グランドインテンション・アジャストメント
ジャンル | RPG |
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対応機種 |
Microsoft Windows (Steam配信) |
開発元 | R3GameCreate |
発売元 | R3GameCreate |
プロデューサー | ゆいゆい |
ディレクター | ゆいゆい |
美術 |
ケンセイ ayapii みけ |
発売日 | 2020年8月31日(Steam) |
『グランドインテンション・アジャストメント』は、2020年8月31日にR3GameCreateより公開されたゲームソフト。ジャンルはコンピュータRPG。
古き良きJRPGへ原点回帰をテーマにR3GameCreateが開発した。
あらすじ
[編集]──仕組まれた航空機墜落事故。目の当たりにした禁断の人体実験とは
D.H学校兵士養成科に所属するハーディンは、修学旅行中、航空機墜落事故に巻き込まれてしまう。
奇跡的に生還し、流れ着いた島を捜索するものの生存者は一向に見当たらない。
諦めかけたその時、襲い掛かってきたのは、異形の姿に変わり果てた元D.H学校の生徒だった。
システム
[編集]バトルシステム
[編集]基本操作
[編集]- キーとボタンを組み合わせた、アクション性の高いバトルシステム。バトルは敵のヒットポイント(HP)か、バイタリティ(VIT)のいずれかをゼロにすれば撃破可能。従来のRPGのように弱点をついたりしてダメージを与えたい場合は、HPを減らす。また、アクション性重視の場合はVITを削って倒すことができるといったように、アクションと戦略のどちらでも攻略するように設計されている。また、簡単コンボ(オート操作)が搭載されているため、アクションが苦手なユーザーも不自由なくバトルを戦うことができるようになっている。
アルティメットオーバーキル
[編集]- HPとVITを同時にゼロにしたときに発動。確実にドロップアイテムが入手できる。
遠距離武器
- 飛行しているモンスターに対して、銃に切り替えて戦うモードがある。ターゲットを選択すると、自動で遠距離武器に切り替える。遠距離武器は、バフや回復といったサポートスキルがセットされているため、通常戦闘時にも装備を切り替えて使用する場面が多々ある。
バトルスタイル
- キャラクターのタイプが大まかに3種類に分類されている。バトルスタイルはゲーム中に変更することができない。
- 攻撃重視のアタッカー(赤)、連撃重視のリンカー(青)、サポート重視のサポーター(緑)
結晶体
- ボスモンスターなどを撃破すると入手できる装備品の一種。装備して、モンスターと戦うことで、封印されたアクティブスキルを解放できる。バトルスタイルによって、装備できる結晶体が決まっている。
ストーリー
[編集]性格分岐
- 物語中の選択肢や、プレイの仕方によって、主人公の性格が5種類のうちいずれかに変化する。変化した性格によって、道中のイベントや、ダンジョンの攻略ルートといった、様々なものが変化する。窃盗などの罪を行うと、負のカルマが上昇し、一部のシナリオが変化することもある。
負のカルマ
- 窃盗や、殺人などの罪を行うことでカウントされる値。一部の街の取引が禁止になったり、登場人物が死去したりする。
タウンアクション
- 街の人と取引することができる。アイテムを売買したり、クエストを受注することが可能。街、それぞれに友好度が存在し、取引を重ねるごとに有利な取引を行えるようになるが、前述した負のカルマが高いと、取引ができなくなるため注意。
ダンジョン
[編集]地縛スモッグ
- ダンジョン内のどこかに隠された赤い玉をすべて割ることで、ダンジョンに封印された強力なモンスターの封印を解いてバトルすることができる。バトルに勝利すると確実に結晶体を入手できる。
プロフェシーポイント
