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オーストラリアアシカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オーストラリアアシカ
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 食肉目 Carnivora
亜目 : イヌ型亜目 Caniformia
下目 : クマ下目 Arctoidea
階級なし : 鰭脚類 Pinnipedia 階級未定
: アシカ科 Otariidae
: オーストラリアアシカ属 Neophoca
: オーストラリアアシカ Neophoca cinerea
学名
Neophoca cinerea
Sivertsen, 1953
分布

オーストラリアアシカNeophoca cinerea)はオーストラリアに固有のアシカである[1]。現在はNeophoca属の単型であるが、絶滅種 Neophoca palatina が唯一の同属種として知られる[2]。個体数は約14,730頭と推定され、西オーストラリア州の野生生物保護法 (1950年) では、「特別な保護が必要」とされている。絶滅危惧種に指定されている。 12か月の生殖周期に適合する他の鰭脚類と異なり、5か月から17・18か月の間で変化する季節的な繁殖周期が特徴である[1]。メスは銀色または淡黄褐色で、下腹部はクリーム色、オスは暗褐色で黄色のたてがみがあり、メスよりも大きい。

脚注

[編集]
  1. ^ a b Gales, NJ; Cheal, AJ; Pobar, GJ; Williamson, P (1992-01-01). “Breeding biology and movements of Australian sea lions, Neophoca cinerea, off the west coasst of Western Australia”. Wildlife Research 19 (4): 405–415. doi:10.1071/wr9920405. 
  2. ^ Churchill, Morgan; Boessenecker, Robert W. (16 June 2016). “Taxonomy and biogeography of the Pleistocene New Zealand sea lion Neophoca palatina (Carnivora: Otariidae)”. Journal of Paleontology 90 (2): 375–388. doi:10.1017/jpa.2016.15.