クインズベリー・ルール
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クインズベリー・ルール(英: Marquess of Queensberry rules)とは、19世紀のイギリスではじめてボクシングの競技にグローブ着用などを義務づけた現在のボクシングの基礎となるルールである。
命名
[編集]1867年にはロンドン・アマチュア・アスレチック・クラブのジョン・グラハム・チェンバース(英語版)によってルールが定められ、ボクシングの愛好家であった第9代クインズベリー侯爵ジョン・ショルト・ダグラスが保証人となったことで成立したため、彼の名を冠して「クインズベリー・ルール」と名づけられた。
内容
[編集]- リング - 一辺が24フィート(7m32cm)の四角形
- 内容 - 「1ラウンドを3分」、「インターバル1分」、「5オンスグローブ着用」、「投げ技の禁止」、「10カウント以内に立ち上がれない場合はKO負け」
- 以上は「ロンドン・プライズリング・ルールズ」から変更点
- 反則 - ベルト以下への打撃の禁止、腰より下の抱込みの禁止、倒れた相手への攻撃禁止、蹴り技、頭突き、目玉えぐりの禁止
世界ヘビー級タイトルマッチでは1892年9月7日、ジョン・L・サリバン対ジェームス・J・コーベットからこのルールが適用された。