- 稀にダンジョンに出現する珍しい素材を採取できるオブジェクト。プロフェシーボトルを使用して、採取することができる。
ダウジングポイント
- 見えないプロフェシーポイント。ダンジョンの特定位置で、なにかと接触するような演出が起きることがある。ダウジングキューブを使用すると、見えないプロフェシーポイントを出現させることができる。レアなモンスターが出現することもある。
慰霊碑
- EP5まで進み、マスラオのクエストをクリアすると調べることができるようになる。アイテムを入手できたり、強敵と戦うことができる。
フリーダンジョン
- 入るたびに変化するローグライク風なダンジョン。最下層まで到達すると、ボスが出現し、撃破するとミニゲームに挑戦できる。ミニゲームをクリアすると、貴重な装備品などを入手できる。
改造
[編集]カスタマイズ
- 素材とお金を使用して、武具を改造することができる。ROMを差し込むことで、特殊な能力をプラスすることが可能。
ROM
- カスタマイズショップで購入可能なパーツの一種。装備品に差し込むことで、種類に応じて能力を引き出すことができる。ROMと装備品には相性があり、相性がよいほど、よい能力をプラスできる。怪しげな売人や、負のカルマが高いといくことができる、闇市で、ウイルス入りのROMを購入することができる。これを差し込むと、装備品に強力な効果をつけられるが、マイナスな効果も一緒にくっついてしまう。
開発
- 素材とお金を使用して、装備やアイテムを作り出すことができる。開発DISC(レシピ)を使用すると、作成できるアイテムが増えていく。
登場人物
[編集]メインキャラクター
[編集]主要人物(D.H学校所属)
[編集]ハーディン・グラッドファルソン
- 声:折原幸平
- 「D.H学校兵士養成科S-C所属」本作の主人公。ヴァルガとリアスの混血として生まれる。赤子だった彼は、戦争孤児としてリアスの友好国であったD.Hへ送られることになった。 ポジティブで明るい性格だが、戦争国の血を引いていた彼は、学校で馴染めず、理不尽ないじめを受けていた。
フォビン・バンファーネル
- 声:更科真都
- 「D.H学校医療研究科S-A所属」インテリだが、運動音痴のヘタレ。医療従事者であった両親の元に生まれるが、物心がつく前に両親と離れることになる。親の愛情を存分に受けられずに育 った彼は、父のような立派な医師になれば両親が帰ってくると信じ、寂しさから医師を目指すことを決意する。
フォレッグ・キーラ・ドルナ
- 声:岡松仗
- 「D.H学校兵士養成科S-B所属」ぶっきらぼうでクール、頭も冴える。尊敬する父がポリスだったため、武器(特に銃)に対するこだわりが強く、ミリタリーやサバイバルに関する知識も 少年時代に自然と身についた。フィナに対し、個人的な好意をほのかに抱いている。
フィナ・レクナーズ
- 声: 桜瀬尋
- 「D.H学校芸術学部S-A所属」首都ラインクレフト、有数の富豪であるレクナーズ家の令嬢で、非常に厳しい家系で生まれ育った。茶道・書道・剣道など、文武両道をたたき込まれ、生活に不自由をすることはなかったが、彼女の本心は自由を求めており、束縛される人生に苦悩を抱いていた。
グレイン・フォームレイン
- 声: 石川匠
- 「D.H学校兵士養成科S-C所属」D.Hの孤児でハーディンとは幼馴染。生まれながら難聴を持っており、それが原因でいじめを受けていた。ハーディンもまた、ヴァルガとリアスの混血であったことから、友人ができず、2人は自然と行動を共にする仲になった。
ターナス・ヴァーン
- 声: 田神悠宇
- 「D.H学校兵士養成科S-A所属」マイペースで天然だが、洞察力が鋭い。兵士養成科ではスパイや密偵などを学んでいた。双子の兄リックが、ヨハンに発砲される現場を目撃した彼は、島から抜け出た後も事件の真相を追う決意をする。
主要人物(その他)
[編集]ベイオス・ロックガルド
- 声:福西勝也
