クシトカゲ属
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クシトカゲ属 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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カルダモンクシトカゲ
Acanthosaura cardamomensis | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Acanthosaura Gray, 1831 |
クシトカゲ属(クシトカゲぞく、Acanthosaura)は、爬虫綱有鱗目アガマ科に属する属。
分布
[編集]インドネシア(スマトラ島)、カンボジア、タイ、中国(南部、海南島)、ベトナム、マレーシア(マレー半島)、ミャンマー、ラオス
形態
[編集]全長20-30cm。体色は褐色だが、種によっては緑色の個体もいるほか、後頭部に1対の角状の突起がある。
後頭部から背面にかけて棘状の鱗(クレスト)があり、櫛のように見えることが属名の由来である。また、属名のAcanthosauraは、「棘のあるトカゲ」の意である。
生態
[編集]比較的標高の高い森林に生息する。咽頭部に垂れ下がった袋状の皮膚(咽喉垂)を広げ、威嚇や繁殖行動を行う。
繁殖形態は卵生。
分類
[編集]分類・和名は中井(2024)を参考[1]。
- Acanthosaura armata マレークシトカゲ
- Acanthosaura aurantiacrista キガシラクシトカゲ
- Acanthosaura bintangensis ビンタンクシトカゲ
- Acanthosaura brachypoda ズングリクシトカゲ
- Acanthosaura capra ベトナムクシトカゲ
- Acanthosaura cardamomensis カルダモンクシトカゲ
- Acanthosaura coronata フトクシトカゲ
- Acanthosaura crucigera ジュウジカクシトカゲ
- Acanthosaura lepidogaster ベニクシトカゲ
- Acanthosaura liui カメンクシトカゲ
- Acanthosaura longicaudata オナガクシトカゲ
- Acanthosaura meridiona コツノクシトカゲ
- Acanthosaura murphyi マーフィークシトカゲ
- Acanthosaura nataliae ナタリアクシトカゲ
- Acanthosaura phongdienensis フォンディエンクシトカゲ
- Acanthosaura phuketensis プーケットクシトカゲ
- Acanthosaura prasina ミドリクシトカゲ
- Acanthosaura rubrilabris アカクチクシトカゲ
- Acanthosaura titiwangsaensis キャメロンクシトカゲ
- Acanthosaura tongbiguanensis ユンナンクシトカゲ
人間との関係
[編集]ペット用として輸入されることがあり、日本にも輸入されている。主に野生個体が流通するが、繁殖個体が流通することもある。流通量は多くはないが、特にベニクシトカゲの流通は稀である。
脚注
[編集]- ^ 『トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』389 - 390頁
参考文献
[編集]- 中井 穂瑞領『ディスカバリー 生き物・再発見 トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』、誠文堂新光社、2024年。