オーシャン (戦列艦・1761年)
表示
オーシャン | |
---|---|
艦歴 | |
運用者 | イギリス海軍 |
建造 | チャタム工廠 |
発注 | 1758年4月22日 |
進水 | 1761年4月21日 |
その後 | 1793年売却 |
性能諸元[1] | |
クラス | サンドウィッチ級 90門2等戦列艦 |
トン数 | 18338⁄94bm |
全長 | 砲列甲板:176ft (53.6m) |
全幅 | 49ft (14.9m) |
深さ | 船倉:24ft (7.3m) |
推進 | 帆走(3本マストシップ) |
兵装 | 90門: 上砲列:12ポンド(5kg)砲30門 中砲列:18ポンド(8kg)砲30門 下砲列:32ポンド(15kg)砲28門 船首楼:9ポンド(4kg)砲2門 |
オーシャン (HMS Ocean) はイギリス海軍の90門2等戦列艦。1761年4月21日にチャタム工廠で進水した[1]。
艦歴とエピソード
[編集]オーシャンは1761年4月にウィリアム・ラングドン艦長のもとで就役した。そして、当初エドワード・ホーク提督の指揮する艦隊に配備された。しかし、ホークに必要な戦力としては過大であると見なされたため、1763年3月にプリマス工廠へ戻り予備役とされた。オーシャンは1769年に小規模な修理を受けたものの、その後7年間港に留め置かれた。
オーシャンは1770年10月に、スペイン・フランスとのフォークランド諸島での危機に伴い、イギリス海軍を強化するためジェームズ・クランストンを艦長として再就役した[2]。結局この危機では戦闘は起こらず、オーシャンはプリマスに戻った。帰港後、オーシャンは港の警備艦に改装され、ジョセフ・ナイト艦長のもとで任務を行った。1772年に港湾司令官リチャード・スプライの旗艦となり、近海警備や翌1773年に行われた観艦式への参加を行った。ナイト艦長は1774年にこの船を退艦し、ジョン・レイノルドが短期間艦長として着任したが、すぐにジョン・ラフォレイ艦長と交代した。ジョン・ラフォレイ艦長は1776年3月にエドワード・レ・クラ艦長に代わったものの、同年12月に再び同艦に復帰した[2]。
この船は、1793年に退役し、売却された[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- Lavery, Brian (2003). The Ship of the Line – Volume 1: The development of the battlefleet 1650–1850. Conway Maritime Press. ISBN 0851772528
- Winfield, Rif (2007). British Warships in the Age of Sail, 1714 to 1792. London: Seaforth Publishing. ISBN 9781844157006