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キタキツネ物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

キタキツネ物語(キタキツネものがたり)は、1978年に公開された日本のドキュメンタリー映画である。

2013年、公開35周年記念と銘打ってリニューアル版が上映された。

概要

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厳しい自然の中で生きるキタキツネたちの生態をとらえた、日本映画初の動物ドキュメンタリー映画[1]として話題を呼んだ。北海道オホーツク海沿岸を中心に北見市釧路市網走市紋別市小清水町で4年かけて撮影され、1978年7月15日に公開。大ヒットした[2]。配給収入は9億7000万円[3]1979年8月10日フジテレビジョンの「ゴールデン洋画劇場」でテレビ放映され[4]、視聴率44.7%を記録した[1]

公開から35年後の2013年、未公開分を含む35年前の全撮影分フィルムをデジタル修復し再編集、声や音楽も全面的にリニューアルし、「公開35周年記念リニューアル版」として2013年10月19日に公開された[1]。オリジナルは114分だったが、新作は97分となっている[2]

企画開始

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キタキツネの観察と撮影を行っていた、獣医師の竹田津実が企画・動物監督。企画・原案は、動物雑誌『アニマ』の編集長だった高橋健。1973年の『アニマ』の創刊号に竹田津がキタキツネの記事を掲載。高橋がサンリオに提案して企画が始まった。

素材映像の撮影に4年、その後、竹田津が飼育していたキタキツネの映像が撮影されて、製作された[5]

  • 関連書籍
    • キタキツネ北辺の原野を駆ける 竹田津実 [撮影] 平凡社 1974
    • キタキツネの詩 竹田津実 文と写真 サンリオ 1977
    • こっちゃんときたきつね 竹田津実 しゃしん,たかはし・けん ぶん ポプラ社 1977(ポプラ社しゃしんえほん)
    • 五つ子きつね : キタキツネのひとりだち 高橋健 著,赤坂三好 画 小学館 1977(小学館の創作理科シリーズ)
    • 跳べキタキツネ 竹田津実 著 平凡社 1978
    • キタキツネ物語 高橋健 文 サンリオ 1978 - フィルムブック
    • キタキツネのチロン 高橋健 作,井口文秀 絵 小峰書店 1978(こみね創作童話) - 原作
    • こおりの海をわたってきたキタキツネ 高橋 健 著, 上矢津イラスト サンリオ 1983 - 原作

ヴォイスキャスト

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1978年版

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2013年版

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オールスタッフ

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1978年版

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2013年版

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脚注

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  1. ^ a b c 「キタキツネ物語」35周年リニューアル版、公開へ”. 株式会社エイガ・ドット・コム (2013年8月5日). 2016年6月12日閲覧。
  2. ^ a b あの伝説的映画が復活!『キタキツネ物語―35周年リニューアル版―』公開へ”. PNG OFFICE(北海道ファンマガジン) (2013年8月1日). 2016年6月12日閲覧。
  3. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)370頁
  4. ^ 朝日新聞 1979年8月10日 朝刊 P.24 テレビ欄(朝日新聞クロスサーチにて閲覧)
  5. ^ 『キネマ旬報』1978年7月下旬号・関係者座談会
  6. ^ 2020年には、小糸製作所のCMソングとしても使用された。

外部リンク

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