コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

キーオン・ブロクストン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キーオン・ブロクストン
Keon Broxton
カンザスシティ・モナークス
ボルチモア・オリオールズ時代
(2019年6月29日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ポーク郡レイクランド
生年月日 (1990-05-07) 1990年5月7日(34歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2009年 MLBドラフト3巡目
初出場 2015年9月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

キーオン・ダレル・ブロクストンKeon Darell Broxton , 1990年5月7日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州ポーク郡レイクランド出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。北米独立リーグアメリカン・アソシエーションカンザスシティ・モナークス所属。愛称はフラ・ボーイFla Boy[1]

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

2008年MLBドラフト29巡目(全体886位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名されたが、契約せずにサンタフェ・カレッジ英語版へ進学した。

プロ入りとダイヤモンドバックス傘下時代

[編集]
AAA級リノ・エーシズ時代
(2012年9月15日)

2009年MLBドラフト3巡目(全体95位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り。この年は傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイ英語版でプロデビュー。72試合に出場して打率.246、11本塁打、37打点、6盗塁を記録した。

2010年はA級サウスベンド・シルバーホークス英語版でプレーし、133試合に出場して打率.228、5本塁打、33打点、21盗塁を記録した。また、この年は17二塁打より多い19三塁打を放っている[2]

2011年はA級サウスベンドとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、2球団合計で130試合に出場して打率.248、7本塁打、45打点、33盗塁を記録した。

2012年はA+級バイセイリアでプレーし、130試合に出場して打率.267、19本塁打、62打点、21盗塁を記録した。オフの11月20日に40人枠入りした。

2013年はAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、101試合に出場して打率.231、8本塁打、41打点、5盗塁を記録した。シーズン終了後の10月3日には40人枠外となった[3]。オフにはオーストラリアン・ベースボールリーグシドニー・ブルーソックスでプレーした。

パイレーツ時代

[編集]

2014年3月27日に金銭トレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[4]。この年は傘下のAA級アルトゥーナ・カーブでプレーし、127試合に出場して打率.275、15本塁打、52打点、25盗塁を記録した。

2015年はAA級アルトゥーナとAAA級インディアナポリス・インディアンスでプレーし、133試合に出場して打率.273、10本塁打、68打点、39盗塁を記録した。9月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[5]、同日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは主に代走で7試合に出場し、1盗塁・3得点を記録した。打撃では2度打席に立ったが、無安打に終わった。

ブルワーズ時代

[編集]
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2018年7月14日)

2015年12月17日にジェイソン・ロジャースとのトレードで、トレイ・スパック英語版と共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[6]

2016年は開幕をメジャーで迎えた[7]が、16打数0安打11三振と全く打てず、4月17日に傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ降格した。5月20日に再昇格し、25日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャー28打席目にしてようやく初安打をバントヒットで記録している[8]。その後も2度昇格と降格があったが、シーズン後半には中堅手での先発出場が増え、最終的に75試合に出場して打率.242、9本塁打、19打点、23盗塁を記録した。

2017年は143試合に出場し、自己最多となる20本塁打を放った。また8月30日のセントルイス・カージナルス戦、1点リードの9回表2アウト1塁の場面で、ランドル・グリチャックが打った大きな打球をフェンスの向こうでキャッチして勝利に貢献する好プレーを見せた[9]

メッツ時代

[編集]
ニューヨーク・メッツ時代
(2019年2月24日)

2019年1月5日にボビー・ウォールアダム・ヒル英語版フェリックス・バレリオとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[10]。5月17日にDFAとなった[11]

オリオールズ時代

[編集]

2019年5月22日にインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[12]。7月21日にDFAとなった[13]

マリナーズ時代

[編集]

2019年7月27日にウェイバー公示を経てシアトル・マリナーズへ移籍した[14]。レギュラーシーズン終了後の10月29日にFAとなった[15]

ブルワーズ傘下時代

[編集]

2019年12月7日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、2020年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[16]。2020年11月2日にFAとなった[3]

ツインズ傘下時代

[編集]

2021年2月2日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[3]。開幕はAAA級セントポール・セインツで迎えたが、73試合に出場して打率.189、9本塁打、26打点に終わり、8月19日に自由契約となった[3]

ブルワーズ傘下時代

[編集]

2021年8月31日にミルウォーキー・ブルワーズと三たびマイナー契約を結んだ[3]。オフの11月7日にFAとなった[3]

