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アロワナ上目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アロワナ上目
アジアアロワナ(Scleropages formosus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 顎口上綱 Gnathostomata
: 硬骨魚綱Osteichthyes
亜綱 : 条鰭亜綱 Actinopterygii
階級なし : 新鰭類 Neopterygii
下綱 : 真骨下綱Teleostei
上目 : アロワナ上目 Osteoglossomorpha
下位分類
本文参照

アロワナ上目[要出典](アロワナじょうもく)もしくはアロワナ団[1](アロワナだん、: Osteoglossomorpha)は、硬骨魚類の分類群の一つ。アロワナ目およびヒオドン目が含まれる。ヒオドン目はかつてアロワナ目に含められていたが、Nelson(2006)により独立の目とされた[2]

概要

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現生のアロワナ上目魚類ジュラ紀後期(約1億4千年前)には地上に出現していたことが化石記録からわかっており、新鰭亜綱の魚類としてはガー目アミア目に次いで古い系統である。

繁殖形態や初期生活史に特徴があり、多くの種類は何らかの子育てを行う。成魚には卵巣が左側にしかなく右側の卵巣は失われており、他の硬骨魚類にはほとんどみられない特徴となっている。ヒオドン属(ヒオドン目)と Pantodon 属(アロワナ目)は例外的に両側の卵巣をもち、子育ても行わない。

分類

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現生のアロワナ上目はヒオドン目(1科1属2種)およびアロワナ目(4科28属218種)の2目を含む。アロワナ目にはかつてアロワナ亜目 Osteoglossoidei、ナギナタナマズ亜目 Notopteroidei の2亜目が下位分類として設置されていた。絶滅したIchthyodectiformes目はかつてこの上目に含まれていたが、基盤的な真骨類とする説が一般的[3]

脚注

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  1. ^ 公益社団法人日本動物学会『動物学の百科事典』丸善出版、2018年9月28日。ISBN 978-4621303092  pp.92-93
  2. ^ Nelson JS (2006). Fishes of the world (4th edn). New York: John Wiley and Sons 
  3. ^ Hilton, Eric J. (2003-01). “Comparative osteology and phylogenetic systematics of fossil and living bony-tongue fishes (Actinopterygii, Teleostei, Osteoglossomorpha)” (英語). Zoological Journal of the Linnean Society 137 (1): 1–100. doi:10.1046/j.1096-3642.2003.00032.x. ISSN 1096-3642. https://academic.oup.com/zoolinnean/article-lookup/doi/10.1046/j.1096-3642.2003.00032.x. 

参考文献

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