ギャラクシーエクスプレス
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株式会社ギャラクシーエクスプレス (GALAXY EXPRESS Co.) は、かつて存在した人工衛星の打上用ロケットおよびシステムの設計・開発、製造を業務とした企業。
二段型の中型ロケットであるGXロケット製造を目的に日米の民間企業の出資により2001年に設立され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が技術協力を行っていた。
当初、2006年後半に試験機1号機を打ち上げることを目標としていたが、度重なる延期の末に2009年12月に政府はGXロケットの中止を決定した。この結果、翌2010年1月にIHIは113億円の特別損失を計上してギャラクシーエクスプレス社の解散を決定した[1]。最終的に2010年4月1日付けで解散となり[2]、負債総額は229億200万円に及んだ[3]。
出資企業
[編集]- IHI(旧・石川島播磨重工業)
- アイ・エイチ・アイ・エアロスペース
- 三菱商事
- 川崎重工業
- 日本航空電子工業
- 富士重工業(現・SUBARU)
- コクサイエアロマリン
- NEC東芝スペースシステム(現・NECスペーステクノロジー)
- ロッキードマーチン
脚注
[編集]- ^ “IHIが3月末メドにGX社を解散、政府のロケット開発中止決定で”. ロイター. (2010年1月29日) 2010年1月29日閲覧。
- ^ “倒産速報 (株)ギャラクシーエクスプレス”. 東京商工リサーチ (2010年6月29日). 2011年10月28日閲覧。
- ^ “全国企業倒産集計2010年6月報”. 帝国データバンク. 2011年10月28日閲覧。