メキシカンリーグ時代

[編集]

2022年1月17日にメキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズと契約した[17]

独立リーグ時代

[編集]

2023年5月8日にアメリカン・アソシエーションカンザスシティ・モナークスと契約した[18]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2015 PIT 7 2 2 3 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2016 MIL 75 244 207 28 50 10 1 9 89 19 23 4 1 0 36 0 0 88 2 .242 .354 .430 .784
2017 143 463 414 66 91 15 4 20 174 49 21 7 1 1 40 1 7 175 3 .220 .299 .420 .719
2018 51 89 78 15 14 2 2 4 32 11 5 1 0 0 11 0 0 28 0 .179 .281 .410 .691
2019 NYM 34 53 49 5 7 1 0 0 8 2 4 1 0 0 4 0 0 22 1 .143 .208 .163 .371
BAL 37 112 103 14 21 3 0 4 36 9 4 1 1 0 8 0 0 49 4 .204 .261 .350 .611
SEA 29 63 52 5 6 0 0 2 12 5 2 4 0 2 8 0 1 33 0 .115 .238 .231 .469
'19計 100 228 204 24 34 4 0 6 56 16 10 6 1 2 20 0 1 104 5 .167 .242 .275 .517
MLB:5年 376 1026 905 136 189 31 7 39 351 95 60 19 3 3 107 1 8 396 10 .209 .297 .388 .685
  • 2020年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(RF)




































2015 PIT 1 0 0 0 0 .--- 1 0 0 0 0 .--- 1 0 0 0 0 .---
2016 MIL 68 143 0 4 0 . - -
2017 139 231 5 7 0 .971 - -
2018 24 43 1 0 0 1.000 - 20 14 1 0 0 1.000
  • 2018年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 60(2015年)
  • 23(2016年 - 2019年5月16日)
  • 9(2019年5月24日 - 同年7月20日)
  • 4(2019年7月30日 - 同年終了)

脚注

[編集]
  1. ^ Explaining Crew Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  2. ^ 「2015メジャーデビュー全254選手リスト」『月刊スラッガー』2016年3・4月合併号 日本スポーツ企画出版社 54頁
  3. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2022年4月2日閲覧。
  4. ^ Charlie Wilmoth (2014年3月27日). “Pirates trade for Keon Broxton”. Bucs Dugout. 2017年2月25日閲覧。
  5. ^ Pirates bring up OF Keon Broxton
  6. ^ Bucs acquire 1B Rogers in deal with Brewers” (英語). MLB.com (2015年12月17日). 2017年2月25日閲覧。
  7. ^ Jay Sorgi (2016年4月4日). “Brewers newcomer Keon Broxton: Opening Day is something he 'dreamed about'”. WTMJ.com. 2017年2月25日閲覧。
  8. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、389頁頁。ISBN 978-4-331-52084-0 
  9. ^ How does Keon Broxton's game-ending catch stack up among the greatest in recent memory?” (英語). MLB.com (2017年8月31日). 2017年11月23日閲覧。
  10. ^ Adam McCalvy (2019年1月5日). “Mets acquire Broxton for Wahl, two prospects” (英語). MLB.com. 2019年3月15日閲覧。
  11. ^ Christina De Nicola (2019年5月17日). “Full circle: Carlos Gomez rejoins Mets” (英語). MLB.com. 2019年5月18日閲覧。
  12. ^ Joe Trezza (2019年5月22日). “O's get Broxton for int'l bonus slot money” (英語). MLB.com. 2019年5月23日閲覧。
  13. ^ Joe Trezza (2019年7月21日). “Orioles designate Broxton, recall Kline” (英語). MLB.com. 2019年7月22日閲覧。
  14. ^ Greg Johns (2019年7月27日). “Mariners claim Keon Broxton off waivers” (英語). MLB.com. 2019年7月28日閲覧。
  15. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  16. ^ Sarah Langs (2019年12月8日). “Broxton back with Crew on Minor League deal” (英語). MLB.com. 2020年3月10日閲覧。
  17. ^ ACEREROS SE REFUERZA CON VELOCIDAD, DEFENSIVA Y BATEO: ¡BIENVENIDO KEON BROXTON!”. Acereros de Monclova (2022年1月17日). 2022年4月2日閲覧。(スペイン語)
  18. ^ 20-20 Star Broxton Signs With Monarchs”. Kansas City Monarchs (2023年5月10日). 2023年5月12日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]