クリス・カーマック
クリス・カーマック Chris Carmack | |
---|---|
2008年 | |
本名 | James Christopher Carmack |
生年月日 | 1980年12月22日(44歳) |
出生地 | アメリカ合衆国、ワシントン D.C. |
職業 | 俳優、歌手、モデル |
活動期間 | 2000年 - |
配偶者 | エリン・スレイヴァー(2018年 - ) |
主な作品 | |
映画 『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』 『イントゥ・ザ・ブルー2』 テレビドラマ 『The O.C.』 『ナッシュビル カントリーミュージックの聖地』 『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』 |
クリス・カーマック(James Christopher "Chris" Carmack, 1980年12月22日 - )は、アメリカ合衆国の俳優で、元ファッションモデル。
2003年のティーン・ドラマ・シリーズ『The O.C.』と、2012年のカントリー・ミュージック・ドラマ『ナッシュビル カントリーミュージックの聖地』の2つの人気作品への出演で知られている。
カーマックは、『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』、『イントゥ・ザ・ブルー2』、『Love Wrecked』、『美人ライターレーンの恋愛記事』、『Alpha and Omega』などの映画に出演していた。
2018年から、ABCのメディカル・ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』に、ドクター・リンカーン役で出演している。
生い立ち
[編集]カーマックはワシントンD.C.で生まれ、メリーランド州のダーウッドで育った。家族構成は、両親と兄が1人妹が1人の5人であった。子供の頃から、野球、バスケットボール、アメリカンフットボール、レスリングなど様々なタイプのスポーツを好んだ[1]。
マグルーダー・ハイ・スクールで学びながら、音楽に興味を持ち、ジャズ・バンドに参加する前にギターとサクソフォーンの演奏を教わっていた。またカーマックの興味は演劇にも向かって、競合する数多くのドラマ・フェスティヴァルに加わってオン・ステージやオフ・ステージで年間3公演のプロダクションで働き始めた[2]。
カーマックは、セネカ・クリーク・デイ・キャンプのカウンセラーを長年務め、マグルーダー・ハイ・スクールで人気のオリジナル曲である『Rocko the Lazy Moth』や『Ode to Salpino』を歌うことで知られていた[要出典]。
経歴
[編集]カーマックは卒業後に、ティッシュ・ スクール・オブ・ジ・アーツで芸術学位を取得するためニューヨーク大学に入学した。そして、モデル・スカウトのジョン・ヤネーラに見い出されてニューヨーク大学を離れ、この職業へ進むことを決意した。カーマックの外見はまさに、ブルース・ウェーバーがアバクロンビー&フィッチのために探していたイメージと合致した。他には、ロード・アンド・テイラー、メイシーズ、ターゲット・コーポレーション、Who.A.U、ELLEフランス版、ノーティカ、ゲス、そしてコスモガールのカタログや雑誌のモデルとして働いた。
ニューヨークでの2年間の後にロサンゼルスに転居し、俳優業に専念することを決意した。『The O.C.』第1シーズンのルーク役で世界的に知られるようになったが、製作側が翌年の出演を確約できなかったため、続投しなかった[3]。カーマックは2005年に、アバクロンビー&フィッチの限定高級レーベルである、エズラ・フィッチのモデルになった。
2005年公開の映画『アマンダ・バインズ in Sweet Paradise』に、カーマックはアマンダ・バインズ、ジョナサン・ベネットと共に出演した。そしてニューヨークとロンドンの劇場で演技の経験を積むことを決意した。
2006年3月16日から5月21日までオフ・ブロードウェイの『Entertaining Mr Sloane』に主演した。ローラ・ペルス劇場での公演で、スコット・エリスの演出であった。トニー賞ノミネート俳優アレック・ボールドウィンとジャン・マクスウェルが、カーマックと共に出演した[4]。
2006年に、カーマックはテネシー・ウィリアムズの『夏と煙』の貴重なリヴァイヴァル公演でロンドンの舞台にデビューした。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの元芸術監督エイドリアン・ノーブルの演出により、ロザムンド・パイクの相手役ジョンを演じた。ロンドンでは55年間演じられなかった演目で、2006年10月21日から11月25日までアポロ・シアター (ロンドン)で上演されたが予定より早く閉幕した[5]。
テレビドラマ『デスパレートな妻たち』の1エピソードでスーザン・メイヤーのいとこのティムを演じていた。
映画『バタフライ・エフェクト』の3作目、2009年1月公開の『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』では主人公のサム・リードを演じていた。2010年9月17日公開の『Alpha and Omega』ではガース役で声優として初出演した[6]。そして『Alpha and Omega 2: A Howl-iday Adventure』に同じくカーズ役で出演した。続編のひとつに登場した数少ないオリジナルのキャストであった。
