クエスチョン・オブ・バランス
『クエスチョン・オブ・バランス』 | ||||
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ムーディー・ブルース の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1970年1月 - 6月 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | スレッショルド・レコード | |||
プロデュース | トニー・クラーク | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ムーディー・ブルース アルバム 年表 | ||||
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『クエスチョン・オブ・バランス』(原題:A Question of Balance)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ムーディー・ブルースが1970年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ジャスティン・ヘイワードによれば、本作はライヴ・パフォーマンスを念頭に置いてレコーディングされ、「ある意味、過剰にオーヴァーダブの世界へ乗り出さず、スタジオの中でライヴ演奏する方向性に戻った」とのことである[5]。また、ヘイワードは自身が作詞・作曲した「クエスチョン」について「ライヴ録音で、オーヴァーダビングもダブルトラッキングも使わず、ちょっとエコーをかけただけさ」とコメントしている[6]。「クエスチョン」や「マイクズ・ナンバー・ワン」はレコーディングの初期の段階で録音されるが、アメリカ・ツアーのためにレコーディングは一度中断され[5]、4月24日には「クエスチョン」のシングル・ヴァージョンがリリースされて[7]、6月初頭に本作のレコーディングが再開された[5]。なお、「マイクズ・ナンバー・ワン」は未完成のままアウトテイクとなり、2003年の夏にテープが発見された[7]。
オリジナルLPの裏ジャケットには、『ナショナルジオグラフィック』誌に掲載されたジョン・ブラッシュフォード=スネルの写真をモデルにした人物(ピスヘルメットを着用し銃を持った男性)が描かれていた[5][8]。そして、これに対してスネルがバンドとレーベルを訴えたため、該当する部分は後に、ピスヘルメットをかぶっていない人物に描き直された[5][9]。
2006年のSACDにはボーナス・トラックが6曲追加され、2008年のリマスターCDにも引き続き収録された。
反響
[編集]本作に先行してリリースされたシングル「クエスチョン」は、全英シングルチャートで2位に達し、「ゴー・ナウ」(1964年)以来のトップ10シングルとなる[10]。また、アメリカのBillboard Hot 100では21位に達した[2]。
続いて本作が発表されると、全英アルバムチャートでは3週連続で1位となり[11]、自身2作目の1位獲得アルバムとなった[1]。アメリカのBillboard 200では3位を記録し[2]、1970年11月にはRIAAによってゴールドディスクに認定され、24年後の1994年11月にはプラチナディスクに認定された[12]。
収録曲
[編集]- クエスチョン "Question" (Justin Hayward) – 5:44
- ハウ・イズ・イット "How Is It (We Are Here)" (Mike Pinder) – 2:45
- そして波が打ち寄せ "And the Tide Rushes In" (Ray Thomas) – 2:55
- ドント・ユー・フィール・スモール "Don't You Feel Small" (Graeme Edge) – 2:38
- かめとうさぎ "Tortoise and the Hare" (John Lodge) – 3:19
- イッツ・アップ・トゥ・ユー "It's Up to You" (J. Hayward) – 3:11
- 吟遊詩人の歌 "Minstrel's Song" (J. Lodge) – 4:27
- ドーニング・イズ・ザ・デイ "Dawning is the Day" (J. Hayward) – 4:21
- メランコリー・マン "Melancholy Man" (M. Pinder) – 5:45
- バランス "The Balance" (G. Edge, R. Thomas) – 3:27
ボーナス・トラック
[編集]- マイクズ・ナンバー・ワン "Mike's Number One" (M. Pinder) – 3:36
- クエスチョン(オルタネイト・ヴァージョン) "Question (Alternate Version)" (J. Hayward) – 6:08
- 吟遊詩人の歌(オリジナル・ミックス) "Minstrel's Song (Original Mix)" (J. Lodge) – 4:35
- イッツ・アップ・トゥ・ユー(オリジナル・ミックス) "It's Up to You (Original Mix)" (J. Hayward) – 3:19
- ドント・ユー・フィール・スモール(オリジナル・ミックス) "Don't You Feel Small (Original Mix)" (G. Edge) – 3:02
- ドーニング・イズ・ザ・デイ(フル・オリジナル・ミックス) "Dawning is the Day (Full Original Mix)" (J. Hayward) – 4:36
参加ミュージシャン
[編集]- ジャスティン・ヘイワード - ボーカル、ギター、マンドリン
- ジョン・ロッジ - ボーカル、ベース
- マイク・ピンダー - ボーカル、メロトロン、モーグ・シンセサイザー
- レイ・トーマス - ボーカル、フルート、タンブリン
- グレアム・エッジ - ドラムス、パーカッション
脚注
[編集]- ^ a b MOODY BLUES | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ a b c The Moody Blues - Awards : AllMusic
- ^ norwegiancharts.com - The Moody Blues - A Question Of Balance
- ^ dutchcharts.nl - The Moody Blues - A Question Of Balance
- ^ a b c d e 2008年リマスターCD(UICY-20123)英文ライナーノーツ(マーク・パウウェル)
- ^ Question by The Moody Blues Songfacts
- ^ a b 2008年リマスターCD(UICY-20123)英文ブックレットp.19
- ^ Images for Moody Blues, The - A Question Of Balance - 初回盤LPの画像
- ^ Images for Moody Blues, The - A Question Of Balance - 1986年再発CDの画像
- ^ MOODY BLUES | Artist | Official Charts
- ^ 1970 The Number One Albums | Official Charts
- ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"A QUESTION OF BALANCE"と入力して検索すれば表示される
外部リンク
[編集]- A Question Of Balance - Discogs (発売一覧)
先代 サイモン&ガーファンクル『明日に架ける橋』 |
全英アルバムチャート ナンバーワン・アルバム 1970年8月22日 - 9月12日 |
次代 クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 『コスモズ・ファクトリー』 |