キノボリヤモリ
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キノボリヤモリ | |||||||||||||||||||||||||||
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Hemiphyllodactylus typus(レユニオン島産)
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Hemiphyllodactylus typus Bleeker, 1860[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
キノボリヤモリ[2]、ジャワキノボリヤモリ[3] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Tree Gecko, Indopacific Slender Gecko, Common Dwarf Gecko[1] |
キノボリヤモリ(学名:Hemiphyllodactylus typus)は、キノボリヤモリ属に分類されるヤモリの1種。ジャワキノボリヤモリとも[3]。
分布
[編集]原産地は不明であるが[4]、インド、スリランカ、チャパ、インドネシア、タイ王国、オセアニア、ミャンマー、フィリピン、スラウェシ島、中国、台湾、ニューギニア、ニューカレドニア、ロイヤルティ諸島、トンガ、マルキーズ諸島、ソシエテ諸島、ソロモン諸島、フィジー、モーリシャス、レユニオン、ロドリゲス島に分布することが知られ[1]、これらの中でも、少なくとも太平洋の小島嶼の個体群も移入であると考えられている[4]。日本[1][4]やハワイ[4]の侵入は確実。
日本では、1989年に西表島で確認されたものが初記録であり[5]、その他、宮古島、多良間島、石垣島、小浜島、波照間島にも定着が確認されている[4]。日本への侵入は植栽木・木材などの資材に紛れた非意図的導入であると考えられている[4]。なお、日本に分布するものは、亜種 Hemiphyllodactylus typus typus Bleeker, 1860 とされている[4][2]。
特徴
[編集]体長60 - 80mm、頭胴長33 - 45mmで、日本に生息するヤモリ類と比べると極めて胴長短足[4]。胴・尾・四肢の表面に大型の顆粒状鱗を欠く[4]。尾の断面はほぼ円形[4]。
日本国外では、直径6mmほどの球形の卵を1回で1 - 2卵を樹皮の内側に産卵することが知られているが[4]、日本国内では雌のみ単為生殖すると考えられている[4]。
脚注
[編集]- ^ a b c d The Reptile Database, "Hemiphyllodactylus typus BLEEKER, 1860"(2015年5月5日閲覧)
- ^ a b 日本爬虫両棲類学会『日本産爬虫両生類標準和名(2014年11月9日改訂版)』(2015年5月5日閲覧)
- ^ a b 疋田努・千石正一「日本産爬虫両生類の和名の変遷と現状」『爬虫両棲類学会報』 2000巻 1号 2000年 p.20-33, doi:10.14880/hrghsj1999.2000.20。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 国立研究開発法人国立環境研究所「キノボリヤモリ」『侵入生物データベース』(2015年5月5日閲覧)
- ^ 太田英利, 「The Tree Gecko, Hemiphyllodactylus typus typus (Lacertilia: Gekkonidae): an Addition to the Herpetofauna of Japan.」(キノボリヤモリ(新称),Hemiphyllodactylus typus typus 邦題:日本の爬虫両棲類相への追加)『爬虫両棲類学雑誌』 13巻 3号 1990年 p.87-90, 日本爬虫両棲類学会, doi:10.5358/hsj1972.13.3_87。