- 「カークザード防衛隊所属」お調子者だが頼れる兄貴分。首都ダクティの災害に巻き込まれ、足止めを食らっていたところに、ハーディン達と出会うことになる。彼は正義感からハーディン達を保護し、カークザード防衛隊に招き入れようと手を差し伸べた。
アルミア・セインティン
- 声:石黒千尋
- 「ヴァルガ軍サイヒュム部隊所属」不完全なサイヒュム化手術を受けた彼女は、手術が原因で支離滅裂な言動を繰り出すようになった。副作用を収めるため、マインドハートと呼ばれる精神安定剤を携帯しているが、彼女の症状は悪化する一方だった。
ザウス・エルバルド
- 声: 草摩そうすけ
- 「首都ザストン駆け出しのピアニスト」女好きでお調子者だが、意外と人情家。妹レイダはザストンで人気のあるピアニストだったが、ザストン港殺人事件により命を落としてしまう。復讐の鬼と化した彼は、犯人をつきとめるため、ハーディンに同行する。
エリー・リアルース
- 声:日向ともよ
- 「ザストン警察の元刑事」大らかで正直者。人情味のある性格だがずぼらな一面がしばしばある。婚約者であったジュノスもザストンの刑事だったが、ザストン港殺人事件に巻き込まれ命を落としてしまう。ザストンでハーディンと出会い、浮上した容疑者を追うため同行することになる。
ガラティア・ワイルベーダー
- 声:まつもとともみ
- 「カークザードジュニアハイスクール出身の少女」天真爛漫な性格で、時折ぶっ飛んだ発言をするが実は才女。イルマの講演を聞くため、カークザード国立会館へ向かっていたところ、反加武装勢力に捕まってしまい、人質になってしまう。
バスカ・レオフォード
- 声:野澤英義
- 「謎の私立探偵」豪快でお調子者な性格。女好きなセリフをよく口にするが、実は妻子持ち。普段は陽気だが、ふとした瞬間に鋭い眼光を向けることがある。一人息子はエリーの婚約者ジュノス。ザストン港殺人事件の真相を裏で追っているというが、真相は謎に包まれている。
グァン・ニー
- 声:白岩和真
- 「アルミルフィア大陸連盟捜査官」KRGV第三公安課所属。頭脳明晰のエリートだが、暇さえあれば三点倒立を行うなど、行動がいちいち奇怪。トレーニングオタクで、常に自分に課題を課したり、ヨガや瞑想、筋トレをしている。健康に対するうんちくを語りだすと周りが見えなくなるようだ。
カイザル・グロウフェイズ
- 声:小野大輔
- 「ケレノスの英雄」東西大戦争時にヴァルガ軍の捕虜となり、スパイとして使役されることになるが、事故をきっかけに姿をくらまし、ヴァルガから指名手配を受けていた。感情を表に出すことはめったにないが、祖国ケレノスに対する愛は強く、陰でケレノス再建のために献金をしていた。
レヴァンス・ロウツェン
- 声:大橋隆昌
- 「反カークザード武装勢力主犯」カークザードで破壊テロを起こし、立てこもり事件を起こした主犯格。しかし、その理由は仲間に対する差別の根絶であり、自分たちの抑圧解放を訴えるためだった。非常に義理堅く一本気。物腰は柔らかいが、自身の信条に反する人間に対しては敵意を剥き出しにする。
マッドヴェイン・ランパード
- 声:グーングニル
- 「強制収容施設囚人」冷酷で利己主義。スリや窃盗を生業に生活をしていたが、偶然すった相手がリアスの上層部で強制収容施設へといれられてしまう。同じく施設へとやってきたハーディンとの出会いが彼を徐々に人間味のある性格へと変えていく。
ナターシャ・ウェイフン
- 声:山崎由結
- 「リアスミッドナイトタウンの女性」表向きはリアスミッドタウンの娼婦。しかし、本業は亡命アテンドであり、隣国ヴァルガへの亡命を高額で持ち掛ける商売をしていた。裏路地で暴漢に襲われそうになるところをハーディンに助けてもらい、亡命を持ちかける。普段はバーも兼業しているが、お酒には弱い。
エリッサ・ラウメルス
- 声:ことり
