ギガファクトリー ネバダ
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ギガファクトリー ネバダ(英語: Gigafactory Nevada、ギガファクトリー1、ギガネバダ)は、アメリカ合衆国ネバダ州にあるリチウムイオン電池及び電気自動車部品の生産工場である[1][2]。テスラが所有し、同社とパナソニックが共同運営しており、テスラの電気自動車(ギガファクトリー上海で生産される自動車を除く)に搭載するバッテリーを生産している[3]。
Gigafactory Nevada | |
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2019年12月、ドローンによる空撮 | |
操業開始 | 2015年1月 |
場所 | Storey County, ネバダ州, U.S. |
座標 | 北緯39度32分17秒 西経119度26分24秒 / 北緯39.538度 西経119.440度座標: 北緯39度32分17秒 西経119度26分24秒 / 北緯39.538度 西経119.440度 |
業種 | エネルギーストレージ |
生産品 | リチウムイオン電池 |
従業員数 | 12,000人(2022年) |
所有者 | テスラ |
概要
[編集]2016年1月に、他の工場で生産されたバッテリーセルを用いた家庭用バッテリー「テスラ・パワーウォール」の生産を開始し、2017年1月にはセルの量産を開始した[4][5]。
2018年半ばには、ギガファクトリー1におけるバッテリー生産は年間でおおよそ20GWhに達し、世界最大のバッテリー生産工場となった。2019年3月現在、ギガファクトリーではモデル3のドライブトレインおよびバッテリーパック、PowerwallおよびPowerpackが製造されている[6]。
工場内は3階建てとなっており、パナソニックとテスラのフロアで分かれている。床には資材運搬用の穴が開けられており、パナソニックが生産したセルをテスラに搬送して最終仕上げを行う。工場と周辺の土地をあわせた総敷地面積は3200エーカー(13平方キロメートル)と、東京ドームに換算すると約280個分に相当し、完成すれば世界最大の敷地面積の工場となる[7]。工場の消費電力は自給自足するように設計されており、敷地内に設置する太陽光、風力、地熱発電を組み合わせて電力を供給する計画である[8]。
脚注
[編集]- ^ “Elon Musk Debuts the Tesla Powerwall”. YouTube (2015年4月30日). March 10, 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月1日閲覧。
- ^ “Tahoe Reno Industrial Center”. October 3, 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月22日閲覧。
- ^ “Tesla to Cut Price on Chinese Model 3 With CATL Battery” (英語). Bloomberg.com. (2020年10月1日). オリジナルのOctober 31, 2020時点におけるアーカイブ。 2020年10月9日閲覧。
- ^ Johnston, Adam (January 8, 2016). “Tesla Starts Off 2016 By Producing & Delivering Powerwall”. CleanTechnica. January 6, 2017閲覧。
- ^ “Tesla sets July 29 date for Gigafactory Grand Opening event”. Teslarati. (2016年5月27日). オリジナルのMay 29, 2016時点におけるアーカイブ。 2017年1月5日閲覧。
- ^ https://www.tesla.com/jp/gigafactory
- ^ O'Kane, Sean (2018年11月30日). “Tesla will live and die by the Gigafactory”. The Verge. December 5, 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月4日閲覧。
- ^ Musk, Elon (April 2017). “Elon Musk: The future we're building – and boring”. TED Talk. May 1, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月2日閲覧。