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キッスは殺しのサイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キッスは殺しのサイン
Deadlier Than the Male
監督 ラルフ・トーマス
脚本 ジミー・サングスター
デヴィッド・オズボーン
リズ・チャールズ=ウィリアムズ
製作 ベティ・E・ボックス
出演者 リチャード・ジョンソン
エルケ・ソマー
シルヴァ・コシナ
音楽 マルコム・ラックラー
ウォーカー・ブラザーズ
撮影 アーネスト・スチュワード
編集 アルフレッド・ルーム
配給 日本の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
公開 イギリスの旗 1967年2月12日
日本の旗 1967年5月13日
上映時間 98分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 170万ドル[1]
次作 電撃!スパイ作戦
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キッスは殺しのサイン』(Deadlier Than the Male)は、1967年に公開されたイギリス映画[2]。監督はラルフ・トーマス英語版。出演はリチャード・ジョンソンエルケ・ソマーシルヴァ・コシナなど。

当時の『007』シリーズ人気に便乗し多く作られたスパイ映画の一作だが、原作はそれより早く1920年から1960年代まで発表された小説『ブルドッグ・ドラモンド英語版』シリーズである。原題は、1911年発表のラドヤード・キップリングの詩(The Female of the Species)を基にしている[3]

続編に『電撃!スパイ作戦英語版』がある。

あらすじ

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女暗殺者のエックマンとペネロープは、アメリカの石油会社社長ケラーと関係者1人を殺す。 ロイド保険組合員のヒュー・ドラモンドは、この背景にケラー石油会社とフェニンアン石油会社の合併があり、国際犯罪組織が絡んでいると判断し、調査に乗り出す。

若く美しいエックマン(エルケ・ソマー)と黒髪美人ペネロープ(シルヴァ・コシナ)はみかけとは違って、邪悪な危険きわまりない暗殺者であった。悩ましい曲線を惜しげもなく見せる潜水着をつけた彼女らは、地中海の小島でアメリカの石油会社社長ケラーに続いて、重役の1人を殺害した。どうやらこの事件はフェニンアン石油会社とケラー石油会社との合併問題がからんでいるようであった。これらの事件を知ったロイド保険組合員のヒュー・ドラモンド(リチャード・ジョンソン)はこれを国際ギャング団の仕業とにらんで調査にのりだした。

ある日、ドラモンドはフェニンアン石油の重役ウェストンの元に、エックマンが第三者の使いとして現れたのを目撃する。それ以来ドラモンドは彼女たちに命を狙われるようになる。ある日、ドラモンドはフェニンアン石油会社を訪れた際、同社がアクマタ国の石油の利権を狙って同国の国王を暗殺しようとしていることを知る。ドラモンドは甥のロバートの付き添いとして、国王に謁見する。 その後、彼はエックマンら暗殺者たちを指揮するピーターソンと対峙する。そして、彼はピーターソンが企てた暗殺計画を阻止する。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
ヒュー・ドラモンド リチャード・ジョンソン
エックマン エルケ・ソマー
ペネロープ シルヴァ・コシナ 宗形智子
ウェストン ナイジェル・グリーン英語版
グレース スザンナ・リー
ロバート スティーブ・カールソン
ブレンダ ヴァージニア・ノース英語版
ブレッドロー卿 ローレンス・ナイスミス英語版
ブレッドロー卿の秘書 ジャスティン・ロード英語版
ヘンリー レナード・ロシター英語版
フェドラ ジア・モヒディン英語版
犯罪組織のボス リー・モンタギュー英語版
チャン ミルトン・リード英語版
ミツコ 永積靖子英語版

その他:家弓家正小原乃梨子

※日本語吹替は他にも、1972年5月8日に『月曜ロードショー』で初放送されたTBS版も存在する。

脚注

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  1. ^ A.H. WEILER (30 January 1966). “Comedians' and Others Enlisted in Future Film Wars: More About Movie Matters”. The New York Times: p. X11 
  2. ^ Deming, Mark. “Deadlier Than the Male (1967)”. Allmovie. 10 November 2012閲覧。
  3. ^ p. 197 Spicer, Andrew Sydney Box Manchester University Press, 05/09/2006

外部リンク

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