クロックワイズ
クロックワイズ Clockwise | |
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出身地 | スウェーデン ストックホルム |
ジャンル | ロック、ヘヴィメタル、ハードロック、パワーメタル |
活動期間 | 1995年 - |
レーベル | ポニーキャニオン、Empire Records |
メンバー | ベニー・スドベリ |
旧メンバー |
ジョン・レヴィン イアン・ホーグランド フレデリック・オーケソン ヤン・グランウィック |
クロックワイズ(Clockwise)は、スウェーデンのハードロック・バンド、フォーチュンのメンバーであるベニー・スドベリのソロ・プロジェクト。北欧的な悲哀に満ちたメロディ満載のハードロック・サウンドで日本でも人気があった。1990年代後半にアルバムを2枚発表した後、活動停止状態になっている。なおクロックワイズには同名のバンドが他にも存在する。
略歴
[編集]このプロジェクトの主、ベニー・スドベリは1988年から活動していたバンド、フォーチュンで1992年にデビューした。フォーチュンのデビュー作は、日本でも1993年にゼロ・コーポレーションからリリースされ、その叙情的なサウンドが大きな話題となった。フォーチュンは1995年までに3枚のアルバムを発表し、1994年5月にはグレン・ヒューズの前座ながら来日公演も実現した。
しかし、ベニーは次第に 「自分ひとりで何でも自由にやりたい」 という気持ちが強くなり、フォーチュンの活動を凍結し、新たなプロジェクトとしてクロックワイズをスタートする。作詞/作曲/キーボード/プロデュースはすべてベニーが担当し、ギターには旧知のヤン・グランウィック(GLORY)を、リズム隊はフォーチュンの来日公演時のメイン・アクトだったグレン・ヒューズのバンドでのタイトなプレイを見て感銘を受けた元ヨーロッパのジョン・レヴィンとイアン・ホーグランドを起用した。そうして出来上がったアルバム『北欧のノスタルジア』は、ベニーの思い通りのサウンドに仕上がり、フォーチュンのデビュー作を思わせる内容で日本のファンにも歓迎されて、オリコンでは73位に達した[1]。
続く2作目は、ヤン・グランウィックがレコード会社との契約上の理由で参加できなかったため、 代わりにフレデリック・オーケソン(元タリスマン)を起用した。 しかし、セカンド・アルバム『ナイーヴ』は大きな話題にはならなかった。その後、ベニー・スドベリが3作目の製作に入ったとの情報もあったが、クロックワイズは自然消滅のような形で消えてしまった。
その他
[編集]- 2004年頃まではクロックワイズのホームページが存在していたが、いつのまにか閉鎖されてしまった。
- そのホームページ上には 「新作の製作中」 という情報が掲載されていたが、その後の情報は伝わってきていない。
参加ミュージシャン
[編集]- ベニー・スドベリ (Benny Söderberg) - ボーカル、キーボード
- ジョン・レヴィン (John Levén) - ベース
- イアン・ホーグランド (Ian Haugland) - ドラム
- ヤン・グランウィック (Jan Granwick) - ギター ※ファースト・アルバム時
- フレデリック・オーケソン (Fredrik Åkesson) - ギター ※セカンド・アルバム時
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『北欧のノスタルジア』 - Nostalgia (1996年、Pony Canyon)
- 『ナイーヴ』 - Naïve (1998年、Pony Canyon)
関連作品
[編集]- フォーチュン
- 『メーキング・ゴールド』 - Making Gold (1992年、Zero Corporation)
- 『コーリング・スピリッツ』 - Calling Spirits (1994年、Zero Corporation)
- 『ロード・オヴ・フライズ』 - Lord Of Flies (1995年、Zero Corporation)