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オクセンデン準男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オクセンデン準男爵(オクセンデンじゅんだんしゃく、: Oxenden baronets)は、イングランドの準男爵位。1678年に創設され、1924年に廃絶した。

歴史

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ケント州出身で清教徒革命期から1660年仮議会まで庶民院議員を務めたヘンリー・オクセンデン英語版(1614–1686)は、1660年6月9日に騎士爵に、1678年5月8日に準男爵に叙された[1][2]

その息子にあたる2代準男爵サー・ジェームズ・オクセンデン英語版(1641–1708)は父の存命中の1672年3月22日に騎士爵に叙された後、サンドウィッチ選挙区英語版ケント選挙区英語版から選出されて庶民院議員を務めた[1]

その弟にあたる3代準男爵サー・ヘンリー・オクセンデン英語版(1645–1709)ボンベイ総督英語版を務めた人物で、兄の死後に準男爵位を継承したが、わずか1年後に死去した[1]

その弟の息子にあたる4代準男爵サー・ヘンリー・オクセンデン英語版(1690–1720)は1713年から1720年までサンドウィッチ選挙区の代表として庶民院議員を務めた[3]

その弟にあたる5代準男爵サー・ジョージ・オクセンデン英語版(1694–1775)は兄の死後準男爵位を継承し、サンドウィッチ選挙区の補欠選挙にも勝利して1754年まで庶民院議員を務めた[3]。このほか、下級海軍卿(Lord of the Admiralty)、下級大蔵卿(Lord of the Treasury)を歴任した[3]

その次男にあたるジョージ・オクセンデンは遠戚の第2代準男爵サー・バジル・ディックスウェルの遺言状に基づきブルーム・パーク英語版の地所を継承して、姓をディックスウェルに改めたが、1753年に父に先立って死去すると、その遺言状に基づき父である5代準男爵がブルーム・パークを継承した[3]。5代準男爵は即座にブルーム・パークを長男でのちに6代準男爵となるヘンリー・オクセンデン(1721–1803)に譲った[3]

6代準男爵の曽孫にあたる10代準男爵サー・パーシー・ディックスウェル・ノウェル・オクセンデン(1838–1924)は襲爵以前の1890年にディックスウェルを姓に加えた[4]。10代準男爵は息子バジル・ヘニッジ・ディックスウェル・ディックスウェル=オクセンデン(1874–1919)に先立たれ、1924年に死去すると準男爵位は廃絶した[5]

(ディーンの)オクセンデン準男爵(1678年)

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出典

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  1. ^ a b c Cokayne 1904, p. 99.
  2. ^ Helms, M. W.; Henning, Basil Duke (1983). "OXENDEN, Henry (1614-86), of Deane, Wingham, Kent.". In Henning, B. D. (ed.). The House of Commons 1660-1690 (英語). The History of Parliament Trust. 2024年6月30日閲覧
  3. ^ a b c d e Cokayne 1904, p. 100.
  4. ^ Cokayne 1904, p. 101.
  5. ^ Burke & Burke 1934, p. 1846.

参考文献

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