カレッジ・フォーク
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カレッジ・フォークとは、60年代後半の日本で小ブームを築いた[1]大学生の5 - 6人編成フォークソンググループ・バンド群により奏でられた、自作またはカバーのフォーク音楽の総称である。
解説
[編集]当時はビートルズの来日をきっかけに、グループ・サウンズが流行り出していた。ただしグループ・サウンズはロックで、当時ロック=不良のようなイメージを持たれていた。
一方でこちらカレッジ・フォークをやっていた面々は、家庭環境は裕福なもの達が多かった[2]。
カレッジ・フォークはプロテストソングなどや四畳半フォークなどと違い、メッセージ性が特に無かったのと、大学卒業を期に辞めるものも多く、カレッジ・フォークのブーム自体は小規模に留まったが、アマチュアが曲を自作し自演するというきっかけを作り[3]、自作の上で更にメッセージ性を持った関西フォークの時代へと繋がって行く事になる。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 長谷川倫子「カレッジ・フォークからCBC ラジオ深夜放送ファンの集いへ : 1969 年三河大島のメディア・イベントを事例として」『コミュニケーション科学』第40号、東京経済大学コミュニケーション学会、2014年9月、3-25頁、ISSN 1340-587X、NAID 120005521297。
- 棚田輝嘉, 山内博之「フォークソングの形態素解析 : 関西フォークと一般フォークの比較」『實踐國文學』第80号、2011年10月、左22-左51、NAID 120005553164。
- 山田晴通「新聞記事データベースにみる音楽ジャンル名としての「フォーク」概念の定着過程」『コミュニケーション科学』第32号、東京経済大学、2010年10月、157-190頁、ISSN 1340587X、NAID 110008434633。
- 今、再びフォークソングのブームを
- メディア世代のカルチャーシーン - BMFT