オメテオトル
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オメテオトル(Ometeotl)は、アステカ神話の創造神。 別名オメテクトリ(Ometecutli)またはオメシワトル(Omecihuatl)。
その名は「二面性の神」を意味し、 対立する二つ(男と女、光と闇、秩序と混沌、静と動、是と非など)を兼ね備えた完全なる存在。
「身近なるものの神」、「環の中にいる者」、「我らの肉の男神にして女神」など数多くの異名をもち、神の中の神「万物の主」として崇められた。
ケツァルコアトルやテスカトリポカなどの神々を生み出した後、創造をやめ、 世界を創造する役目を自身の子供(神)達に譲った。 そして天の最上部で、神々と世界と人間が移ろいゆく所を、ただ静かに見守り続けているという。
参考文献
[編集]- 山北篤『西洋神名事典』 新紀元社、1999年、ISBN 4883173429、74頁。