ギロドゥス
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ギロドゥス | |||||||||||||||||||||
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Gyrodus hexagonus(ドイツ産)
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Gyrodus Agassiz, 1843 |
ギロドゥス (Gyrodus) は、ジュラ紀中期から白亜紀後期にかけて生息していた魚類である。主にヨーロッパから産出する。
特徴
[編集]全長1.2メートル。縦長の体をしており、側面から見るとほぼ円形であった。網上の細い骨の組織が体を内側から支え、厚い長方形のウロコが体を守っていた。また、顎には丸い歯がところせましと並んでおり、サンゴや貝を噛み砕いて食べていたと考えられている。
多くのピクノドゥス目魚類は截型か扇型の尾鰭を持ち、沿岸域のサンゴ礁のような環境に適応していた。だが、本属は二叉した尾鰭と鎌型の背鰭・臀鰭を持ち、外洋を高速で泳ぐこともできたと考えられる[1]。
種
[編集]ジュラ紀中期
[編集]最古の化石はスコットランド・ジュラ紀中期のものである[1]。
- G. goweri (Grey−Egerton 1869)
ジュラ紀後期
[編集]ジュラ紀後期に最も多様性・分布域を拡大した。一部の種はアメリカにも到達している。主要な化石は全てこの時代のものである。
- G. hexagonus (de Blainville, 1818) - タイプ種
- G. circularis Agassiz, 1844
- G. macrophthalmus Agassiz 1843
- G. macrophthalmus cubensis - キューバ産[2]
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Gyrodus circularis
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Gyrodus macrophthalmus
白亜紀前期
[編集]白亜紀前期の化石記録は不明瞭である。次の2種はイギリスのSpeeton Clayから出土した。
- G. atherfieldensis White, 1927
- G. minor Agassiz, 1844
以下の3種は歯の断片のみが知られる。
- G. contiguidens - フランス
- G. sculptus - フランス
- G. ellipticus Eichwald, 1868 - ロシア
白亜紀後期
[編集]フランスから歯の断片が出土しているが、本属のものかどうかは不明確である。
参考文献
[編集]- ^ a b J Kriwet, L Schmitz (2005). “New insight into the distribution and palaeobiology of the pycnodont fish Gyrodus”. Acta Palaeontologica Polonica 50 (1): 49-56 .
- ^ William K Gregory (1923). “A Jurassic fish fauna from western Cuba, with an arrangement of the families of holostean ganoid fishes”. Bulletin of the American Museum of Natural History .
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ギロドゥス・川崎悟司イラスト集 - ウェイバックマシン(2012年12月21日アーカイブ分)