2013年にカーマックは、ABCドラマ『ナッシュビル』に、スカーレットとガナーの隣人で、セクシーでチャーミングなカントリー・シンガー兼ギター・プレイヤーのウィル役で出演した[7][8]。最初はカーマックのキャラクターが女たらしで、スカーレットとガナーの関係の潜在的な脅威に見えたが、そのキャラクターはゲイで、カントリー・ミュージックのヘテロセクシュアル的なイメージを守るためであったのが明らかになった。カーマックは、このシーズンの第16話から第21話まで全6話に出演して、第2シーズンからはシリーズ・レギュラーに昇格した[9]。
2018年に、カーマックはABCでヒット中のメディカル・ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』に、オルソ・ゴッドとしてのドクター・アティカス・リンカーン(リンク)役で出演した[10]。
私生活
[編集]2016年3月2日に、カーマックはエリン・スレイヴァーとの婚約を発表し、2人は2018年10月に結婚した[11]。
このカップルには2016年8月30日に娘が誕生した[12]。
出演作品
[編集]映画
[編集]年 | 題/原題 | 役 | 特記事項 |
---|---|---|---|
2004 | チアーズ!2 Bring It On Again |
トッド Todd |
(Video) |
2005 | Candy Paint | フットボール選手 | (Short) |
アマンダ・バインズ in Sweet Paradise Love Wrecked |
ジェイソン・マスターズ Jason Masters |
||
2006 | ラッキー・ガール Just My Luck |
デイヴィッド David Pennington |
クレジット無し |
2007 | 恋の終わりの始め方 Suburban Girl |
ジェド・ハンソン Jed Hanson |
|
2009 | H20 Extreme | Austin | |
バタフライ・エフェクト3/最後の選択 The Butterfly Effect 3: Revelations |
サム・リード Sam Reide |
主演 | |
イントゥ・ザ・ブルー2 Into the Blue 2: The Reef |
セバスチャン・ホワイト Sebastian White |
||
2010 | アルファ・アンド・オメガAlpha and Omega | ガース | 声 |
Masturbate for Life | Douchebag Boyfriend | (Short) | |
2011 | シャーク・ナイト Shark Night |
デニス Dennis |
|
2013 | Dark Power | Durant | |
2016 | The Dust Storm | David |
テレビ
[編集]年 | 題 原題 |
役 | 特記事項 |
---|---|---|---|
2000 | Strangers with Candy | Laird | "Insivible Love" |
2003 | Player$ | 本人 | "Voodoo That You Do... with Hobbits!" |
The Sharon Osbourne Show | 本人 | 2003年11月11日放送 | |
Soap Talk | 本人 | 2003年11月18日放送 | |
2003-2004 | The O.C. The O.C. |
ルーク・ワード Luke Ward |
28エピソード 第1シーズン: メイン・キャスト 第2シーズン: スペシャル・ゲスト |
2004 | The Last Ride | Matthew Rondell | テレビ映画 |
2005 | Beach Girls | Cooper Morgenthal | 6エピソード |
ヤング・スーパーマン Smallville |
ジェフ・ジョーンズ Geoff Johns |
第4シーズン "Recruit" | |
Jake in Progress | Jared Rush | "Ubusy?" | |
2005-2006 | Related | Alex Brody | 11エピソード |
2007 | CSI:マイアミ CSI: Miami |
コール・テルフォード Cole Telford |
Kill Switch" |
Higglytown Heroes | Referee Hero | 第3シーズン: "Little Big Fish / Good Sports" | |
2008 | デスパレートな妻たち Desperate Housewives |
ティム Tim Bremmer |
第4シーズン: "Sunday" |
CSI:ニューヨーク CSI: NY |
コルビー・ダンカン Colby Duncan |
第5シーズン: "Forbidden Fruit" | |
2009 | NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 NCIS |
ケヴィン Kevin Nelson |
第6シーズン: "Love & War" |
私はラブ・リーガル Drop Dead Diva |
ブライアン Brian |
"Crazy" | |
2010 | 美人ライターレーンの恋愛記事 Beauty & the Briefcase |
リアム Liam |
テレビ映画 |
Deadly Honeymoon | Trevor Forrest | テレビ映画 | |
2011 | Grace | Dylan Doran | テレビ映画 |
2012 | A Christmas Wedding Date | Chad | テレビ映画 |
All About Christmas Eve | Aidan Green | テレビ映画 | |
LA'd | Liam | Season 1 Episode 9 :Burning Man | |
Bad Girls | - | (TV Movie) | |