- 「アルミルフィア大陸トレーダー」姉ミランダと共にトレーダーをしている。勝ち気な発言を稀にするが、筋金入りのドジで天然ボケ。頭をよくみせようと必死だが、言葉が間違っていることも多く、 姉ミランダから毒のあるツッコミをされることが多い。不注意で転ぶことが多いため、常に身体に絆創膏を貼っている。
ミランダ・ラウメルス
- 声:篠田有香
- 「アルミルフィア大陸トレーダー」妹エリッサと共にトレーダーをし、アルミルフィア大陸各地に医薬品を届ける仕事をしている。性格は腹黒で毒舌家のサディスト。妹エリッサとの口喧嘩(稀に 手を出す)は恒例。一見、意地悪な性格に見えるが、本人は感情表現が苦手なだけで、妹への愛情は非常に強い。
シュリクト・ゲレルフォン
- 声:外崎友亮
- 「ヴァルガ国東西安全保障担当補佐官」キザでニヒリスティックな42歳。年齢に相応しくない端正な顔立ちをしており、徹底した自己管理で健康を維持している。リアス国から亡命したハーディンを保護し共闘を持ち掛けるが、彼の行動の裏には常に意味深な理由が潜んでいる。
ユナ・カムイ
- 声:金村明日香
- 「神の島の巫女」3000年前、犠牲となり、世界滅亡の時パラマ・ドゥフカ・アルミルフィアを阻止した。彼女は神の家系に生まれ、常人には備わっていない第六感を備えていた。神の眼を持つものとして彼女は崇められたが、本人は特別視されるのを望んでいなかった。
ヨハン・アドカート
- 声:荘司哲也
- 「元ヴァルガ国の天才科学者」約30年前、ある事件を切っ掛けに彼はヴァルガと敵対関係にあった隣国リアスに研究資料を持ち出し逃亡。エラーワームと呼ばれる細菌兵器の技術をリアスに提供した。後世に名を刻み、自身の存在を、人々の記憶に永久的に植え付けることを野望としている。彼はリアスに亡命後、鬼哭島で新型のエラーワームウイルスの開発を推し進めていたが、それも来たるべきパラマ・ドゥフカ・アルミルフィアの救済者として語り継がれるのが、目的だったのだ。旧ヴァルガ研究所(現サイヒュム研究所)時代、功績を上司に奪われ激高した彼は、研究資料を持ち出し、敵対国家リアスへ裏切った。ヨハンは、力を欲していたメクルズと結託し、エラーワーム技術を細菌兵器に流用。やがて、細工された東西大戦争が引き起こる。
シュナイツ・ゼルテウス
- 声:相合谷由馬
- 「リアス軍グリムリーパー隊隊長」赤い髪がトレードマークで「赤毛の死神」の異名を持つ男。軍事訓練中に死亡したはずの男だが、ある手術によって息を吹き返す。その後、頭角を現し、一気にリアス軍のトップに上り詰めた。リアスから逃亡したハーディンを執拗につけ狙い、命を狙う。性格は残忍で暴力的。ネクロフィリアの気質があり、死体弄りやあばら骨を潰すなどの異様な癖を持っている。サイヒュム化手術の副作用により、残忍さが増し、生前よりも感情の起伏が激しくなった。時折、襲われる謎の頭痛に悩まされている。
バトロス・リタナード
- 声:冨田真
- 「元リアス研究員、非常勤の医者」元リアスの研究員(西科研)だったが、エラーワームの実験に恐怖を感じ、国外へ逃亡した。以後、身分を偽り医者として生活していたが、ハーディン達と関わ ったことで、自らが西科研にいたころの記憶が鮮明に蘇ることになる。非常勤の医者として各地を転々とする中、旧D.H市街地でハーディン達と再会する。ハーディンらの動向はメディアを通じて 認識しており、リアス国の報道が、着色されていることは、内部の事情に精通する彼はすぐに理解したそうだ。リアスの闇を明るみにするべく、ハーディンらと共に首都グレイシードへ向かう。
アルゴフ・ロンデルツ
- 声: IKKAN
- 「ザストン警察刑事」階級は警部。熱血刑事で責任感が強い。かつてのエリーの上司で、面倒見もよいがプライドが高く負けず嫌いな一面を持つ。首都ザストン巡回中、エリーとハーディンが接触しているところを発見し、ハーディンにコンタクトを取ってくる。
ジャウド・ヴァランダー
- 声:荻原秀樹
