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オートストア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オートストア・ホールディングス
AutoStore Holdings Ltd.
オートストアのロボットシステム
種類 公開会社
市場情報 OSE: AUTO
本社所在地  ノルウェー
5578
Stokkastrandvegen 85, Nedre Vats, ローガラン県
設立 1995年6月23日 (29年前) (1995-06-23)
事業内容 自動倉庫型収納・ピッキングシステムの製造・販売
主要株主 ソフトバンクグループ (38.3%)
外部リンク 公式ウェブサイト
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オートストアAutoStore)は、ロボットを用いた自動倉庫システムを提供する多国籍企業。ノルウェーローガラン県Nedre Vatsに本拠を置き、日本を含む世界40カ国以上で事業を展開している。オスロ証券取引所上場企業(OSE: AUTO)。

沿革

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1995年Ingvar Hognalandにより創業、半導体のディストリビューター事業を行っていたが、倉庫スペースの不足に直面し、半導体を積み重ねロボットがビンをコントロールする自動入出庫システムを考案[1]2005年に商用化され[2]、販売は北欧諸国から拡大、現在ではアメリカ合衆国ドイツが主要販売先となった[3]

2016年12月、スウェーデンの投資会社EQTがオートストアの株式を買収[4]、その後2021年4月にはソフトバンクグループが株式の4割を買収し筆頭株主となった[5]。同年10月、オスロ証券取引所に株式を公開し上場企業となった[6]

日本における事業

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日本では、2014年からオカムラを代理店としてオートストア製品の輸入販売が開始され[7]ニトリの物流会社ホームロジスティクスで国内初採用された[8]2019年11月には日本法人「オートストア・システム株式会社」が東京(中央区)に設立[9]、小売・卸売業・製造業・Eコマース企業や3PLでオートストアのシステムが導入されている[10]

脚注

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  1. ^ A Quick Company History” (英語). AutoStore Holding Ltd. (2021年10月22日). 2021年12月19日閲覧。
  2. ^ The world’s first AutoStore-warehouse – still going strong” (英語). Element Logic. 2021年12月19日閲覧。
  3. ^ Quarterly Report Q3 2021” (PDF) (英語). AutoStore Holding Ltd. (2021年11月24日). 2021年12月19日閲覧。
  4. ^ EQT VII to Acquire AutoStore” (英語). EQT (2016年12月2日). 2021年12月19日閲覧。
  5. ^ ソフトバンクG、ロボティクス企業AutoStoreに40%(28億ドル)出資”. ITmedia (2021年4月6日). 2021年12月19日閲覧。
  6. ^ ソフトバンクG出資オートストア、ノルウェーで20年ぶりの大型IPO”. ロイター (2021年10月20日). 2021年12月19日閲覧。
  7. ^ 自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore(オートストア)」日本発売開始”. 株式会社オカムラ (2014年8月29日). 2021年12月19日閲覧。
  8. ^ 国内初導入!ロボット倉庫「オートストア」がニトリの物流の現場を改革”. GEMBA (2018年7月9日). 2021年12月21日閲覧。
  9. ^ オートストア日本法人社長に鴨弘司が就任”. BusinessWire (2019年11月18日). 2021年12月19日閲覧。
  10. ^ グリッドをロボットが走り回る近未来感あふれる倉庫。釣具のハヤブサが公開”. PC Watch (2021年12月6日). 2021年12月19日閲覧。

外部リンク

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