カジュアルレストラン
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カジュアルレストランとは、レストランの業態の一種。統計上はディナーレストランやファミリーレストランと区別される[1]。なお、本項では北米などのカジュアルダイニングレストラン(casual dining restaurant)についても述べる。
日本での業態
[編集]農林水産省「外食産業に関する基本調査結果」の業態区分では、来客1人あたりの消費金額が1500円以上2000円未満で料理提供時間がおおよそ3分から10分のものをいうと定義されている[1]。同調査では料理提供時間がおおよそ3分から10分のものでも来客1人あたりの消費金額が700円以上1500円未満のものはファミリーレストランとして区別している[1]。
なお、旧商業統計には、ファミリーレストランの定義について客単価が500円~2000円、料理提供時間が3分以上で、客席は80席以上あることという定義があった[2]。旧商業統計の分類によるとファミリーレストランは客単価はディナーレストランよりも低いがファーストフードよりは高く、ファーストフードよりも料理提供時間が長いものをいい、ファミリーレストランはカジュアルレストランとほぼ同じものとなる[2]。
北米での業態
[編集]業態区分
[編集]ファーストフードにおけるレストランをクイックサービスレストラン、フォーマルな形式のレストランをダイニングレストランといい、その中間的な形態を英語でカジュアルダイニングレストランという[3]。北米ではカジュアルダイニングレストランはクイックサービスレストランとともに特に人気がある[3]。
主なレストランチェーン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 農林水産省「外食産業に関する基本調査結果」 農林水産省総合食料局(2021年8月20日閲覧)
- ^ a b 井上尚美、西崎雅仁「ファミリーレストランの市場の変化と経営的視座に関する研究」 福井県立大学(2021年8月20日閲覧)
- ^ a b ニールセン「食品の成分と消費者の心理 世界の原材料と外食の傾向」 (2021年8月20日閲覧)