(カルボメトキシメチレン)トリフェニルホスホラン
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(カルボメトキシメチレン)トリフェニルホスホラン | |
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Methyl (triphenyl-λ5-phosphanylidene)acetate | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 2605-67-6 |
PubChem | 17453 |
UNII | D9MZ753Q8K |
EC番号 | 220-018-4 |
ChEMBL | CHEMBL1715161 |
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危険性 | |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
Hフレーズ | H301, H315, H319, H335 |
Pフレーズ | P261, P264, P270, P271, P280, P302+352, P304+340, P305+351+338, P321, P330, P362+364, P403+233, P405, P501 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
(カルボメトキシメチレン)トリフェニルホスホラン(英語: carbomethoxy methylene triphenyl phosphorane)は、有機合成に使われる化合物である。3つのフェニル基が結合したリン原子に、酢酸メチルがα位で二重結合している。この化合物はウィッティヒ反応を受ける[1]。ビタミンB12全合成に用いられる。
合成
[編集](カルボメトキシメチレン)トリフェニルホスホランは、ブロモ酢酸、N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド、トリフェニルホスフィンを使った多段階反応で合成できる。これでホスホニウム塩ができ、水中で炭酸ナトリウムにより最終生成物に変換される[1]。
反応
[編集](カルボメトキシメチレン)トリフェニルホスホランは、アルデヒド類と反応して二炭素原子伸長する。カルボメトキシメチレン基はアルデヒドの酸素と置換し、trans-二重結合を与える[1]。
出典
[編集]- ^ a b c Keck, Gary E.; Boden, Eugene P.; Mabury, Scott A. (March 1985). “A useful Wittig reagent for the stereoselective synthesis of trans-.alpha.,.beta.-unsaturated thiol esters”. The Journal of Organic Chemistry 50 (5): 709–710. doi:10.1021/jo00205a036.