オレンジ G
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オレンジ G | |
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別称 Acid Orange 10 C.I. 16230 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1936-15-8 |
PubChem | 9566064 |
ChemSpider | 10468647 |
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特性 | |
化学式 | C16H10N2Na2O7S2 |
モル質量 | 452.38 g/mol |
危険性 | |
主な危険性 | R36/37/38, S26, S36 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
オレンジ G (Orange G)は、C.I.16230[1], Acid Red 10[1] または orange gelbe[2] とも呼ばれる合成アゾ染料である。組織学用の多くの染色液に使われている。通常 2ナトリウム塩で、外観はオレンジ色の結晶か粉末である。
染色 (顕微鏡標本)
[編集]オレンジ G は、ケラチン染色用のパパニコロウ染色[3]に使われる。また、花粉の染色用の Alexander test の主成分でもある。オレンジ G は、トリクローム染色による赤血球の染色に、他の黄色染料とともに使われる。
カラーマーカー (電気泳動)
[編集]オレンジ G は、約 50 塩基対の DNA 分子のサイズで行なわれるアガロースゲル電気泳動、およびポリアクリルアミドゲル電気泳動のプロセスをモニターするためのカラー マーカーとして使用できる。ブロモフェノールブルーとキシレンシアノールも同じ目的で使用できる。(ただし、これらすべての色素の見かけの「サイズ」は、ゲル中のアガロースの濃度と使用するバッファーシステムによって異なるため、色素を使用する前に適切なリファレンスを調べて、ゲルがどの程度移動したかを判断する必要がある)
pH指示薬
[編集]2つのイオン化可能な基を持つにもかかわらず、水溶液中では 2色しか示さず、中性および酸性 pHでは鮮やかなオレンジ色、または pH 9以上では赤色になる。
脚注
[編集]- ^ a b Lillie RD (1974). “The hematoxylin shortage and the availability of synthetic substitutes.”. Am J Med Technol 40 (11): 455–61. PMID 4139897 .
- ^ Carson, Freida L; Hladik, Christa (2009). Histotechnology: A Self-Instructional Text (3 ed.). Hong Kong: American Society for Clinical Pathology Press. p. 362. ISBN 978-0-89189-581-7
- ^ Bancroft, John; Stevens, Alan, eds (1982). The Theory and Practice of Histological Techniques (2nd ed.). Longman Group Limited