- 「黒龍会の帝王」ヴァルガ国の裏社会を牛耳る組織を牽引する男。自らを黒龍ジャウドと称している。数年前、壊滅した組織、双龍会を黒龍会として復活させた。ジャウドの目的は、自らが生まれ育ったヴァルガ国を力によって正しき道に牽引することである。戦争孤児だったジャウドは、貧しい生活を長年、強いられた。物心着く前に両親が戦死。少年ジャウドは、橋の下での生活を送ることになる。貧困に苦しんだジャウドは、やがてヴァルガ国に対して憎悪を抱くようになる。彼はヴァルガ革命を掲げ、黒龍会を結成するに至るのだった。
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- 声:まーみ
- 「終焉の災厄を執行する化身」神を自称するが、その存在は謎に包まれている。人間とは別次元に存在しているため、直接、人とコミュニケーションを取ることはできず、触媒となる人物を通 して語り掛けてくる。蝶のような姿をしているが、真の姿は虚無であり、物体ですらない。
サブキャラクター
[編集]エリーヌ
- 声:小松美恵
- 「D.H学校芸術学部S-A所属」性格は大人しく、気弱。いじめに遭っていたところをフィナに助けられ、以後、フィナと親友関係となる。フィナと一緒に舞台にあがるという夢を持っており、 その夢を実現するために、お揃いの青い薔薇の髪飾りをフィナにプレゼントした。
マノウィン
- 声:丸山エレキ
- 「レクナーズ邸の執事」長年レクナーズ邸に住み込みで働く執事。フィナの教育係的な存在で、身の回りの世話から家事まで、あらゆる補佐を行っている。性格は慈悲深く、人情味にも溢れるため、 フィナの唯一の理解者だった。
ドノビス・レクナーズ
- 声:井之上賢
- 「フィナ・レクナーズの父」厳格でプライドが高く、一切の妥協を許さない性格。レクナーズ家の一人娘であるフィナに対し、幼いころから厳しい教育を行ってきた。無口で口数も少ないが、レクナーズ家のプライドを汚されると、感情を露わにして怒ることがある。
ユルコフ・アルダーノフ
- 声:鵜飼勇希
- 「リアス特殊任務遂行班」ヨハンの部下であり、アントンと常に一緒に行動している。元リアス軍所属で、スナイパーの使い手。口数は少ないが、非常に残忍な性格で私利私欲のためならば悪事や裏切りも平気で行う男。ヨハンに対しても服従のふりをしている。
アントン・グラップス
- 声:佐藤慧
- 「リアス特殊任務遂行班」ヨハンの部下であり、ユルコフと常に一緒に行動している。島の秘密を知ったハーディンらを暗殺するために送られた。肉弾戦が得意で、巨体だが意外と動きは俊敏。非常に好戦的で喧嘩っ早く、気に食わないことがあるとすぐに切れるほど。
トリファス"ピース"ブルサック
- 声:吉崎亮太
- 「カークザードの運動家」カークザードに対し、歪んだ愛国心を持つ男。国が行った西国友愛政策を批判し、その反発から、ウェスト廃絶を掲げる過激運動をたびたび起こしていた。国立会館立てこもり事件を切っ掛けに、ウェストタウンで正義の制裁に踏み切った。ウェスト廃絶を掲げながらも、リアス人であるガドゥの用心棒を請け負っているあたり、金を積めば簡単に信念を曲げる一面を持っているようだ。彼いわく、生活が苦しくなければ、ウェストの用心棒などしないと漏らしていたが、大金に興奮している姿を見れば、志の低さが窺い知れるだろう。
イルマ・デマレ
- 声:笹森ゆりあ
- 「リアス防衛大学講師」カークザードへ講演にやってきていたところ、反加武装勢力の人質となる。多文化共生社会の幻想を指摘しており、それが他国と原住民との間での軋轢を生む要因と指摘している。真の平和は、各国が自立の精神を持ち、横軸で共存できる関係なのだと彼女は説く。
ヴェラ・フローメティ
- 声:赤星真衣子
- 「サイヒュム研究所秘書」切れ者で計算高く、秘書として有能。感情の起伏はあまりなく、常に冷静沈着だが、主であるシュリクトの前では、稀に感情をあらわにすることもある。自分たちの目的のため、ハーディンを引き入れるが、その真の目的は……?
