カンザスシティ・カウボーイズ (1886年)
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ここでは、1886年にミズーリ州カンザスシティを本拠地として、ナショナルリーグに加盟していたカンザスシティ・カウボーイズ(Kansas City Cowboys)について記述する。
球団史
[編集]1885年のプロビデンス・グレイズ、バッファロー・バイソンズのリーグ脱退後、ナショナルリーグの新たなフランチャイズとして1886年に加盟する。加盟に当たってナショナルリーグの他チームからレギュラー選手を補強して臨み、前年にセントルイス・マルーンズに所属していたデーブ・ロウを監督に招聘した。
投手の二枚看板だったスタンプ・ウィードマンとジム・ホイットニーがいずれも不調で、ウィードマンはこの年リーグ最多の36敗を喫する。シーズン終盤の9月から10月には2つの引き分けを挟んで13連敗を喫し、他にも10連敗、9連敗、8連敗がそれぞれ1度とチームは低迷した。翌1887年3月に主力選手を放出しチームは解散した。
戦績
[編集]年度 | リーグ | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 | 順位 | 監督 | 本拠地 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1886年 | NL | 126 | 30 | 91 | .248 | 7位 | デーブ・ロウ | Association Park |
所属した主な選手
[編集]- アル・マイヤーズ:ユニオン・アソシエーションでデビュー。カンザスシティでの打率は.277。
- デーブ・ロウ:外野手。選手兼任監督をつとめた。通算打率.263。
- スタンプ・ウィードマン:デトロイト・ウルバリンズから移籍。1881年の最優秀防御率投手。
主な球団記録
[編集]- 通算安打数:131(アル・マイヤーズ)
- 通算本塁打:4(モックス・マクワイアリー、アル・マイヤーズ)
- 通算打点数:57(デーブ・ロウ)
- 通算勝利数:12(ジム・ホイットニー、スタンプ・ウィードマン)
- 通算奪三振:168(スタンプ・ウィードマン)