2013-2018 | ナッシュビル Nashville |
ウィル・ レキシントン Will Lexington |
109 Episodes |
2018-2019 | グレイズ・アナトミー 恋の解剖学 Grey's Anatomy |
ドクター・アティカス・リンカーン Dr. Atticus Lincoln |
21 Episodes |
舞台
[編集]年 | 題 原題 |
役 | 劇場 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
2006 | Entertaining Mr Sloane | Sloane | Laura Pels Theatre | Feb.17,2006 to May.21,2006 (opens Mar.16,06) |
夏と煙 Summer and Smoke |
ジョン・ブキャナン Jr. John Buchanan Jr. |
ノッティンガム・プレイハウス | Sept.22,2006 to Oct.07,2006[13] | |
2006-2007 | 夏と煙 Summer and Smoke |
ジョン・ブキャナン Jr. John Buchanan Jr. |
アポロ・シアター (ロンドン) | Oct.18,2006 to Feb.3,2007 |
2019 | イントゥ・ザ・ウッズ Into the Woods |
ラプンツェル(ラパンゾ)の王子 Rapunzel's Prince |
ハリウッド・ボウル | Jul.26,2019 to Jul.28,2019[14] |
ゲーム
[編集]年 | 題 原題 |
役 | Notes |
---|---|---|---|
2015 | ファイナルファンタジー零式 Final Fantasy Type-0 HD |
クオン・ヨバツ Quon Yobatz |
Voice role |
ディスコグラフィー
[編集]EP
[編集]- Pieces of You (2015) -Nashville, Season 6: Episode 1
- Contributed 1 track: "Don't Come Easy" -Nashville, Season 6: Episode 2
- Contributed 2 tracks: "Stop the World (And Let Me Off)" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン and "Right Where You Want Me" with サム・パラディオ -Nashville, Season 6: Episode 4
- Contributed 2 tracks: "Tearin Up My Heart" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン and "My Arms" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン -Nashville, Season 6: Episode 5
- Contributed 2 tracks: "Go With It" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン、レネー・ブレイク and "Hold On (Not Leaving You Behind)" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン、レネー・ブレイク -Nashville, Season 6: Episode 6
- Contributed 1 track: "Love is Loud" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン、レネー・ブレイク -Nashville, Season 6: Episode 7
- Contributed 1 track: "Smoking the Boys" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン、レネー・ブレイク -Nashville, Season 6: Episode 8
- Contributed 1 track: "Hard Days" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン、レネー・ブレイク -Nashville, Season 6: Episode 9
- Contributed 1 track: "My Turn" -Nashville, Season 6: Episode 10
- Contributed 1 track: "Go" with サム・パラディオ、ジョナサン・ジャクソン、レネー・ブレイク -Nashville, Season 6: Episode 16
- Contributed 1 track: "A Life That's Good" with サム・パラディオ、レネー・ブレイク、ジョナサン・ジャクソン, and "A Life That's Good" with ヘイデン・パネッティーア、コニー・ブリットン、チャールズ・エステン、サム・パラディオ、クレア・ボウエン、ジョナサン・ジャクソン、レノン・ステラ、メイシー・ステラ、ロニー・コックス
サウンドトラック
[編集]- The Music of Nashville: Season 1, Volume 2 (2013)
- The Music of Nashville: Season 2, Volume 1 (2013)
- The Music of Nashville: Season 2, Volume 2 (2014)
