コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

キューライス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キューライス
本名 坂元友介
生誕 1985年3月7日
日本の旗 日本栃木県宇都宮市
職業 漫画家
イラストレーター
アニメーター
称号 修士(造形)東京造形大学大学院
活動期間 2014年 -
受賞 デジスタ・アウォード2004映像部門グランプリ
第6回ユーリ・ノルシュテイン大賞最優秀賞・観客賞
第2回吉祥寺アニメーション映画祭グランプリ
第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品
第16回広島国際アニメーションフェスティバル優秀賞
第19回 Digicon6 ASIA Awards グランプリ
公式サイト キューライス記
テンプレートを表示

キューライス(Q rais、1985年3月7日 - )は、栃木県宇都宮市出身の日本の漫画家イラストレーターアニメーター。本名は坂元 友介(さかもと ゆうすけ)。

東京造形大学デザイン学科アニメーション専攻領域卒業[1]東京造形大学大学院造形研究科デザイン研究領域修了。 キューライスという名前は落語「死神」の呪文、「アジャラカモクレン、キューライス、テケレッツのパー」が由来となっている[2]

経歴

[編集]

高校生の頃から独学で短編アニメーションを作り始め、東京造形大学に入学。同大学院修了後、東北新社企画演出部入社。現在はフリーランスとして漫画、イラスト、演出、アニメーション制作を手掛ける。

人物

[編集]
  • 将来マンガ家になろうと思ったことは一度もなく、マンガを描き始めたのは社会人になってからだった[1]
  • 美大時代は、アパートをスタジオ代わりにして切り絵アニメをつくっていた[3]

作品

[編集]

漫画

[編集]
  • ネコノヒー(2015年 - 、Web上掲載 / KADOKAWA、既刊5巻)
  • スキウサギ(2015年 - 、Web上掲載 / 「ヤングチャンピオン」2017年 No.23 - 掲載中 / 秋田書店、既刊8巻)
  • チャー子(2015 - 2019年、Web上掲載 / イースト・プレス、既刊2巻)
  • チャチャ・チャー子(2018 - 2019年、Web上掲載〈オモコロ〉 / イースト・プレス、既刊1巻)
  • チベットスナギツネの砂岡さん(2017年 - 、Web上掲載 / KADOKAWA、既刊2巻)
  • 悲熊(2017年 - 、Web上掲載 / LINE Digital Frontier、既刊2巻)
    • 2020年、NHK総合でテレビドラマ化(2020年12月18日 - 24日、全10話)。主演は重岡大毅ジャニーズWEST[4]
    • 2021年、テレビドラマの続編として『悲熊 season2』(2021年12月13日 - 22日、全6話)が放送[5][6]
    • 2023年7月11日、名作セレクションとして『悲熊せれくしょん』が放送[5][7]
  • ひとり事 キューライスのサクセスごはん(2019 - 2020年、「キューライスのひとり事」としてWeb上掲載〈オモコロ〉 / 白泉社、既刊1巻)
  • スキネズミ(2020年 - 、Web上掲載 / 秋田書店、既刊3巻)
  • レジネコ(2017 - 2021年、Web上掲載〈2017 - 2018年、「フロムエーしよ‼︎」 / 2020 - 2021年、「CREA」〉 / 文藝春秋、既刊1巻)
  • バイトのネズミダくん(2017 - 2023年、「ネズミダくん」としてWeb上掲載〈タウンワークマガジン〉 / 文藝春秋、既刊1巻)
  • すず色のモーニャ(2020 - 2021年、Web上掲載〈オモコロ〉 / ほぼ日、既刊1巻)
  • キューライスのシンデレラ(2015 - 2021年、「シンデレラ」としてWeb上掲載〈オモコロ〉 / PARCO出版、既刊1巻)
  • 夜の訪問者(2014 - 2022年、Web上掲載〈2017 - 2018年、「XOY」 / 2021 - 2022年、「オモコロ」〉 / ポプラ社、既刊1巻)
  • ヨモツヘグイ(2021 - 2022年、Web上掲載〈オモコロ〉 / 大和書房、既刊1巻)
  • アジャラ(2022年、Web上掲載〈オモコロ〉 / 玄光社、既刊1巻)
  • バルディッシュ・ホテル(2023 - 2024年、Web上掲載〈オモコロ〉 / 大和書房、既刊1巻)

漫画(作品集)

[編集]
  • キューライスのしごと(2024年、主婦と生活社
    • とーきょーカッパ(2023年、Web上掲載)
    • おいちゃさん
    • オバカシ(2021年、Web上掲載)
    • にぼし先輩(2021年、Web上掲載)
    • ねこにち(2021年、Web上掲載)
    • 汁(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 森美術館(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 逆襲のペン(2021年、Web上掲載)
    • からあげちゃん(2021年、Web上掲載)
    • やめてよ!塩狩さん(2022年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • 付きネコ(2023年、Web上掲載)
    • 横になりたいやつ(2023年、Web上掲載)
    • エビフライの日(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • ふるえるシバ(2022年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • アノパン(2023年、Web上掲載〈オモコロ〉)
    • ネズミダくん(単行本『バイトのネズミダくん』未収録分)
    • モッケの災難(2021年、Web上掲載)
  • キューライス初期作品集 さいしょのQ(2024年、ボリス文庫
    • 2014 - 2015年、Web上掲載

漫画(未書籍化)

[編集]
  • とても怖がり! プルサワ(2023年 - 、Web上掲載〈タウンワークマガジン〉)
  • まぼろしの喫茶店ポヤル(2023年 - 、Web上掲載〈パチクリ!〉 / 「ね~ね~」2023年 NO.170 - 掲載中)
  • あくまっこピルケ(2024年 - 、「月刊コロコロコミック」2024年9月号[8] - 連載中 / 「週刊コロコロコミック」2024年8月9日[9] - 連載中)

