クライン・ユーベルシュタイン
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概要
[編集]ドイツ人風のこの名前はペンネームであり実際には日本人であるが、誤ってドイツ作家に分類されることも多い。著書『SF思考のすすめ』の著者紹介によれば、本名をドイツ語風にアレンジしたものとのことである。なお、ドイツ語で「klein」は「小さい」、「über」は「~より上の、超えた」、「Stein」は「石」や「宝石」の意味を持つ。
コロンビア大学経営大学院でシステム工学を専攻。本業ではシステム・ダイナミックス関係の専門書を著している一方で、ペンネームでSF小説を4作と、SF科学に関する研究書、一般向け科学解説書を発表している。
1984年の東宝映画『ゴジラ』では特別スタッフとして参加した[1]。ゴジラの帰巣本能を利用して火山へ誘導するという展開は、ユーベルシュタインの案による[1]。
著書
[編集]SF小説
[編集]- 『緑の石』(ダイヤモンド社、1977年8月)
- 『青い紐』(ダイヤモンド社、1978年6月)
- 『赤い星』(ダイヤモンド社、1979年2月)
- 『白い影』(日刊工業新聞社ウィークエンドブックス、1979年10月)
SF研究書
[編集]- 『SF思考のすすめ』(講談社ブルーバックス、1980年8月)
- 『ドラえもん式サイエンス・テクノロジー入門』 (創拓社バクの本、1983年6月)
一般科学書
[編集]- 『海辺の小石』(朝日ソノラマ、1979年4月)
- 『頭脳図書館』(朝日出版社、1982年6月)
- 『パソコンはふつうの人の味方です』(ダイヤモンド社、1983年11月)
- 『ユーベルシュタインの未来予測法』(東洋経済新報社、1984年9月)