ガンメルオスト
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ガンメルオスト Gammelost | |
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分類 | 青かびタイプ[1][2] |
原料 | 牛乳 |
原産国 | ノルウェー |
生産場所 | 酪農場、酪農工場 |
生産期間 | 一年中 |
形状 | 円筒形 |
大きさ | 直径 13-14cm、高さ 14-15cm |
重量 | 2-3kg |
脂肪分 | 0.5-3%以内 |
表皮 | 褐色、凸凹 |
熟成 | 本文参照 |
ガンメルオスト (Gammelost) はノルウェーで生産されるブルーチーズ。"gammel"は「古い」を、"ost"は「チーズ」をあらわすノルウェー語で、すなわち"Gammelost"は「古いチーズ」の意[3]。ヴァイキングが活躍していた時代から存在すると言われる[2][4]。ポロポロした粒状の身は青緑色のカビを含み、脂肪分は1%ほどしか含んでいない[3]。そして冷蔵しなくても長期保存できるという[3]。
製造工程の凝固にあたっては酵素を用いず[5]、酸凝固という製法で行う[3]。そしてカビをつけて熟成させる。伝統的な製法ではジュニパーのエキスを浸透させた藁の上で熟成させる[2]。この場合は短いもので 1箇月以上、長いと6箇月の熟成期間をとる[2]。工場製に分類されるものは主に Vik(en) にある Tine社(en)が製造している[3]。工場製の熟成期間は4-5週間である[2]。
味は「刺激的[2]」と表現されるもので、クラッカーやパンにのせてもよいし、果物やナッツ類との相性もよい[3]。飲料は黒ビールやジン、冷やしたアクアビットがあう[3]。
関連項目
[編集]- イェトスト - ノルウェーで生産されるブラウンチーズ(en:Brunost)
脚注
[編集]- ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り下記文献『チーズ図鑑』による。
- ^ a b c d e f 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』(7版)株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、210頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ a b c d e f g “Gamelost: Bold, Old Norwegian Cheese”. Norway At Home. 2019年3月3日閲覧。
- ^ “チーズで世界旅行”. 雪印メグミルク. 2019年3月3日閲覧。
- ^ NPO法人チーズプロフェッショナル協会監修『世界のチーズ図鑑』マイナビ、2015年、160頁。ISBN 9784839954802 。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、ガンメルオストに関するカテゴリがあります。