クラレンス・カーター
クラレンス・カーター Clarence Carter | |
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クラレンス・カーター(1995年) | |
基本情報 | |
出生名 | Clarence George Carter |
生誕 | 1936年1月14日(88歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 アラバマ州モンゴメリー |
ジャンル | ソウル、サザン・ソウル |
職業 | シンガーソングライター、ギタリスト、音楽プロデューサー |
担当楽器 | ボーカル、ギター |
活動期間 | 1962年 - |
レーベル | Fairlane、デューク、アトランティック、フェイム、Ichiban |
クラレンス・カーター(Clarence Carter、1936年1月14日 - )は、アメリカ合衆国のソウル歌手、シンガーソングライター、ギタリスト。アフリカ系アメリカ人である。「パッチズ」(1970年)などアラバマ州マッスル・ショールズのフェイム・スタジオで録音した一連のヒット曲で知られる。
来歴
[編集]アラバマ州モンゴメリー出身。生まれながらにして盲目であった[1]。同州タラデガ市にある盲学校(当時の校名は「Alabama School for the Blind」)に通い、1960年8月にアラバマ州立大学を卒業、音楽の学位をとった。
1961年、友人のカルヴィン・スコットとグループ「Calvin and Clarence」を結成。同年6月にデビュー・シングル「I Wanna Dance (But I Don't Know How)」を発表した[2]。その後レコード会社を移り、「The C & C Boys」と名前を変えて活動を続けるもヒットには恵まれなかった。1965年、アトランティック・レコード傘下のレーベル、アトコ・レコードから「Clarence & Calvin」名義でシングル「Step By Step」を発表するが[3]これもチャート入りを逃した。
1966年から2人はアラバマ州バーミングハムのクラブで主に活動を行った。しかしスコットが自動車事故を起こし、その怪我が重かったことからグループは解消を余儀なくされた。同年11月、リック・ホールのフェイム・レコードから「I Stayed Away Too Long / Tell Daddy」を発表しソロ・デビューを果たした[4]。なおこの頃、カーターが作詞作曲した「Tell Mama」がエタ・ジェイムスに提供され、ジェイムスが1967年に発表した同曲はビルボード・Hot 100で23位、R&Bチャートで10位を記録し大きな成功を収めた。カーターのソロ・デビュー・シングルのB面の「Tell Daddy」は「Tell Mama」と対になる曲で、こちらもR&Bチャートで35位を記録した。
1967年の終わりにアトランティック・レコードに移籍。以後1973年までリック・ホールのプロデュースの下、マッスル・ショールズのフェイム・スタジオで作品の録音は行われた。1968年4月、マーカス・ダニエルとウィルバー・テレルとウィリアム・アームストロングの3人が書いた「Slip Away」を発表[5]。ビルボード・Hot 100で6位、R&Bチャートで3位を記録した。
1970年7月、デトロイトの4人組のグループ、チェアマン・オブ・ザ・ボードの「パッチズ」をカバー[6]。カーターにとって最大のヒット曲となり、1971年の第13回グラミー賞の最優秀R&B楽曲賞を受賞した。
1970年にキャンディ・ステイトンと結婚。息子を一人もうけたのち、1973年に離婚した。
その他、著名な作品として、「バック・ドア・サンタ」、「アイ・キャント・リーヴ・ユア・ラヴ・アローン」(R&Bチャート6位)、「Too Weak To Fight」(同3位)、「The Feeling Is Right」(同9位)などがある。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- 『ディス・イズ・クラレンス・カーター』 - This is Clarence Carter (1968年)
- 『テスティファイン』 - Testifyin' (1969年)
- 『ザ・ダイナミック・クラレンス・カーター』 - The Dynamic Clarence Carter (1969年)
- 『パッチズ』 - Patches (1970年)
- That's What Your Love Means to Me (1971年)
- Sixty Minutes (1973年)
- Real (1974年)
- 『ロンリネス&テンプテイション』 - Loneliness & Temptation (1975年)
- 『ハート・フル・オブ・ソング』 - Heart Full of Song (1976年)
- I Got Caught Making Love (1977年)
- Let's Burn (1980年)
- Mr. Clarence Carter in Person (1981年)
- Love Me with a Feeling (1982年)
- Patches (1982年)
- Singing for My Supper (1984年)
- 『心乱れて』 - Messin' with My Mind (1985年)
- 『DR. C.C.』 - Dr. C.C. (1986年)
- 『フックト・オン・ラヴ』 - Hooked on Love (1987年)
- Touch of Blues (1989年)
- 『ロック・アンド・ハード・プレイス』 - Between a Rock and a Hard Place (1990年)
- Dr. CC's Greatest Prescriptions: The Best Of (1991年)
- 『R&R帝国』 - Have You Met Clarence Carter...Yet? (1992年)
- Live with the Dr. (1994年)
- Together Again (1995年)
- I Couldn't Refuse (1995年)
- Carter's Corner (1996年)
- Too Weak to Fight (1997年)
- Bring it to Me (1999年)
- Live in Johannesburg (2001年)
- All Y'all Feeling Alright (2003年)
- One More Hit (2005年)
- Messin' with My Mind (2007年)
- The Final Stroke (2007年)
- I'm Easy (2007年) ※コンピレーション
- On Your Feet (2009年)
- A Christmas Party (2010年)
- Sing Along with Clarence Carter (2011年)
- Dance to the Blues (2015年)
- Mr. Old School (2020年)
脚注
[編集]- ^ Ankeny, Jason. “Clarence Carter Biography & History”. Allmusic.com. December 25, 2017閲覧。
- ^ 45cat - Calvin And Clarence - I Wanna Dance (But I Don't Know How) / Money And Women - Fairlane - USA - 45-21003
- ^ Clarence* & Calvin* - Step By Step / Rooster Knees & Rice (Vinyl) at Discogs
- ^ 45cat - Clarence Carter - I Stayed Away Too Long / Tell Daddy - Fame - USA - 45-1010
- ^ 45cat - Clarence Carter - Funky Fever / Slip Away - Atlantic - USA - 45-2508
- ^ 45cat - Clarence Carter - Patches / Say It One More Time - Atlantic - USA - 45-2748