コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

クロックワイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロックワイズ
Clockwise
出身地  スウェーデン ストックホルム
ジャンル ロックヘヴィメタルハードロックパワーメタル
活動期間 1995年 -
レーベル ポニーキャニオン、Empire Records
メンバー ベニー・スドベリ
旧メンバー ジョン・レヴィン
イアン・ホーグランド
フレデリック・オーケソン
ヤン・グランウィック

クロックワイズClockwise)は、スウェーデンハードロック・バンド、フォーチュンのメンバーであるベニー・スドベリのソロ・プロジェクト。北欧的な悲哀に満ちたメロディ満載のハードロック・サウンドで日本でも人気があった。1990年代後半にアルバムを2枚発表した後、活動停止状態になっている。なおクロックワイズには同名のバンドが他にも存在する。

略歴

[編集]

このプロジェクトの主、ベニー・スドベリは1988年から活動していたバンド、フォーチュンで1992年にデビューした。フォーチュンのデビュー作は、日本でも1993年ゼロ・コーポレーションからリリースされ、その叙情的なサウンドが大きな話題となった。フォーチュンは1995年までに3枚のアルバムを発表し、1994年5月にはグレン・ヒューズの前座ながら来日公演も実現した。

しかし、ベニーは次第に 「自分ひとりで何でも自由にやりたい」 という気持ちが強くなり、フォーチュンの活動を凍結し、新たなプロジェクトとしてクロックワイズをスタートする。作詞/作曲/キーボード/プロデュースはすべてベニーが担当し、ギターには旧知のヤン・グランウィック(GLORY)を、リズム隊はフォーチュンの来日公演時のメイン・アクトだったグレン・ヒューズのバンドでのタイトなプレイを見て感銘を受けた元ヨーロッパジョン・レヴィンイアン・ホーグランドを起用した。そうして出来上がったアルバム『北欧のノスタルジア』は、ベニーの思い通りのサウンドに仕上がり、フォーチュンのデビュー作を思わせる内容で日本のファンにも歓迎されて、オリコンでは73位に達した[1]

続く2作目は、ヤン・グランウィックがレコード会社との契約上の理由で参加できなかったため、 代わりにフレデリック・オーケソン(元タリスマン)を起用した。 しかし、セカンド・アルバム『ナイーヴ』は大きな話題にはならなかった。その後、ベニー・スドベリが3作目の製作に入ったとの情報もあったが、クロックワイズは自然消滅のような形で消えてしまった。

その他

[編集]
  • 2004年頃まではクロックワイズのホームページが存在していたが、いつのまにか閉鎖されてしまった。
  • そのホームページ上には 「新作の製作中」 という情報が掲載されていたが、その後の情報は伝わってきていない。

参加ミュージシャン

[編集]
  • ベニー・スドベリ (Benny Söderberg) - ボーカル、キーボード
  • ジョン・レヴィン (John Levén) - ベース
  • イアン・ホーグランド (Ian Haugland) - ドラム
  • ヤン・グランウィック (Jan Granwick) - ギター ※ファースト・アルバム時
  • フレデリック・オーケソン (Fredrik Åkesson) - ギター ※セカンド・アルバム時

ディスコグラフィ

[編集]

スタジオ・アルバム

[編集]
  • 『北欧のノスタルジア』 - Nostalgia (1996年、Pony Canyon)
  • 『ナイーヴ』 - Naïve (1998年、Pony Canyon)

関連作品

[編集]
フォーチュン
  • 『メーキング・ゴールド』 - Making Gold (1992年、Zero Corporation)
  • 『コーリング・スピリッツ』 - Calling Spirits (1994年、Zero Corporation)
  • 『ロード・オヴ・フライズ』 - Lord Of Flies (1995年、Zero Corporation)

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]