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クリスマスブッシュ (クノニア科)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリスマスブッシュ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
: カタバミ目 Oxalidales
: クノニア科 Cunoniaceae
: ケラトペタルム属[1] Ceratopetalum
: クリスマスブッシュ C. gummiferum
学名
Ceratopetalum gummiferum Sm.[2]
和名
クリスマスブッシュ[1]
英名
New South Wales Christmas Bush

クリスマスブッシュ学名Ceratopetalum gummiferum、英名:New South Wales Christmas Bush(ニューサウスウェールズクリスマスブッシュ)) はクノニア科の樹木。クリスマスの時期にが赤からピンクになるため、よく栽培される植物である。オーストラリアニューサウスウェールズ州の固有種であり、 グレートディヴァイディング山脈の東側、ユラデュラからエバンスヘッドの間でみられる[3]

半円形の樹形をした低木から、成長するとピラミッド型になる[4]は3枚の小葉からなり、長さは最大8cm、葉柄は上部に溝があり、長さは10から20cmである[3]。原産地では10月から5枚の白い花弁を持つ小さい花が咲く。それが枯れた後、萼が大きくなりピンクから赤に色づき、オーストラリアではクリスマスの時期に目立つようになる[4]

本種はオーストラリアとパプアニューギニアに9種が分布するケラトペタルム属の1つである。1793年にイングランドの植物学者ジェームズ・エドワード・スミスにより"A Specimen of the Botany of New Holland"で記載された[5]

栽培では高さは6mにしかならない[4]。増殖は播種挿し木で可能であるが、良い色彩を維持するためには、後者の方が良い[6]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年11月2日(2010年4月20日初版第2刷(訂正入))、130頁、ISBN 978-4-900358-61-4
  2. ^ the Royal Botanic Gardens, Kew and Missouri Botanical GardenCeratopetalum gummiferum」『The Plant List』(2015年5月9日閲覧)
  3. ^ a b Ceratopetalum gummiferum Sm.”. PlantNET - New South Wales Flora Online. Royal Botanic Gardens & Domain Trust, Sydney Australia. 26 December 2011閲覧。
  4. ^ a b c Ceratopetalum gummiferum”. Growing Native Plants. Australian National Botanic Gardens. 26 December 2011閲覧。
  5. ^ Ceratopetalum gummiferum”. Australian Plant Name Index (APNI), IBIS database. Centre for Plant Biodiversity Research, Australian Government, Canberra. 26 December 2011閲覧。
  6. ^ Ceratopatalum gummiferum”. Australian Native Plants Society (Australia). 26 December 2011閲覧。