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賀茂泉酒造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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賀茂泉酒造株式会社
Kamoizumi Shuzo Co.,Ltd
賀茂泉酒造
種類 株式会社
略称 賀茂泉
本社所在地 日本の旗 日本
739-0006
広島県東広島市西条上市町2番4号
設立 1912年(大正元年)
業種 食料品
法人番号 3240001022454 ウィキデータを編集
事業内容 日本酒醸造事業
代表者 前垣壽宏
資本金 1000万円
外部リンク https://www.kamoizumi.co.jp/
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賀茂泉酒造株式会社(かもいずみしゅぞう)とは、広島県東広島市西条上市町にある日本酒醸造会社である。創立は、1912年(大正元年)。現在の会社名になったのは、1963年(昭和38年)である。

社名の由来は、現西条町付近のかつての名称「賀茂」と、当蔵所有の山林にある山陽道名水茗荷清水」を仕込水として使ったことから、「賀茂泉」と名づけられた。

歴史

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純米醸造の賀茂泉

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純米醸造とは「米麹」だけで作られた清酒のことであり、1943年(昭和18年)に政府が清酒へのアルコール添加を認めるまで、日本酒造りの本来の形であった。 太平洋戦争中から戦後にかけての、深刻な物資不足に伴い、増量目的のアルコール添加(三増酒)が盛んに行われるようになり、次第に手間と費用がかかる純米醸造は、忘れ去られていった。しかし、高度経済成長期に沸く1965年(昭和40年)頃から、全国の蔵元で、かつて行われた米と米麹だけの酒造りの復興を目指す動きが見え始めていた。

賀茂泉でも、二代目社長、前垣壽三により、1965年(昭和40年)から純米酒の試験醸造を開始。杜氏の増田幸夫の研究努力もあり、1971年(昭和46年)にようやく、純米醸造「本仕込 賀茂泉」を発売するに至った。 当時は、まだ「特定名称酒」の制度もなく、無添加酒と呼んでいた。その後、特定名称酒の制度ができ、純米酒純米吟醸酒などの呼び方が一般的となり、全国の蔵に広がっていった。賀茂泉では1973年(昭和48年)に、全国15の蔵と共に、純米醸造酒の普及と啓蒙のため「純粋日本酒協会」を設立するなど、戦後純米醸造の、パイオニア的存在として位置付けられている。

観光見学等の案内

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酒泉館

賀茂泉酒造

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賀茂泉酒造は、酒造通りの東側に位置しており[1]、蔵周辺の古民家も非常に趣がある。現在の醸造蔵は1992年(平成4年)に新築され、最新設備を整えている。旧県立醸造支場も隣接しており、歴史的な建造物も見学することができる。

酒泉館

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原則として毎週土・日・祝日には、賀茂泉酒造の敷地内にある旧県立醸造支場を改築した、お酒喫茶「酒泉館」が営業している。1929年(昭和4年)に建造された木造建築で、レトロな雰囲気の中、賀茂泉の酒について賀茂泉君(ロボホン)が説明する[2]ほか、飲み比べや、スイーツなどを楽しむことができる。

藍泉館

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酒泉館に隣接した「藍泉館」では、藍染を体験できる工房がある。藍染にかかる所要時間は30分ほどで、オリジナル藍染を作ることができる。工房は酒泉館営業中はいつでも見学することができるが、藍染体験には電話での事前予約が必要で、担当者不在時には体験できない。

賀茂泉館

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JR西条駅前にある「賀茂泉館」は、西条酒を中心とした酒と食文化の発信基地。4階建ての建物うち、1~3階はテナントとして飲食店が入居している。4階が賀茂泉酒造直営の「泉ホール」と呼ばれる多目的ホール。利用には電話またはWebの予約お申込フォームからの事前予約が必要。

商品一覧

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大吟醸

  • しづく酒
  • 大吟醸賀茂泉
  • 延寿
  • 大古酒
  • 造賀大吟醸賀茂泉
  • 大吟醸原酒

純米大吟醸

  • 白寿
  • 純米大吟醸 賀茂泉
  • 長寿
  • 純米大吟醸生酒

純米吟醸

  • 朱泉本仕込
  • 緑泉本仕込
  • 山吹色の酒
  • 純米吟醸 古酒
  • 安芸雅
  • 純米吟醸ひとくち銘醸蔵
  • いけないお酒

純米酒

  • ばんしゃく
  • 好きです純米酒
  • 造賀山田錦 特別純米原酒
  • 純米及川

純米酒(低アルコール

  • あ、不思議なお酒
  • NAO

本醸造酒

  • 天酒
  • 本醸造 賀茂泉
  • 安芸の酒
  • 本醸造 ひとくち銘醸蔵
  • のもうや

普通酒

  • 朱泉普通酒
  • 朱泉紙パック
  • 朱泉徳利瓶
  • 朱泉瓶カップ
  • 緑泉普通酒
  • 緑泉紙パック
  • 緑泉紙カップ
  • 角樽

リキュール類(ライスパワーエキス配合)

  • 米米酒
  • ぴいち(P-1)
  • れもん

リキュール類

  • 純米梅酒

脚注

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外部リンク

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賀茂泉酒造内リンク

関連項目

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