クランツ・ワイルベーダー
- 声:田邉安彦
- 「カークザード防衛隊リーダー」頭脳明晰で熱血漢。ガラティアの父で、ベイオスの上司にもあたる。リーダーとしての責任感を強く持っており、家庭を顧みず、仕事一直線だったため、愛想を 尽かした妻が家を出て行ってしまった。以後、彼は男手一つで愛娘ガラティアを育ててきた。
モンド・シードルフ
- 声:宮田弘
- 「元リアスの軍人」真面目で仲間意識の強い好青年。上層部に強制収容施設所持の疑問をぶつけたところ、反逆者とみなされ施設にいれられてしまう。強制収容施設に捕らえられたハーディンと出会い、同じグループとして働くが、過酷な労働環境が災いし、徐々に衰弱していってしまう。
オリバー・ヘンゼル
- 声:丸山エレキ
- 「元リアス軍軍人」東西大戦争時、敵国であったヴァルガ軍に命を救われたことがあり、その男こそハーディンの実の父であった。グラッドファルソンの名前に気がついたオリバーは強制収容施設で暴行を働き、処刑されそうだったハーディンを救う。
メクルズ・アルバリュータ
- 声: 後藤太郎丸
- 「リアス総代表、統一王」リアス国最高権威者。カリスマ性が強く、一部の信者が存在するほど。大陸統一を野望に掲げており、リアスを大陸有数の軍事国家に転化させる舵取りを行った。世界の覇権を獲得できるためならば、手段を択ばない男。ヨハン・アドカートとは旧友にあたる。大陸統一を目的に掲げているが、それを表に出せば他国からの圧力は強まる。平和政策と見せかけ、リアスの移民を他国に送り、内乱を企てるなど、狼狽な一面が強い。人間の深層心理などを熟知しており、正義を盾に国民感情を操るなど、情報操作にも長けている。
ライネル・ウェイフン
- 声:稲垣伽弦
- 「リアス軍兵士でナターシャの弟」両親を亡くした彼は、姉ナターシャに支えられ、貧困の時代を共に生きてきた。リアス国に忠誠は誓っておらず、姉と共に裏で亡命アテンドに手を染めていた。国境監視塔でハーディン達の亡命の手助けをする。
ネイディア・アルフォミア
- 声:かがみもえ
- 「聖アルフォミア教会孤児院院長」聖アルフォミア教会を運営する女性。リアスから亡命しようとし、流れ着いたハーディンを助け、孤児院で保護をした。真面目で曲がったことを許さない、芯が強く、自己犠牲の気持ちも強い。
ジョグ・ケリーロイヤー
- 声:片浦寛子
- 「聖アルフォミア教会孤児院の少年」極めて人見知りだったが、ハーディンに心を開き、本物の兄のように慕うようになる。危険な亡命を企てようとするハーディンを必死に制止したが、考えを曲げないハーディンにヴァルガへ繋がる秘密ルートを案内してくれた。
メテル・ヤムサ
- 声:阿部文香
- 「リアス国ケレノス自治区リーダー」ケレノスを統治する女性リーダー。ハーディンらを捕らえるが、ハーディンの強い意志に惹かれ、協力をすることになる。性格は勝ち気で男勝り。恋愛に基本は興味がないが、唯一、過去に惚れかけた人間がカイザルらしい。
ガドゥ・ヨウチェン
- 声:黒野陽太
- 「ケレノスを裏で統治する男」カイザルから搾取した金を自分の懐にいれ、ケレノスを牛耳ろうとしていた。金だけは贅沢に持っており、ケレノス三番街に黄金で装飾した屋敷を持っている。アダマ派と名乗り、住民から「ショバ代」として金を巻き上げていた。
ケレノスの男
- 声:山下勝弘
- ケレノス自治区ホンロン三番街に住む男。ぶっきらぼうで気性が荒い男だが、過去、メテルにのめされてから、彼女を慕うようになった。普段は、番頭をしており、情報屋などの仕事も請け負っている。本名はジャン・バルケレット。
ZESTⅠ
- 声:伊菜
- 「カークザード特殊部隊ZEST(ゼスト)」ZEST部隊をまとめるリーダー。慈悲深い性格で、正体は女性という噂があるが素顔を見たものはいないといわれる。通称、翼付きとも呼ばれ、バトルスーツ 背部に装着された、パラシュートウィングにより単独で飛行することも可能。
ZESTⅡ
- 声:井之上賢
- 「カークザード特殊部隊ZEST(ゼスト)」非常に好戦的な性格。攻防一体のトンファータイプの武器の使い手で、ZESTの中でも白兵戦最強と呼ばれている。その反面、空での索敵は苦手。正体はかつて カークザードで名を馳せた歴戦の軍人という噂がある。
ZESTⅢ
- 声:岩本聡
