クチムラサキサンゴヤドリ
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クチムラサキサンゴヤドリ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Coralliophila violacea (Kiener, 1836) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
クチムラサキサンゴヤドリ (口紫珊瑚宿) | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
violet coral shell
(中名) 紫口珊瑚螺 |
クチムラサキサンゴヤドリ(口紫珊瑚宿、Coralliophila violacea)は、アッキガイ科 Muricidae の巻貝の一種で、伊豆半島以南の イシサンゴ目 ハマサンゴ科 のサンゴ (Porites) 上に寄生する。
概要
[編集]約3cm以下で白色の石灰藻におおわれた丸い貝殻を持ち、殻口や内部は紫色で、内外に細かい螺肋を密にめぐらす。イシサンゴ上のくぼみを傷つけて群生することがある。これらのサンゴヤドリは歯舌を欠き、吻による吸引摂食を行う。定着するためにサンゴを傷つけた後は、サンゴや褐虫藻が分泌する栄養分を食べると考えられる。雌雄異体で、メスは卵嚢を母胎内で守ったあと、ベリジャー幼生を放出する[2][3]。サンゴヤドリガイは、従来カブラガイ科 (Rapidae) やサンゴヤドリガイ科 (Coralliophilidae) に分類されていたが、近年アッキガイ科サンゴヤドリ亜科 Coralliophilinae に分類されるようになった。サンゴヤドリ亜科に属する貝としては、カブラガイやカセンガイなどがある。サンゴ以外でヒトデやウニなどの棘皮動物に寄生する貝としては、本種とは遠縁であるがハナゴウナ科 Eulimidae の貝が知られる。
出典
[編集]- ^ “Coralliophila violacea”. WoRMS. 2020年8月8日閲覧。
- ^ Uri Oren, Itzchak Brickner and Yossi Loya (1998). “Prudent sessile feeding by the corallivore snail Coralliophila vilolacea on coral energy sinks”. Proc. R. Soc. Lond. 265: 2043.
- ^ 世界文化生物大図鑑『貝類』 藤岡義蔵ら p.138 ISBN 9784418049042. 世界文化社. (2004/6/15)
外部リンク
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