クリーチャー (映画)
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クリーチャー | |
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Creature | |
監督 | ウィリアム・マローン |
脚本 |
ウィリアム・マローン アラン・リード |
製作 | ウィリアム・ダン |
音楽 |
トーマス・チェイス スティーヴ・ラッカー |
撮影 | ハリー・マシアス |
編集 | ベティ・コーエン |
製作会社 | トランス・ワールド・エンターテイメント |
配給 | ジョイパック |
公開 |
1985年5月8日 1986年11月22日 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $4,000,000 |
『クリーチャー』(Creature)はアメリカのSFホラー映画。1985年公開作品。アメリカでは当初『Titan Find』として公開された。
顔面の皮が剥がれるグロテスクなシーンが話題となった。1985年度全米SF映画協会グランプリ受賞。製作会社はトランス・ワールド・エンターテイメント。
監督はウィリアム・マローン。出演しているのは日本ではほとんど無名の俳優ばかりだが、『ノスフェラトゥ』で知られる怪優、クラウス・キンスキーが出演している。
あらすじ
[編集]21世紀、新たな鉱物資源を求め、世界各地の巨大企業は宇宙へ進出。最大企業の一つ、アメリカのNTI社は、土星の衛星タイタンで、エイリアンの遺跡を発見するが、そこには20万年もの間、恐るべきモンスターが獲物を待ち構えていたのである。
スタッフ
[編集]- 監督:ウィリアム・マローン
- 製作:ウィリアム・ダン
- 製作総指揮:モシュ・ディアマント、ロニー・ヘイダー
- 脚本:ウィリアム・マローン、アラン・リード
- 撮影:ハリー・マシアス
- 音楽:トーマス・チェイス、スティーヴ・ラッカー
- 特撮:L.A.エフェクト・グループ
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替[1] |
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マイク・デビソン | スタン・アイヴァー | 屋良有作 |
ベス・シェリダン | ウェンディ・シャール | 小山茉美 |
デイヴィッド・パーキンス | ライマン・ウォード | 堀勝之祐 |
ジョン・フェンネル | ロバート・ジャフィ | 江原正士 |
メラニー・ブライス | ダイアン・サリンジャー | 有馬端香 |
ウェンディ・H・オリヴァー | アネット・マッカーシー | 勝生真沙子 |
スーザン・デランバー | マリー・ローラン | 土井美加 |
ハンス・ホフナー | クラウス・キンスキー | 千田光男 |
その他 | 島田敏 喜多川拓郎 稲葉実 ほか |
過去作品へのオマージュ
[編集]監督のウィリアム・マローンは大のSF&ホラーマニアとして知られる。この作品もリドリー・スコット監督『エイリアン』(1979年)の亜流作品の一つとして扱われており、作中には『エイリアン』や『遊星よりの物体X』(1951年)など、SFホラーの古典作品へのオマージュとも受け取れる場面が見受けられる。
- タイトルの『クリーチャー』 - 「クリーチャー」(Creature)と言うのは本来、登場するモンスターの固有名詞ではなく、被造物という「(ヤハウェの)創造物」ひいては「生物」を意味する普通名詞である。転じて、SFやホラーの世界ではたとえばフランケンシュタインのクリーチャーなど「怪物(モンスター)」を指す専門用語としても用いられる。これは『エイリアン』の「エイリアン」(Alien, 本来は「外国人」、転じて「異星人」)や『物体X』の「ザ・シング」(The Thing, 「物」、(正確には複数形で)「生き物」など)にも共通する所である。いずれもそのモンスターの固有名詞ではないにもかかわらず、そのインパクトがあまりに強烈なため、固有名詞のように認識されている。
- クリーチャーが収納されているプラスチック製のカプセル - 『エイリアン』のフェイスハガーが生まれる卵を思わせる。
- クリーチャーの造型 - エイリアンに似ている。
- クリーチャーが発見されたのは土星の衛星タイタン。また、ナメクジとも蜘蛛ともつかない小動物を、殺害した人間の頭に貼り付けて操る。 - ロバート・A・ハインラインのSF小説『人形つかい』(ハヤカワ文庫)では、タイタンのナメクジだかアメーバのようなエイリアンが人間に寄生して、地球侵略を目論んだ。
- クリーチャーに高圧電流を浴びせて倒そうとする - 『遊星よりの物体X』では、ザ・シングが同じ方法で倒された。作中には、『物体X』と思われる映画の話が出てくる。しかし、本作品では気絶させただけで、倒すことは出来なかった。