クレイジー・グッド
クレイジー・グッド | |
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Nobody's Fool | |
監督 | タイラー・ペリー |
脚本 | タイラー・ペリー |
製作 |
タイラー・ペリー ウィル・アルー マーク・E・スウィントン |
出演者 |
ティカ・サンプター ティファニー・ハディッシュ ウーピー・ゴールドバーグ オマリ・ハードウィック |
音楽 | フィリップ・ホワイト |
撮影 | リチャード・J・ヴィアレット |
編集 | ラリー・セクストン |
製作会社 |
パラマウント・プレイヤーズ タイラー・ペリー・スタジオズ BETフィルムズ |
配給 | パラマウント映画 |
公開 | 2018年11月2日 |
上映時間 | 110分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $19,000,000[2] |
興行収入 | $33,705,333[2] |
『クレイジー・グッド』(Nobody's Fool)は2018年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はタイラー・ペリー、主演はティカ・サンプターとティファニー・ハディッシュが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2019年4月10日にDVDが発売された[3]。
ストーリー
[編集]ダニカはマーケティング会社でバリバリ働いていた。ダニカはネットを通じて知り合ったチャーリーと名乗る男性と1年間交際していたが、実際に会ったことは1回もなかった。そんなある日、妹のターニャが仮出所することになった。母親のローラと相談した結果、ダニカがターニャの面倒をしばらく見ることになった。ダニカのアパートにやって来たターニャは姉の暮らしぶりに感嘆したが、プライベート面では上手く行っていないと直観した。そして、「ダニカはチャーリーを名乗る人物に弄ばれているだけなのではないか」という疑念を抱いた。
本作はターニャが社会復帰するべく奮闘する傍ら、姉の恋愛の真実を暴き出していく姿を描き出す。
キャスト
[編集]※ 括弧内は日本語吹替(オンデマンド配信版のみ収録)
- ダニカ: ティカ・サンプター(佐古真弓)
- ターニャ: ティファニー・ハディッシュ(斉藤貴美子)
- ローラ: ウーピー・ゴールドバーグ(片岡富枝)
- フランク: オマリ・ハードウィック(星野貴紀)
- キャリ: アンバー・ライリー(夏谷美希)
- チャーリー: メカード・ブルックス(西凜太朗)
- ローレン・メドウズ: ミッシー・パイル(田村千恵)
- ベンジー: ジョン・ルドニツキー(永井将貴)
- ローレンス: クリス・ロック
- ヒラリー: コートニー・ヘンゲラー(東内マリ子)
- ネヴ・シュルマン: 本人
- マックス・ジョセフ: 本人
- PJ・モートン: 本人
その他の日本語吹き替え出演者
日本語版スタッフ
- 演出:高橋正浩
- 翻訳:後藤理絵
- 制作:ニュージャパンフィルム
製作
[編集]2018年3月5日、タイラー・ペリー監督の新作映画『The List』にティカ・サンプター、ティファニー・ハディッシュ、オマリ・ハードウィックが出演することになったと報じられた[4]。26日、ウーピー・ゴールドバーグがキャスト入りした[5]。27日、アンバー・ライリーが本作に出演するとの報道があった[6]。4月、本作の主要撮影がジョージア州アトランタで始まった[7][8]。
マーケティング・興行収入
[編集]2018年6月13日、本作の劇中写真が初めて公開されると共に、タイトルが『The List』から『Nobody's Fool』に変更された[9]。18日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。10月23日、本作のファイナル・トレイラーが公開された[11]。
本作は『くるみ割り人形と秘密の王国』及び『ボヘミアン・ラプソディ』と同じ週に封切られ、公開初週末に1440万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[12]、この予想は的中した。2018年11月2日、本作は全米2468館で公開され、公開初週末に1374万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[13]。この数字はタイラー・ペリー監督作品の中で最低の数字であった[14]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには33件のレビューがあり、批評家支持率は24%、平均点は10点満点で4.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『クレイジー・グッド』には力強い2人の主演がおり、ティファニー・ハディッシュの才能が輝くシーンもいくつかある。しかし、それらはパッとしない結末の消化不良感を却って増大させている。」となっている[15]。また、Metacriticには11件のレビューがあり、加重平均値は39/100となっている[16]。なお、本作のCinemaScoreはA-となっている[17]。
出典
[編集]- ^ “クレイジー・グッド”. 映画.com. 2019年1月18日閲覧。
- ^ a b “Nobody's Fool” (英語). Box Office Mojo. 2020年4月9日閲覧。
- ^ “クレイジー・グッド DVD”. Amazon.co.jp. 2019年1月18日閲覧。
- ^ Patrick Hipes (2018年3月5日). “Tiffany Haddish To Star In Tyler Perry’s New Movie ‘The List’ For Paramount Players” (英語). Deadline.com 2019年1月18日閲覧。
- ^ Amanda N'Duka (2018年3月26日). “Whoopi Goldberg Joins Tyler Perry’s ‘The List’” (英語). Deadline.com 2019年1月18日閲覧。
- ^ Amanda N'Duka (2018年3月27日). “‘Glee’s Amber Riley Added To ‘The List’; Richard Gunn Cast In ‘Clemency’” (英語). Deadline.com 2019年1月18日閲覧。
- ^ Ashley Steves (2018年4月4日). “Now Casting: Play Background in ‘The List’ Starring Tiffany Haddish + 3 More Gigs” (英語). Backstage.com 2019年1月18日閲覧。
- ^ “Tyler Perry’s ‘The List’ Starring Tiffany Haddish Atlanta Casting Call for Recurring Roles” (英語). ProjectCasting.com. (2018年4月7日) 2019年1月18日閲覧。
- ^ Anthony D'Alessandro (2018年6月13日). “Tyler Perry’s Tiffany Haddish Paramount Pic Gets Title, First Image Revealed” (英語). Deadline.com 2019年1月18日閲覧。
- ^ Ben Pearson (2018年6月18日). “‘Nobody’s Fool’ Trailer: Tiffany Haddish is Out of Jail and On the Prowl” (英語). /film 2019年1月18日閲覧。
- ^ Greg Evans (2018年10月23日). “‘Nobody’s Fool’ Trailer: Red-Band Clip Lets Tiffany Haddish Be Tiffany Haddish” (英語). Deadline.com 2019年1月18日閲覧。
- ^ Brad Brevet (2018年11月1日). “'Bohemian Rhapsody', 'Nutcracker' and 'Nobody's Fool' Kick Off November 2018” (英語). Box Office Mojo 2019年1月18日閲覧。
- ^ “Domestic 2018 Weekend 44 / November 2-4, 2018” (英語). Box Office Mojo. 2019年1月18日閲覧。
- ^ Anthony D'Alessandro (2018年11月4日). “‘Bohemian Rhapsody’ Sends Thunderbolts And Lightning Through B.O. As Freddie Mercury Biopic Hits $50M Opening” (英語). Deadline.com 2019年1月18日閲覧。
- ^ “Nobody's Fool (2018)” (英語). Rotten Tomatoes. 2019年1月18日閲覧。
- ^ “Nobody's Fool (2018) Reviews” (英語). Metacritic. 2019年1月18日閲覧。
- ^ Brad Brevet (2018年11月4日). “'Bohemian Rhapsody' Rocks the Box Office with $50 Million Debut” (英語). Box Office Mojo 2019年1月18日閲覧。