ホメル (自動車)
業種 | 自動車産業 |
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設立 | 1992年 |
解散 | 2008年 |
本社 | フランス イル=エ=ヴィレーヌ県、ロエアック |
主要人物 | ミシェル・ホメル |
ウェブサイト |
boursinp |
ホメル、オメル(Hommell)は、フランスにかつて存在した自動車メーカーである。
概要
[編集]フランスの自動車雑誌『エシャップマン』(Échappement、『エシャップモン』とも)の創刊者であるミシェル・ホメルは、1990年に『エシャップマン』誌上にて「アルピーヌ・A110の後継車」を読者に問うアンケート調査を実施した。これに対して大きな反響があったことから、ホメルは「現代版A110」ともいうべきオリジナルスポーツカーの開発を決定。1992年のパリサロンで最初のプロトタイプとなる「ベルリネッタ エシャップマン(ベルリネット エシャップモン)」を発表し、1994年にデリバリーを開始した。
デザインはかつてシトロエンに在籍していたエリック・ド・ポー(Erick de Pauw)によるもので、2ドアクーペのボディは繊維強化プラスチック(FRP)製。シャシはアルミニウムパネルで強化されたパイプフレームで、製造はシトロエンのレンヌ工場の試作部門が担当した。エンジンはプジョー・309GTI用の1.9 L 直列4気筒(150馬力)をミッドシップに搭載し、6速MTとの組み合わせで後輪を駆動する。
各部にPSAグループ系車種の部品が多用されており、ホイール・ブレーキはプジョー・605から、サスペンション・ステアリング・ミラーはプジョー・405から、ヘッドライト・フロントガラスはシトロエン・XMから、テールランプはシトロエン・ZXからの流用品を採用。リアアクスルには、プジョー・405Mi16のフロントストラットを前後反転させて組み込んでいる。
1995年、オープントップモデルの「バルケッタ(バルケット)」を追加。
1997年、マイナーチェンジモデルの「ベルリネッタ RS」が登場。前後デザインが手直しされ、エンジンはプジョー・306S16用の2.0 L 直列4気筒(167馬力)に変更された。2000年には出力が195馬力に向上した「ベルリネッタ RS2」が追加設定されている。
2003年に生産終了。総生産台数は242台であった。
運営会社であったAutomobiles Michel Hommellは、2008年1月17日付で登録抹消となっている[1]。
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ベルリネッタ エシャップマン リア
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ベルリネッタ RS
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バルケッタ
参考文献
[編集]- “Insolite. Berlinette Hommell : voulue par les lecteurs d'un magazine !” (フランス語). 2024年1月17日閲覧。
- “Modèle oublié : la Berlinette Hommell, la vraie descendante de l'Alpine” (フランス語). 2024年1月17日閲覧。
脚注
[編集]- ^ “automobiles michel hommell (atelier du manoir)” (フランス語). 2024年1月17日閲覧。
関連項目
[編集]- グランツーリスモ4 - ベルリネッタ RSが収録されている。