年 | 牝 | 鹿毛 | ロードカナロア | 吉田勝己 | 栗東・安田翔伍 | 1戦0勝(引退・繁殖) |
6番仔 | クファシル | 2020年 | 牡 | 青鹿毛 | モーリス | (有)サンデーレーシング | 栗東・池添学 | 9戦3勝(現役) |
7番仔 | グルヴェイグの2022 | 2022年 | 牡 | 黒鹿毛 | エピファネイア | デビュー前 | ||
8番仔 | グルヴェイグの2023 | 2023年 | 牝 | 黒鹿毛 | (有)サンデーレーシング | 栗東・辻野泰之 | デビュー前 | |
9番仔 | グルヴェイグの2024 | 2024年 | 牝 | 青鹿毛 | リオンディーズ |
・2024年10月2日現在
血統表
[編集]グルヴェイグの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 |
父の父 * サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 ウインドインハーヘア1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 エアグルーヴ 1993 鹿毛 |
*トニービン Tony Bin 1983 鹿毛 |
*カンパラ Kampala |
Kalamoun | |
State Pension | ||||
Severn Bridge | Hornbeam | |||
Priddy Fair | ||||
母の母 ダイナカール1980 鹿毛 |
*ノーザンテースト Northern Taste |
Northern Dancer | ||
Lady Victoria | ||||
シャダイフェザー | *ガーサント | |||
*パロクサイド | ||||
母系(F-No.) | パロクサイド系(FN:8-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×4 = 9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
- ダイナカール一族の一頭。
- 母・エアグルーヴは1996年優駿牝馬、1997年天皇賞(秋)の勝ち馬。
- 半姉にアドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)(2003年、2004年エリザベス女王杯)、ポルトフィーノ(父クロフネ)。
- 半兄にフォゲッタブル(父ダンスインザダーク)(2009年ステイヤーズステークス、2010年ダイヤモンドステークス)、ルーラーシップ(父キングカメハメハ)(2012年クイーンエリザベス2世カップ)。
脚注
[編集]- ^ “グルヴェイグ引退、繁殖生活へ”. ラジオNIKKEI. 2022年7月2日閲覧。
- ^ “良血馬グルヴェイグ、屈腱炎で引退”. サンケイスポーツ. 2012年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月2日閲覧。
- ^ "競走成績:全競走成績|グルヴェイグ". JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2021年8月6日閲覧。
- ^ "グルヴェイグの競走成績". netkeiba. ネットドリーマーズ. 2021年8月6日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|グルヴェイグ|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年5月15日閲覧。
- ^ “グルヴェイグの繁殖牝馬情報”. 競馬ラボ. 2021年9月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post