絵本

[編集]

ドン・ウッサシリーズ

[編集]
  • ドン・ウッサ そらをとぶ(2019年、白泉社
  • ドン・ウッサ ダイエットだいさくせん!(2020年、白泉社)
  • ドン・ウッサ グッスリだいぼうけん!(2021年、白泉社)

ボンバルボンシリーズ

[編集]
  • せかいいちれいぎただしいかいじゅう ボンバルボン(2023年、小学館
  • せかいいちれいぎただしいかいじゅう ボンバルボンの おとどけもの(2024年、小学館)

その他

[編集]
  • ちきゅうちゃん。(文・糸井重里 / 2019年、小学館)
  • ゴリラさん だめです(2019年、イースト・プレス)
  • まぼろしのどうぶつ フィッケルペルネンクス(2019年、ボリス文庫)
  • あばれネコ(2020年、KADOKAWA)
  • ながいながい ねこのおかあさん(絵・ヒグチユウコ / 2020年、白泉社)
  • ニンジンジン(2023年、白泉社)
  • シカしかいない(2024年、白泉社)

イラスト集

[編集]
  • よるのえ(2022年、大和書房)

その他書籍

[編集]
  • 身近な疑問がスッキリわかる理系の知識(監修・瀧澤美奈子 / 2017年、青春出版社
    • 表紙・扉絵、四コマ漫画5本掲載。

アニメ

[編集]
2002年
  • 息子の部屋
2003年
  • 歯男
2004年
  • 在来線の座席の下に住む男
  • 焼魚の唄
2005年
  • マーチングマーチ
  • 父の話
  • 電信柱のお母さん
2007年
  • 蒲公英の姉
2008年
  • とんかつさん~朝~
2009年
  • おるすばん
  • 川旅行
  • ファンシー不動産
2010年
  • confeito
2013年
  • ウィリー・ウィンキー
  • 猟師と聖
2014年
  • ナポリタンの夜
2015年
  • 失われた朝食
  • Fast Week
  • すばらしい仕事
2017年
  • 鴨が好き

なお、2014年以降に制作した5作品はYouTubeにて公開している。

DVD

[編集]
  • キューライス・坂元友介 作品集(2019年、ボリス文庫)

キャラクターデザイン

[編集]

受賞

[編集]

個展

[編集]
  • キューライス初個展
  • キューライス2回目の個展
  • キューライス展 フェムエバー
  • キューライス展
  • キューライス フェムフェムランド
    • 池袋パルコ(2020年2月7日 - 17日)
    • 福岡パルコ(2020年6月5日 - 22日)
    • 名古屋パルコ(2020年7月11日 - 8月3日)
    • 広島パルコ(2020年9月4日 - 28日)
    • 仙台パルコ(2020年10月16日 - 11月3日)
    • 心斎橋パルコ(2021年1月2日 - 17日)
  • キューヴル美術館
    • 池袋パルコ(2021年12月3日 - 20日)
    • 名古屋パルコ(2021年12月25日 - 2022年1月10日)
    • 心斎橋パルコ(2022年3月4日 - 27日)
    • 福岡パルコ(2022年4月8日 - 24日)
    • 広島パルコ(2022年6月11日 - 7月10日)
  • すず色のモーニャ原画展
    • 渋谷パルコ(2021年12月14日 - 2022年1月11日)
  • キューライス よるのえ展
    • 渋谷パルコ(2022年5月28日 - 7月10日)
  • キューライス ちいさなよるのえ展
    • TOBICHI京都(2022年7月15日 - 8月11日)

出演

[編集]

ラジオ

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b キューライス(坂元友介)(インタビュアー:霜月たかなか)「卒業生インタビュー キューライス(坂元友介)」『ZAA 東京造形大学アニメーション専攻アーカイブス』、東京造形大学、2020年12月8日https://www.anizo.com/interview-qrais2022年11月15日閲覧 
  2. ^ @Qrais_Usagi (2017年10月25日). "窮飯…なんて…食うのに困りそうな名前の由来…本当の由来は落語「死神」の呪文「アジャラカモクレンキューライス」からです!". X(旧Twitter)より2022年11月15日閲覧
  3. ^ 【漫画~特別編~】学生時代の思い出(作:キューライス)”. #タウンワークマガジン. リクルート (2017年9月27日). 2022年11月15日閲覧。
  4. ^ キューライス「悲熊」がNHK総合でドラマ化、ジャニーズWEST・重岡大毅が子熊に”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月9日). 2022年11月15日閲覧。
  5. ^ a b ミニドラマ「悲熊」”. NHK. NHKオンライン. 2022年11月15日閲覧。
  6. ^ 重岡大毅さん主演 ミニドラマ「悲熊2」12月放送!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2021年10月27日). 2022年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月15日閲覧。
  7. ^ ドラマ10「悲熊せれくしょん」放送決定のお知らせ”. NHK. 日本放送協会 (2023年7月3日). 2023年7月6日閲覧。
  8. ^ キューライス「あくまっこピルケ 第1話」『月刊コロコロコミック』2024年9月号、小学館、2024年8月9日、707頁。 
  9. ^ 第1話 あくまっこピルケ”. 週刊コロコロコミック. 小学館 (2024年8月9日). 2024年8月9日閲覧。
  10. ^ "よくあるご質問 - ネズリテ". NHK. 日本放送協会. 2023年11月23日閲覧「キャラクターはオリジナルですか?」絵本作家などで活躍しているキューライスさんが、この番組のために描き下ろしたオリジナルのキャラクターです。

参考資料

[編集]
  • キューライス. “自己紹介”. キューライス記. ライブドアブログ. 2021年12月5日閲覧。

外部リンク

[編集]