- Nashville: On the Record (2014)
- The Music of Nashville: Season 3, Volume 1 (2014)
- Nashville: On the Record Volume 2 (2015)
- The Music of Nashville: Season 3, Volume 2 (2015)
- The Music of Nashville: Season 4, Volume 1 (2015)
- Nashville: On the Record Volume 3 (2016)
- The Music of Nashville: Season 4, Volume 2 (2016)
- The Music of Nashville: Season 5, Volume 1 (2017)
- The Music of Nashville: Season 5, Volume 2 (2017)
- The Music of Nashville: Season 5, Volume 3 (2017)
- The Music of Nashville: Season 6, Volume 1 (2018)
- The Music of Nashville: Season 6, Volume 2 (2018)
シングル
[編集]Year | Single | Sales | Album |
---|---|---|---|
2013 | "What If I Was Willing" | 4,000[15] | The Music of Nashville: Season 2 Volume 1 |
2015 | "Being Alone"[16] | Pieces of You |
ツアー
[編集]- Nashville In Concert (2014)
脚注
[編集]- ^ “Chris Carmack (Luke) Bio”. January 31, 2006閲覧。
- ^ “Chris Carmack Biography”. May 2 2019閲覧。
- ^ Neil Wilkes (March 29, 2004). “OC star may not be back for second season”. digital spy 2008年4月28日閲覧。
- ^ “[http://www.curtainup.com/entertainingmrsloaneny.html A CurtainUp Review Entertaining Mr. Sloane]”. Mar.17,2006閲覧。
- ^ “Summer And Smoke, Apollo Theatre, London”. 20 October 2006閲覧。
- ^ “Butterfly Effect: Revelation”. Bloodydisgusting.com. 2009年6月7日閲覧。
- ^ Roots, Kimberly (February 19, 2013). “Nashville Exclusive: The O.C.‘s Chris Carmack Moves in as Scarlett and Gunnar’s [Spoiler]”. TV Line. March 2, 2013閲覧。
- ^ Andreeva, Nellie (March 5, 2013). “Chris Carmack Joins ABC’s ‘Nashville’”. Deadline Hollywood. April 4, 2013閲覧。
- ^ Goldberg, Lesley (July 8, 2013). “'Nashville' Promotes Three to Series Regular (Exclusive)”. The Hollywood Reporter. 9 July 2013閲覧。
- ^ https://www.bustle.com/p/who-plays-ortho-god-on-greys-anatomy-chris-carmack-is-going-to-shake-things-up-at-the-hospital-12067154
- ^ Nelson, Jeff (March 2, 2016). “Chris Carmack Is Engaged to Erin Slaver”. People. Time Inc.. July 16, 2017閲覧。
- ^ Bakkila, Blake (September 2, 2016). “Chris Carmack and Erin Slaver Welcome a Daughter”. People. Time Inc.. July 16, 2017閲覧。
- ^ “Summer and Smoke @ Nottingham Playhouse”. 27/09/06閲覧。
- ^ “BWW Review: Broadway Vets Shine in Delightful, Star-Studded INTO THE WOODS at the Hollywood Bowl”. Jul. 27, 2019閲覧。
- ^ http://roughstock.com/news/2013/10/13954-country-chart-news-the-top-30-digital-singles-october-16-2013-chase-rice-debuts-2-wready-set-roll-cassadee-pope-chris-young-blake-sheltons-latest-nearly-gold
- ^ “Being Alone – Single by Chris Carmack”. iTunes Store (US). Apple Inc. 10 June 2015閲覧。