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カイス・ド・ソドレ駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カイス・ド・ソドレ駅
ポルトガル鉄道の駅舎
Cais do Sodré
地図
所在地 ポルトガルの旗リスボンミゼリコールディア地区ポルトガル語版英語版カイス・ド・ソドレポルトガル語版
管理者 ポルトガル鉄道駅詳細
リスボンメトロ駅詳細
乗換 カイス・ソドレ電停トラム トラム15E系統ポルトガル語版18E系統ポルトガル語版
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カイス・ド・ソドレ駅ポルトガル語: Estação Cais do Sodré)は、ポルトガルリスボンミゼリコールディア地区ポルトガル語版英語版鉄道駅

概要

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ポルトガル鉄道(CP)カスカイス線リスボンメトロ緑線の乗換駅である。またトラムセイシャルポルトガル語版モンティージョポルトガル語版方面に向かうフェリーとの接続地(カイス・ド・ソドレフェリーターミナルポルトガル語版)にもなっている。

沿革

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カスカイス線は初めにカスカイス-ペドロウソスポルトガル語版間が1889年9月30日に開通したことを皮切りに東方に延伸工事をし続け、カイス・ド・ソドレ駅には1895年9月4日に到達し、駅が開業した[1]。ただし駅の建物は木造の簡素な作りであった[2]

1925年にソシエダーデ・エストリル社は旧サンパウロ市教区ポルトガル語版英語版の境界に沿って新駅を建設するプロジェクトを計画した[3]。新駅は1928年8月18日に完成し、併用開始され[3]、今に至る。

1960年にホーム上に新しい屋根が建てられたが、1963年5月28日に屋根が崩壊し、約50人が死亡する事故が発生した[4][5]

メトロ緑線の駅は1998年4月18日に開業した。

駅構造

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ポルトガル鉄道

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ポルトガル鉄道 カイス・ド・ソドレ駅
駅出入口
Cais do Sodré
所在地 ポルトガルの旗リスボンミゼリコールディア地区ポルトガル語版英語版カイス・ド・ソドレポルトガル語版
北緯38度42分21.51秒 西経9度08分44.63秒 / 北緯38.7059750度 西経9.1457306度 / 38.7059750; -9.1457306
管理者 ポルトガル鉄道(CP)(列車)
Infraestruturas de Portugalポルトガル語版(施設)
所属路線 カスカイス線 カスカイス線
キロ程 0.000 km(カイス・ド・ソドレ起点)
駅構造 地上駅
ホーム 4面7線
開業年月日 1895年9月4日
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頭端式ホーム4面7線の地上駅。プラットフォームの長さは206~220m、高さはすべて110cmある[6][7]

駅舎はアールデコ様式のモダニズム[8]。建築家ポルフィリオ・パルダル・モンテイロポルトガル語版によって設計された[9]。駅舎内にスーパーマーケットピンゴ・ドーセポルトガル語版英語版がテナントとして入っている。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1-6 カスカイス線 カスカイス線 西行 カスカイス方面

リスボンメトロ

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リスボンメトロ カイス・ド・ソドレ駅
駅入口
Cais do Sodré
所在地 ポルトガルの旗リスボンミゼリコールディア地区ポルトガル語版英語版カイス・ド・ソドレポルトガル語版
所属路線 緑線 緑線
キロ程 ? km(テリェイラスポルトガル語版起点)
駅構造 地下駅
開業年月日 1998年4月18日
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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地下駅。駅出入口用の階段は3箇所、エレベータは1基ある[10][11]

当駅は建築家のペドロ・ボテーリョヌーノ・テオトニオ・ペレイラポルトガル語版によって設計され[12][13] 、画家のアントニオ・ダコスタポルトガル語版英語版のアートを取り込んでいる[10][11]。この駅は2008年ヴァルモール賞ポルトガル語版を受賞した[14]

のりば
d numN270 utvCONTgfa
バイシャ=シアード
d utvSTR
utdSTRc2
utdSTR~R
utSTR+1 utcSTRc4 utvÜSTr cd
utdSTR dPLT utvSTR dPLT
utdSTR dPLT utvSTRgf dPLT
カイス・ド・ソドレ 緑線
utdSTR dPLT utvSTR dPLT
utdSTR2 utdSTRc3 utvÜSTr d
utdSTRc1 utdSTR+4 utvÜSTl d
utvÜSTl utdSTR
utvÜSTr utdSTR
dPLT utdSTR utvÜSTl d
dPLT utdSTR utvSTR dPLT
utv-ENDEe utvSTR dPLT
引き上げ線
d dPLT utvSTR dPLT
d utvENDEe

駅周辺

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隣の駅

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ポルトガル鉄道
カスカイス線 カスカイス線
カイス・ド・ソドレ駅 - サントス駅ポルトガル語版
リスボンメトロ
緑線 緑線
バイシャ=シアード駅 - カイス・ド・ソドレ駅

脚注

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  1. ^ TORRES, Carlos Manitto (16 de Janeiro de 1958). “A evolução das linhas portuguesas e o seu significado ferroviário”. Gazeta dos Caminhos de Ferro Ano 70 (1682): 61-64. http://hemerotecadigital.cm-lisboa.pt/OBRAS/GazetaCF/1958/N1682/N1682_master/GazetaCFN1682.pdf 11 de Julho de 2017閲覧。. 
  2. ^ MARTINS et al, 1996:31
  3. ^ a b Castro-Caldas, Luísa (2006年). SIPA: “Estações Ferroviária, Fluvial e de Metro do Cais do Sodré (IPA.00007768/PT031106490550)” (Portuguese). Lisbon, Portugal: SIPA – Sistema de Informação para o Património Arquitectónico. 22 September 2018閲覧。
  4. ^ O dia mais negro da linha de Cascais” (ポルトガル語) (2004年4月11日). 2020年4月4日閲覧。
  5. ^ “50 Dead, 36 Injured As Station Roof Falls on Portuguese Crowd”. Globe and Mail (Toronto): p. 1. (1963年5月29日) 
  6. ^ Diretório da Rede 2024. I.P.: 2022.12.09
  7. ^ Rede Ferroviária Nacional, ed (6 de Janeiro de 2011). “Linhas de Circulação e Plataformas de Embarque”. Directório da Rede 2012: 71-85. 
  8. ^ NUNES, José de Sousa (16 de Junho de 1949). A Via e Obras nos Caminhos de Ferro de Portugal. 62. p. 418-422. http://hemerotecadigital.cm-lisboa.pt/OBRAS/GazetaCF/1949/N1476/N1476_master/GazetaCFN1476.pdf 19 de Julho de 2017閲覧。. 
  9. ^ REIS et al, 2006:62
  10. ^ a b Cais do Sodré”. Metropolitano de Lisboa. 2012年2月27日閲覧。
  11. ^ a b Cais do Sodré” (ポルトガル語). Metropolitano de Lisboa, E.P.E.. 2023年9月26日閲覧。
  12. ^ Exposição Bibliográfica / Arquitecto Nuno Teotónio Pereira” (pdf). Ordem dos Arquitectos - SRS. p. 26. 2023年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月9日閲覧。
  13. ^ Nuno Teotónio Pereira (Lista de projetos e obras)”. Laboratório Nacional de Engenharia Civil. 2012年7月9日閲覧。
  14. ^ Premio Valmor” (ポルトガル語). MUNICÍPIO de LISBOA. 2023年8月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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