スティーヴン・グリーンリーフ
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(グリーンリーフから転送)
スティーヴン・ハウエル・グリーンリーフ(Stephen Howell Greenleaf、1942年[1] - )は、アメリカ合衆国の推理作家。
カリフォルニア州で弁護士として働いたのち、作家に転身し、1979年にサンフランシスコを舞台に私立探偵ジョン・タナーが活躍するハードボイルドシリーズでデビューし[2]、一躍有名になる[1]。主人公の正式名はジョン・マーシャル・タナーで、アメリカの連邦最高裁判所長官ジョン・マーシャルと、タナーという著者のバスケットボールのコーチから名前をもらった[2]。
作品リスト
[編集]私立探偵ジョン・タナー シリーズ
[編集]# | 邦題 | 原題 | 刊行年 |
刊行年月 |
訳者 | 出版社 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 致命傷 | Grave Error | 1979年 | 1982年4月 | 野中重雄 | 早川書房〈ハヤカワ・ミステリ〉 |
2 | 感傷の終り | Death Bed | 1980年 | 1983年8月 | 斎藤数衛 | |
3 | 共犯証言 | State's Evidence | 1982年 | 1983年11月 | 佐々田雅子 | |
4 | 探偵の帰郷 | Fatal Obsession | 1983年 | 1985年8月 | ||
5 | 無実の領域 | Beyond Blame | 1985年 | 1987年11月 | 大久保寛 | |
6 | 深夜の囁き | Toll Call | 1987年 | 1989年5月 | 佐々田雅子 | |
7 | 匿名原稿 | Book Case | 1991年 | 1992年11月※ | 黒原敏行 | |
8 | 血の痕跡 | Blood Type | 1992年 | 1994年6月※ | ||
9 | 熱い十字架 | Southern Cross | 1993年 | 1995年4月 | ||
10 | 偽りの契り | False Conception | 1994年 | 1996年10月 | ||
11 | 欲望の爪痕 | Flesh Wounds | 1996年 | 1998年4月 | ||
12 | 過去の傷口 | Past Tense | 1997年 | 1999年1月 | ||
13 | 憎悪の果実 | Strawberry Sunday | 1999年 | 2001年3月 | ||
14 | 最終章 | Ellipsis | 2000年 | 2002年4月 |
その他
[編集]# | 邦題 | 原題 | 刊行年 |
刊行年月 |
訳者 | 出版社 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 離婚をめぐるラブ・ストーリー | The Ditto List | 1985年 | 1986年11月 | 佐々田雅子 | 早川書房〈ハヤカワ・ノヴェルズ〉 |
2 | 運命の墜落 | Impact | 1989年 | 1995年8月 |
前者はハヤカワ・ミステリ文庫(上下)で再刊。1996年6月
短編
[編集]- アイリス Iris (1984)
- 1時から3時まで One to Three (1986)
受賞・ノミネート歴
[編集]- 1985年:「アイリス」でシェイマス賞 短編賞ノミネート
- 1992年:『匿名原稿』でディリス賞ノミネート
- 1993年:『匿名原稿』でファルコン賞受賞
- 1997年:『欲望の爪痕』でシェイマス賞 長編賞ノミネート
- 2000年:『憎悪の果実』でエドガー賞 長編賞ノミネート
- 2001年:『最終章』でシェイマス賞 長編賞ノミネート
出典
[編集]- ^ a b “Stephen Greenleaf”. 2012年7月27日閲覧。
- ^ a b “STEPHEN GREENLEAF: CREATOR OF CALIFORNIA’S NEXT GREAT PRIVATE EYE - by Ed Lynskey”. 2012年7月27日閲覧。