オーバーボード
オーバーボード | |
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Overboard | |
監督 | ロブ・グリーンバーグ |
脚本 |
ロブ・グリーンバーグ ボブ・フィッシャー レスリー・ディクソン |
原作 | レスリー・ディクソン『潮風のいたずら』 |
製作 |
エウヘニオ・デルベス ベンジャミン・オデル ボブ・フィッシャー |
製作総指揮 | ブレンダン・ファーガソン |
出演者 |
エウヘニオ・デルベス アンナ・ファリス エヴァ・ロンゴリア ジョン・ハナー |
音楽 | ライル・ワークマン |
撮影 | マイケル・バレット |
編集 | リー・ヘイキソール |
製作会社 |
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー パンテリオン・フィルムズ 3パス・スタジオズ |
配給 | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー/ライオンズゲート |
公開 |
2018年5月4日 劇場未公開 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 スペイン語 |
製作費 | 1200万ドル[1] |
興行収入 | $91,244,913[2] |
『オーバーボード』(Overboard)は2018年にアメリカ合衆国で公開されたロマンティック・コメディ映画である。監督はロブ・グリーンバーグ、主演はエウヘニオ・デルベスとアンナ・ファリスが務めた。本作は1987年に公開された映画『潮風のいたずら』をリメイクした作品である。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、Amazonでの配信が行われている[3]。
概略
[編集]ケイトは労働者階級の出身で、女手一つで3人の子供を育てていた。ある日、ケイトはヨットの清掃員として雇用されることになった。ヨットの所有者であるレオナルドはプレイボーイであり、金持ち特有の嫌みったらしさが滲み出ていた。ケイトは傲慢なレオナルドに耐えていたが、理不尽な理由で解雇されてしまった。その後間もなくして、ケイトはレオナルドがヨットから転落して記憶喪失になったという話を耳にした。未払いになった賃金を取り戻すべく、ケイトはレオナルドが入院する病院へと直行した。そして、記憶があやふやになっているレオナルドに向かって「貴方は私の夫だった」という嘘を吹き込んだ。それを信じ込んだレオナルドはケイトの家で育児を担当することになったが、慣れない家事に悪戦苦闘することになった。
時が経つにつれて、レオナルドは家事をマスターし、子供たちとも仲良くなっていった。その様子を見ていたケイトは嘘をついたことに罪悪感を覚える一方、いつレオナルドに真実を明かすべきか頭を悩ませるのだった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹き替え
- エウヘニオ・デルベス - レオナルド・デ・ラ・モンテネグロ(多田野曜平)
- アンナ・ファリス - ケイト・サリヴァン(吉田麻実)
- エヴァ・ロンゴリア - テレサ
- ジョン・ハナー - コリン
- スージー・カーツ - グレイス
- メル・ロドリゲス - ボビー
- ハナー・ノールベルグ - エミリー・サリヴァン
- アリヴィア・アリン・リンド - オリヴィア・サリヴァン
- ペイトン・レピンスキー - モリー・サリヴァン(飯沼南実)
- セシリア・スアレス - マグダリーナ
- マリアナ・トレビーニョ - ソフィア
製作
[編集]2017年3月、エウヘニオ・デルベスとアンナ・ファリスが『潮風のいたずら』のリイマジネーション版に出演するとの報道があった[4]。5月、本作の主要撮影がカナダのバンクーバーで始まった[5]。25日、エヴァ・ロンゴリアがキャスト入りした[6]。
公開・興行収入
[編集]当初、本作は2018年4月20日に全米公開される予定だった[7]。しかし、2018年1月、本作の全米公開日が同年4月13日に前倒しされると報じられた[8]。3月、同日に公開される『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』との競合を避けるべく、本作の全米公開日が同年5月4日に再設定されたとの報道があった[9][10]。
本作は『悪夢の逃避行』や『タリーと私の秘密の時間』と同じ週に封切られ、公開初週末に1200万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[11]、実際の数字はそれを上回るものであった。2018年5月4日、本作は全米1623館で公開され、公開初週末に1471万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場2位となった[12]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには50件のレビューがあり、批評家支持率は30%、平均点は10点満点で4.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『オーバーボード』は極めてチャーミングなアンナ・ファリスを無駄遣いして―しかも、必ずしも名作とは言えない映画をリメイクしている―オリジナルの低い水準にすら達しないリメイクを観客に提供した。」となっている[13]。また、Metacriticには23件のレビューがあり、加重平均値は45/100となっている[14]。なお、本作のCinemaScoreはA-となっている[15]。
出典
[編集]- ^ “Box Office: ‘Overboard’ Launches With $675,000 on Thursday Night”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “Overboard (2018)”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “オーバーボード (吹替版)”. 2018年9月24日閲覧。
- ^ “‘Overboard’ Remake: Anna Faris and Eugenio Derbez Set to Star”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “10:20 - 2017年5月25日 by@AnnaKFaris”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “Eva Longoria Joins Anna Faris in ‘Overboard’ Remake”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “Anna Faris-Eugenio Derbez Comedy ‘Overboard’ Lands April Release”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “Weinstein Company Pulls Three Films from Schedule, Lionsgate Moves Overboard Up”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “Lionsgate Gives Overboard and Traffik New Release Dates”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “'Avengers: Infinity War' Could Leave A Marvel-Sized Hole In May Box Office Totals”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “‘Avengers: Infinity War’ Ties ‘Force Awakens’ As Fastest Title To $300M, Will Make Another $100M+ This Weekend”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “May 4-6, 2018”. 2018年5月13日閲覧。
- ^ “Overboard”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “Overboard (2018)”. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “‘Avengers: Infinity War’ Is Second-Fastest Pic To $400M With Second-Best 2nd Weekend Ever At $112M+ – Sunday”. 2018年5月7日閲覧。