カナオ1世
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カナオ (Canao または Chanao) はワロク 1 世の息子であり,ヴァンヌ王 (550 年頃 – 560 年).カナオはブルターニュのアルモリカ南部全域に及ぶ権力を欲し,その目的を達するために暗殺を行った.
人物
[編集]カナオはヴァンヌ司教マクリオーの兄弟である.彼は自分の王位に対して絶対の権力を保証するために 3 人の兄弟を殺害した.最後に生き残ったマクリオーは,これをも殺そうとするカナオによって囚えられた.ナント司教フェリクスは,マクリオーが自分に忠誠を誓うという条件のもと彼の解放を成功させた.カナオは,マクリオーが忠誠の誓いを反故にしたがっていることを知り,彼に新たな誓いを要求した.マクリオーには力がなかったので,この地方のもう一方の伯爵であるコモールのもとへ逃れた.
560 年にカナオは,フランク王クロタール 1 世の息子にして対立者であるクラム (Chramn)[1]と同盟を結ぶ.彼はクラムの軍とクロタールの軍が衝突する戦いのなかで死亡する.
系図
[編集]ワロク 1 世 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コモール ポエール伯 | 聖トレフィーヌ | マクリオー ヴァンヌ司教 ブロ・ワロク王 | カナオ 1 世 ブロ・ワロク王 | 男子 | 男子 | 男子 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
聖トレムール | ワロク 2 世 ブロ・ワロク王 | ジャコブ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カナオ ブロ・ワロク王 (?) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
補遺
[編集]脚注
[編集]- ^ Grégoire de Tours, Histoire des Francs, éd.
出典
[編集]- Grégoire de Tours, Histoire des Francs, éd. Belles lettres, coll. « Classiques de l'Histoire », Paris, 1980 (ISBN 2251340378)