オリヴァー・ヴェースピ
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オリヴァー・ヴェスピ(Oliver Waespi, 1971年11月5日 - )はスイスの作曲家。
経歴
[編集]1971年にチューリッヒで生まれる。トロンボーンとギターの演奏から音楽に触れ、作曲を始める。チューリッヒ音楽院で作曲と指揮を学び、ロンドンの王立音楽アカデミーでも学ぶ。ジェラルド・ベネットやアンドレアス・ニック(Andreas Nick)、ピーター・マックスウェル・デイヴィスなどに師事し、シルヴィア・カドゥフ、クラウス・フーバー、アルフレッド・リードのマスタークラスに参加した[1]。
1999年のコルチャーノ国際吹奏楽作曲コンクール第2位、2003年にジョルジェ・エネスク国際作曲コンクール入賞、2013年に「アウディヴィ・メディア・ノクテ」でウィリアム・レヴェリ作曲コンテスト受賞。管弦楽や合唱、室内楽など様々な編成に作品を書いているが、特に吹奏楽やブラスバンドの分野で知られ、世界各国で作品が演奏されている[2]。スイスのベルン芸術大学で教育にもあたる。
主な作品
[編集]吹奏楽
[編集]- Sinfonietta (1997)
- Suite No.1 (1997)
- Triptych (1999)
- Shadowlands - Suite No.2 (1999)
- Skies (2000)
- Symphonic Variations (2004)
- シンフォニエッタ第2番 2nd Sinfonietta (2005)
- Il Cantico (2005)
- フェスティヴ・インプレッション Festive Impressions (trans. 2005)
- ファンファーレとファンク Fanfare and Funk (2006)
- ロマンシュ伝説 Legenda Rumantscha (2006)
- Temples (2007)
- ベルクリヒト Berglicht (2008)
- カレドニア Caledonia (2009)
- カンツォン Canzun (2010)
- ディヴェルティメント Divertimento (2011)
- アウディヴィ・メディア・ノクテ Audivi Media Nocte (trans. 2013)
- アウト・オブ・アース Out of Earth (2015)
- Friendly Takeover (2016)
- Graces of Love (trans. 2019)
ブラスバンド
[編集]- Triptych (1999)
- Passacaglia (2001)
- Land's End (2003)
- Festive Impressions (2005)
- Legenda Rumantscha (trans. 2007)
- Fanfare and Funk (2006)
- Audivi Media Nocte (2011)
- Graces of Love (2013)
- As If a Voice Were in Them (2014)
- The Raid (2015)
- Hypercube (2015)
- Friendly Takeover (trans. 2016)
- Tracing Time - Sinfonietta No.3 (2017)
- La Passiun (2018)
注釈
[編集]- ^ Who is Oliver Waespi? - Paris Brass Band. 2019年6月30日閲覧。
- ^ 2011 European Brass Band Championships - The Composers - 4barsrest. 2019年6月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- Waespi, Oliver - musinfo.ch
- The Wind Music Of Oliver Waespi - Timreynish.com