- 「カークザード特殊部隊ZEST(ゼスト)」ZESTの中では空での索敵能力が高く、天眼通を持つと例えられるほど。長距離砲の使い手で、オーバーチャージから繰り出される究極臨界砲は、いかなるもの も消し去る威力を持つ。正体はハンサムな好青年らしいが、素顔は誰も知らない。
ウォン・イーフェン
- 声:田邉安彦
- 「ティニーサイド警察刑事(TSP)」捻くれ者、曲者な性格で、自分の目で見たものしか信じない性格。崖から落ち、海岸沿いで気絶しているところをハーディンらに助けられる。彼が去ったその場には、意味深な花が供えられていた。
ハン・ボギュン
- 声:吉崎亮太
- 「ティニーサイド警察刑事(TSP)」ウォンの部下で右腕として活躍する若手敏腕刑事。銃撃を受けたウォンを発見し、ハーディン達を容疑者として捕らえるがウォンが残したテープレコーダーを発見。以後、ハーディン達の協力者となる。
メイ・イーフェン
- 声:合田明日香
- 「ウォン・イーフェンの妹」感情的で脆いメンタルの少女。兄ウォンが銃で撃たれてしまい、犯人と勘違いしたハーディンに対し、強い憎しみを抱くようになる。兄を失った悲しみにより、自我を保てず、ひたすら憎しみの衝動に惑わされていく。
ディバウド・ミルチェノフ
- 声: 武田直人
- 「リアス軍兵士」かつての上官オリバーを慕っており、処刑が決まったオリバーを救出するため、ハーディンに協力を持ち掛ける。受けた恩は必ず返す、一本気なところがあり、一度信頼した人間を裏切らない。オリバーへの厚い信頼も例外ではない。
レイダ・エルバルド
- 声:荒地梨奈
- 「ザウス・エルバルドの妹」港町ザストンの有名なピアニストだったが、無理な練習量をこなし続けたことで、病を患い、ピアニストを続けることが難しくなってしまう。レイダは果たすこと ができなかった夢を兄ザウスに託すことになる。
チェンシー・メイファン
- 声:鍛代ふみか
- 「梵天の少女」梵天に住む少女。飼い猫のアビーが迷子になってしまい、困っていたところを、通りかかったミランダ達に助けられる。迷子になったアビー探しの手伝いをしてもらうことになった。
ワット・レクタレス
- 声:冨田真
- 「ケレノス昆虫学者」ケレノスに住む昆虫学者。元はベインバーツに住んでいたが、仕事でやってきたケレノスで発見した幻の青い蝶に心を奪われ、以後、ケレノスに移住することを決める。幼少期の頃から、昆虫に興味を示し1日中、昆虫を観察し続ける変わった子供として有名だった。
セイル・レクタレス
- 声:ぱーる
- 「ケレノス昆虫学者ワットの息子」明朗快活な元気な男の子。父譲りの昆虫好きで、趣味は昆虫採取。好きな昆虫は甲殻類全般。珍しい昆虫の標本を作っては路上販売し、生活の足しにしていた。ケレノスに訪れたハーディン達とたまたま出会うことになる。
アナウンサー
- 声:桃澤咲子
- 「カークザードKBCアナウンサー」KBC(カークザードテレビ局)の敏腕女性アナウンサーで、彼女を見ない日はないというほど。叔父様たちから絶大な人気を誇っており、結婚したい有名人1位に選ばれたこともある。本名は、キャサリン・ビジョルド。
サブキャラクター(その他)
[編集]デマゴーグ
- 声: 小狼
ジュノス
- 声:杉山あつし
ラルビー
- 声:環玲美
ツァック
- 声:宮田弘
クラウディオ
- 声:藤村ひろ
グラッツ
- 声:杉山あつし
ハリム
- 声:小狼
アミル
- 声:西寺みふゆ
イザナミ
- 声:山本麻未
ロドメス
- 声:あさみな
ヴァルガ兵
- 声:前島清志
ヴァルガ兵隊長
- 声:小狼
スタッフ
[編集]- 開発・企画:ゆいゆい(R3GameCreate)
- コーディネーター:ともひよ(R3GameCreate)
- メインキャラクターデザイナー:ケンセイ(R3GameCreate)、ayapii、みけ
- シナリオ、ゲームデザイン:ゆいゆい(R3GameCreate)
主題歌
[編集]- 挿入歌「Rebellion」
- 作詞:小松美恵/ 作曲:イトウヒロシ/ 歌:小松美恵
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- グランドインテンション・アジャストメント - 公式HP
- R3GameCreate - R3GameCreate公式HP
- [1] - Steam配信)