カルロス・カルソリオ
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カルロス・カルソリオ・ラレラ(Carlos Carsolio Larrea、1962年10月4日-)は、最も成功したメキシコの登山家である。14座全ての8000メートル峰の登頂に成功した4人目の人物となった。33歳での達成は現在のところ最年少記録である。
また、1992年5月12日にカンチェンジュンガ(8,586m)の頂上まであと300メートルのあたりで行方不明になったヴァンダ・ルトキエヴィチの最後の目撃者となった。カルソリオはルトキエヴィチのザイルパートナーとして同行していた。
カルソリオはアルパインスタイルを採用し、固定ロープや酸素ボンベ等を用いない。彼はまた、パラグライダーも得意とし、雄弁家である。
8000メートル峰全14座の登頂記録
[編集]- 1985年 ナンガ・パルバット
- 1987年 シシャパンマ
- 1988年 マカルー(単独登頂)
- 1989年 エベレスト
- 1992年 カンチェンジュンガ(単独登頂)
- 1993年 K2
- 1994年 チョ・オユー(単独登頂)
- 1994年 ローツェ(単独登頂)
- 1995年 ブロード・ピーク(単独登頂、新ルート)
- 1995年 アンナプルナ
- 1995年 ダウラギリ(単独登頂)
- 1995年 ガッシャーブルムII峰
- 1995年 ガッシャーブルムI峰
- 1996年 マナスル
- このうち、チョ・オユーとローツェでは、ベースキャンプから山頂までの最短時間記録(それぞれ18時間45分、23時間50分)を持っている。
- マカルー以外の13座は無酸素。マカルーでは無酸素で登頂したが、下山中に肺水腫になったため緊急用酸素ボンベを使用した。
- 8000メートル峰の新ルートを単独登頂で発見したのは、史上5人目である。
- カンチェンジュンガの登頂中、生前のワンダ・ルトキェヴィッチを目撃した最後の人間になった。