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カーニバル (ザ・バンドの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「カーニバル」
ザ・バンドシングル
初出アルバム『Cahoots
B面 ザ・ムーン・ストラック・ワン
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ニューヨーク州アルスター郡ベアズヴィル・サウンド・スタジオ(1971年)
ジャンル ロック
時間
レーベル キャピトル・レコード
作詞・作曲 リック・ダンコリヴォン・ヘルムロビー・ロバートソン
プロデュース ザ・バンド
チャート最高順位
ザ・バンド シングル 年表
タイム・トゥ・キル
(1970年9月)
カーニバル
(1971年9月)
ドント・ドゥ・イット
(1972年9月)
ミュージックビデオ
「Life Is a Carnival」 - YouTube
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カーニバル」(Life Is a Carnival)は、ザ・バンド1971年に発表した楽曲。リック・ダンコリヴォン・ヘルムロビー・ロバートソンの3人の共作で、アラン・トゥーサンがホーン・アレンジを担当した。

概要

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リック・ダンコリヴォン・ヘルムがある日、アルスター郡ウッドストックにあるロビー・ロバートソンのスタジオを訪ねた。ロバートソンは書きかけの「トロントの安っぽいカーニヴァルや、お祭りの見世物小屋で働いていた時代をネタにした曲」[2]を二人に聞かせ、3人で詞とメロディを完成させた。マネージャーのアルバート・グロスマンは1969年にウッドストック近郊の集落ベアズヴィルに「ベアズヴィル・サウンド・スタジオ」をつくった。ここでザ・バンドは4枚目のアルバムのレコーディングを行った[3]。「カーニバル」はヘルムとダンコが二人でリード・ボーカルをとった。

<カーニバル> のレコーディングを終えると、ぼくはぜひともホーンがほしくなってきたが、過去にやってきた救世軍/葬式スタイルのアレンジにはしたくなかった。ぼくはその当時、アラン・トゥーサンが曲を書き、アレンジを担当したリー・ドーシーのアルバム《イエス・ウィ・キャン》を愛聴していた。トゥーサンによるニューオリンズ・スタイルのみごとなホーン・アレンジは、〝カーン・イ・ヴェイル〟/ビッグ・イージー・モードのあの曲にうまく合いそうな感じがした。ぼくはその場の勢いでアラン・トゥーサンに電話をかけ、この曲のホーン・アレンジをやってもらえないだろうかと訊いた。(中略)ぼくは彼にオケを送り、五日後にニューヨークで会う約束を取りつけた。スタジオとミュージシャンの選択はぼくに任された。彼の希望は七本のホーンだった[4] — ロビー・ロバートソン『ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春』DU BOOKS、2018年。

1971年9月15日、アルバム『Cahoots』が発売[3]。本作はA面1曲目に収録され、また、同月にシングルカットされた[1]。シングルはビルボード・Hot 100で72位、カナダで25位を記録した。

1972年8月に発売されたライブ・アルバム『Rock of Ages』にライブ・バージョンが収録された。

1978年に発売されたサウンドトラック・アルバム『The Last Waltz』にライブ・バージョンが収録された。

2021年12月10日、『Cahoots』の「50周年2CDデラックス・エディション」と「50周年スーパー・デラックス・エディション」(5枚組)が発売される[5][6][7]。インストゥルメンタル・バージョン、ボブ・クリアマウンテンによるリミックス・バージョンなどが収録された。

パーソネル

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脚注

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参考文献

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  • Robertson, Robbie (October 25, 2016). Testimony. Crown Archetype. ISBN 978-0307889782