オックスフォード伯爵=モーティマー伯爵
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オックスフォード伯爵 Earl of Oxford 兼 モーティマー伯爵 Earl Mortimer | |
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Arms:Or a Bend cotised Sable Crest:A Castle triple-towered Argent out of the middle tower a Demi-Lion issuant Gules Supporters:On either side an Angel proper habited and wings displayed Or
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創設時期 | 1711年5月23日 |
創設者 | アン |
貴族 | グレートブリテン貴族 |
初代 | 初代伯ロバート・ハーレー |
現所有者 | 6代伯アルフレッド・ハーレー |
付随称号 | ハーレー男爵 |
現況 | 廃絶 |
断絶時期 | 1853年1月19日 |
モットー | 善行と信仰によりて ( Virtute et Fide) |
オックスフォード伯爵=モーティマー伯爵(英語: Earl of Oxford and Earl Mortimer)は、かつて存在したイギリスの伯爵位。グレートブリテン貴族。
トーリー党の政治家ロバート・ハーレーが1711年に叙されたのに始まるが、6代後の1853年に廃絶した。
歴史
[編集]トーリー党の庶民院議員ロバート・ハーレー(1661–1724)は、アン女王時代のトーリー政権で中心となって活躍した政治家である。特に1710年8月に彼の工作で初代ゴドルフィン伯爵シドニー・ゴドルフィンが更迭されると政権の首脳的存在となり、1714年7月にハノーヴァー朝への王朝交代の中の論争で辞職するまで政権を担った(そのためハノーヴァー朝成立後のホイッグ政権で弾劾された)[1]。その間の1711年5月23日にはグレートブリテン貴族爵位「オックスフォード伯およびモーティマー伯(Earl of Oxford and Earl Mortimer)」と「ヘレフォード州におけるウィグモアのハーレー男爵(Baron Harley, of Wigmore in the County of Hereford)」に叙せられて貴族院議員に列した[2]。
以降6代140年にわたって同爵位はハーレー家に継承されたが、第6代オックスフォード伯=モーティマー伯アルフレッド・ハーレー(1809–1853)の死去により継承者が絶えて廃絶した[2]。
オックスフォード伯=モーティマー伯 (1711年)
[編集]- 初代オックスフォード伯=モーティマー伯ロバート・ハーレー (1661年 - 1724年)
- 2代オックスフォード伯=モーティマー伯エドワード・ハーレー (1689年 - 1741年)
- 3代オックスフォード伯=モーティマー伯エドワード・ハーレー (1699年 - 1755年)
- 4代オックスフォード伯=モーティマー伯エドワード・ハーレー (1726年 - 1790年)
- 5代オックスフォード伯=モーティマー伯エドワード・ハーレー (1773年 - 1849年)
- 6代オックスフォード伯=モーティマー伯アルフレッド・ハーレー (1809年 - 1853年)
脚注
[編集]- ^ 今井宏(編) 1990, p. 272-280.
- ^ a b Heraldic Media Limited. “Oxford, Earl of, and Mortimer, Earl (GB, 1711 - 1853)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年11月24日閲覧。
参考文献
[編集]- 青山吉信編 編『イギリス史〈1〉先史~中世』山川出版社〈世界歴史大系〉、1991年(平成3年)。ISBN 978-4634460102。