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カラビュック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カラビュック
カラビュック市街
カラビュック市街
カラビュックの位置(トルコ内)
カラビュック
カラビュック
カラビュックの位置
北緯41度12分 東経32度38分 / 北緯41.200度 東経32.633度 / 41.200; 32.633
トルコの旗 トルコ
地方 黒海地方
カラビュック県
政府
 • 町長 ラフェト・ヴェルギリ(民族主義者行動党
標高
354 m
人口
(2009年)
 • 都市部
108,167人
等時帯 UTC+3 (極東ヨーロッパ時間)
郵便番号
78xxx
市外局番 370
ナンバープレート 78
ウェブサイト www.djcaglayan.com

カラビュックトルコ語: Karabük)は、トルコ黒海地方にある町。カラビュック県の県都で、人口は10万8167人(2009年国勢調査)である[1]。地区の面積は760平方キロ[2]、標高354m。

アナトリア半島北部、アンカラの北およそ200km、ゾングルダクから115km、カスタモヌから113kmに位置する。1995年にカラビュック県が設置されるまでは、ゾングルダク県の一部だった。アラチュ川とソアンル川が合し、フィルヨス川となる。

地名

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カラビュックの地名の出所ははっきりしない。トルコ語で kara は黒もしくは土地、bük は茂みを意味するから、カラビュックでは「黒い茂み」の意になる。

歴史

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カラビュックは、黒海沿岸のアマスラと中央アナトリアを結ぶ街道沿いに位置する。トルコ建国後しばらくは、サフランボルのヨーレベリ村に属するわずか13戸の小村で、アンカラ - ゾングルダク線の駅が設けられていた。町の発展は国の産業化政策で始まった。1939年、初の国営製鉄所が建設されて以降急速に発展、1953年に地区に昇格し、1995年には県都となった。市街の3km郊外にある、ハドリアノポリス(エスキパザール)という4世紀の古代都市には多くの噴水、教会、浴場が残る。近年になってその大部分が発掘されたが、長年横行してきた盗掘が観光地化に悪影響を及ぼしている[3]

気候

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温暖湿潤気候で、夏は蒸し暑く冬は冷涼である。

カラビュックの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 22.1
(71.8)
24.8
(76.6)
32.5
(90.5)
34.3
(93.7)
37.0
(98.6)
40.5
(104.9)
43.0
(109.4)
43.6
(110.5)
40.8
(105.4)
37.2
(99)
25.8
(78.4)
23.7
(74.7)
43.6
(110.5)
平均最高気温 °C°F 7.0
(44.6)
10.1
(50.2)
15.3
(59.5)
20.2
(68.4)
25.3
(77.5)
29.0
(84.2)
32.1
(89.8)
32.7
(90.9)
28.0
(82.4)
21.5
(70.7)
14.2
(57.6)
8.6
(47.5)
20.33
(68.61)
平均最低気温 °C°F −0.8
(30.6)
0.3
(32.5)
2.8
(37)
6.6
(43.9)
10.1
(50.2)
13.7
(56.7)
16.2
(61.2)
16.2
(61.2)
12.7
(54.9)
8.8
(47.8)
3.5
(38.3)
0.7
(33.3)
7.57
(45.63)
最低気温記録 °C°F −13.9
(7)
−13.4
(7.9)
−9.2
(15.4)
−3.3
(26.1)
0.1
(32.2)
4.6
(40.3)
8.9
(48)
9.1
(48.4)
4.5
(40.1)
−2.5
(27.5)
−5.1
(22.8)
−12.0
(10.4)
−13.9
(7)
降水量 mm (inch) 53.9
(2.122)
34.3
(1.35)
44.6
(1.756)
47.1
(1.854)
46.6
(1.835)
52.3
(2.059)
32.5
(1.28)
24.7
(0.972)
31.0
(1.22)
38.8
(1.528)
32.1
(1.264)
45.5
(1.791)
483.4
(19.031)
平均降雨日数 12.9 11.9 12.2 12.5 11.7 10.2 6.1 5.3 7.0 9.0 9.9 12.0 120.7
出典:Devlet Meteoroloji İşleri Genel Müdürlüğü [4]

経済

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苦灰石石灰石を産するほか、ゾングルダクから石炭マンガン、ディヴリイから鉄鉱石が供給されることからコークス炉、高炉、鋳造所などがある。硫酸リン酸塩の化学工場も置かれている。ゾングルダク一帯は炭田が広がっている。

トルコの大手製鉄メーカー、カルデミールが本社を構える。

脚注

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外部リンク

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